1か月前が目安?スタッドレスタイヤに履き替えるベストタイミングは?
更新日:2024.09.09
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日本全国、台風被害に見舞われた2018年。そのために夏気分が抜けないままかもしれないが、確実に秋は深まり、冬に近付いている。冬の準備といえば、愛車の足元をスタッドレスタイヤに履き替えるというユーザーも少なくないだろう。では、スタッドレスタイヤに履き替えるベストタイミングというのはあるのか?雪が舞い散るようになってからでは、もう遅いことは明確だが……。
文・山本晋也
文・山本晋也
スタッドレスタイヤの履き替え目安①|雪が降ってからではカーショップは混雑する
雪に備えてスタッドレスタイヤを準備しているというユーザーであっても、いざ履き替えるとなると、ついつい作業が億劫になり後回しにしがちだ。そうしてサマータイヤのまま走っていて、毎年のように急に雪が降ってきては慌てて交換しているという人は少なくないのではないだろうか。
とはいえ、降雪に慌てて交換しようとしても、家に設備のある人ならまだしも、カーショップや整備工場に依頼するというユーザーでは、雪が降ってからではショップが混み合ってしまい、スタッドレスタイヤに替えるだけで一日仕事になってしまう。
待ち時間のストレスもあるし、降雪でもサマータイヤのままなのもストレスだろう。もしスタッドレスタイヤを用意しているなら、混み合う前に交換しておくのが吉だ。
とはいえ、降雪に慌てて交換しようとしても、家に設備のある人ならまだしも、カーショップや整備工場に依頼するというユーザーでは、雪が降ってからではショップが混み合ってしまい、スタッドレスタイヤに替えるだけで一日仕事になってしまう。
待ち時間のストレスもあるし、降雪でもサマータイヤのままなのもストレスだろう。もしスタッドレスタイヤを用意しているなら、混み合う前に交換しておくのが吉だ。
スタッドレスタイヤの履き替え目安②|新品のスタッドレスタイヤは舗装路でのナラシが必要
時間を無駄にしないだけでなく、スタッドレスタイヤの性能を十分に引き出すためにも、じつは早めの交換がオススメだ。といっても、あまりに早く交換してしまってはスタッドレスタイヤを舗装路で減らしてしまうばかりでもったいない。それでも早めに交換したいケースはある。
それは、新品のスタッドレスタイヤを投入するシーズンの話である。スタッドレスタイヤに限った話ではないが、タイヤの新品時には皮むきといって表面の油分などを剝ぎ取りためのナラシが必要だ。そして、こうしたタイヤのナラシ運転はドライの舗装路で行なうのが理想。
その目安は60km/h以下の速度域で200km程度。雪が降って、スタッドレスタイヤの本領を発揮すべきときが来る前にナラシを終わらせることを考え、余裕を持ってスタッドレスタイヤに交換しておくといいだろう。
それは、新品のスタッドレスタイヤを投入するシーズンの話である。スタッドレスタイヤに限った話ではないが、タイヤの新品時には皮むきといって表面の油分などを剝ぎ取りためのナラシが必要だ。そして、こうしたタイヤのナラシ運転はドライの舗装路で行なうのが理想。
その目安は60km/h以下の速度域で200km程度。雪が降って、スタッドレスタイヤの本領を発揮すべきときが来る前にナラシを終わらせることを考え、余裕を持ってスタッドレスタイヤに交換しておくといいだろう。
スタッドレスタイヤの履き替え目安③|地域ごとの初雪データは気象庁のサイトで検索できる
こうして初雪前にスタッドレスタイヤを履いておくのが理想となる。もし200km程度のナラシを行なうとなれば遅くとも2週間前には履き替えておきたい。理想をいえば初雪の1か月前に作業しておくと安心だ。
では初雪のタイミングはどのようにして把握すればいいのか。長く住んでいる地域であれば、それまでの経験から予測できるかもしれないが、そうでなければ検索して調べるしかない。
その際に役立つ検索ワードが『平年値 霜・雪・結氷の初終日』といったものになる。これに調べたい場所の地名を組み合わせれば、気象庁などが提供する過去データからの平年値にたどり着けるだろう。
なお、組み合わせる地名によってはデータがないこともあるが、おおまかな目安にするのであれば県庁所在地など大きめな街の地名を入れておくと見つかりやすい。
では初雪のタイミングはどのようにして把握すればいいのか。長く住んでいる地域であれば、それまでの経験から予測できるかもしれないが、そうでなければ検索して調べるしかない。
その際に役立つ検索ワードが『平年値 霜・雪・結氷の初終日』といったものになる。これに調べたい場所の地名を組み合わせれば、気象庁などが提供する過去データからの平年値にたどり着けるだろう。
なお、組み合わせる地名によってはデータがないこともあるが、おおまかな目安にするのであれば県庁所在地など大きめな街の地名を入れておくと見つかりやすい。
山本晋也
自動車メディア業界に足を踏みいれて四半世紀。いくつかの自動車雑誌で編集長を務めた後フリーランスへ転身。近年は自動車コミュニケータ、自動車コラムニストとして活動している。ジェンダーフリーを意識した切り口で自動車が持つメカニカルな魅力を伝えることを模索中。