【プロに聞いた】人気のタイヤおすすめ9選を徹底比較!ノーマルタイヤ・スタッドレスもご紹介

モノクロの車

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タイヤを選ぶ際のポイントを知りたい方も多いのではないでしょうか。この記事ではおすすめのタイヤと選び方に加え、サマー用とスタッドレスについても紹介しています。おすすめのタイヤと選び方に興味のある方はぜひ読んでみてください。

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
タイヤの3分類とは
1:サマータイヤ(ノーマルタイヤ)
2:スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)
3:オールシーズンタイヤ
【プロ厳選】モータージャーナリスト・鈴木ケンイチおすすめタイヤ
【サマータイヤ】CarMe編集部おすすめ4選
【スタッドレスタイヤ】CarMe編集部おすすめ2選
タイヤを選ぶ際のポイント
1:車の大きさに合うサイズ
2:車種に合うタイヤ
3:耐摩耗性で選ぶ
4:タイヤメーカーで選ぶ
季節に合ったおすすめのタイヤを見つけよう

タイヤの3分類とは

タイヤは、路面が変化する季節を目安にサマー、スタッドレス、オールシーズンに分類されます。

他には、燃費を向上させるエコ(低燃費)タイヤ、パンクしてもある程度走行可能なランフラットタイヤなどです。多くのタイヤはトレッドパターンと呼ばれる溝がありますが、F1では溝のないスリックタイヤを使用します。

タイヤは、安全に走行するために必要な性能と役割を果たすため、季節に応じた選択が重要です。

1:サマータイヤ(ノーマルタイヤ)

サマータイヤは自動車に標準装備されたタイヤを指し、別名ノーマルタイヤとも呼ばれます。

サマータイヤは晴天でも雨天でも長時間使用できるタイヤです。気温が7度以上の状況で安定走行できるように設計されています。しかし気温の低下によりゴムが硬化するため、冬季のぬれた路面では性能が下がってしまうのがデメリットです。

サマータイヤは、ランフラットタイヤ、エコタイヤ、SUV用、スポーツ用など多くの種類があります。

出典:夏タイヤとオールシーズンタイヤ:夏はどちらを使うべき?|日本ミシュランタイヤ株式会社

2:スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)

スタッドレスタイヤとは、スパイクタイヤの鋲(スタッド)がないものを指し、日本では冬タイヤと同じ意味です。

本来の冬タイヤは低温下でも硬化しないゴムを使用し、晴天や雨天など状況が変わっても同じ走行性能を保つように設計されています。

積雪対策はトレッドのデザインと深さ、凍結対策はタイヤと路面の間の水膜除去の工夫などです。しかし、高いグリップ力の保持にはこまめな点検が欠かせません。

3:オールシーズンタイヤ

オールシーズンタイヤとは、サマータイヤとスタッドレスタイヤの両方の性能を備えたタイヤです。

オールシーズンタイヤは、約-10度~30度でドライブを楽しめます。天候に関係なく安定走行でき、多少の積雪にも対応可能です。スタッドレスタイヤと比較して、積雪時や凍結時の制動力が幾分劣ります。

温暖な気候で積雪や凍結が少ない地域では、1年を通じてオールシーズンタイヤだけでも対応可能です。

【プロ厳選】モータージャーナリスト・鈴木ケンイチおすすめタイヤ

ミシュラン(Michelin)

PRIMACY HP 215/45R17

16,800円〜(税込)

スポーティさと乗り心地、ライフがバランス

ミシュランのプレマシー・シリーズは、スポーティさよりも快適さや経済性を重視しているのが特徴です。ミシュランでスポーティといえば、パイロット・シリーズが存在するからです。

とはいえ、プレマシーHPは、そうした快適性と経済性を備えつつも、実は素直なハンドリング特製も備えています。トヨタの先代86や現行のGR86にも採用されているのが、その証拠です。

実際に走った感想でいえば、絶対的なグリップは、本格的なスポーティ・タイヤには劣っていますが、それでも気持ちよくワインディングを走るという使い方であれば、グリップ力は十分。

さらにロングライフ性能は、本格スポーツタイヤを大きく上回ります

モデル名
037320
重量
9.3 kg
タイヤ幅
215mm
偏平率
45
リム経
17インチ
鈴木 ケンイチ
鈴木 ケンイチ
モータージャーナリスト

サーキットでタイムを狙うというわけではなく、公道をメインに気持ちよく走りたいという人には、快適性と耐久性グリップ力がほどよくバランスした、プレマシーHPがおすすめです。

ヨコハマ(YOKOHAMA)

ADVAN NEOVA AD08 205/45R16

24,100円〜(税込)

絶対的なグリップ力と優れたコントロール性

ワインディングだけでなくサーキットでの走行会まで楽しもうというのであれば、ヨコハマのアドバン ネオバAD08Rがおすすめです。

ちょっと古い製品となりますが、長く販売されているだけの評価の高さを得ている製品と言えるでしょう。

その特徴は、グリップ力の高さとコントロールしやすさがバランスしていること。

個人的には、サーキットなどで使ったときに、難しく考えずに、簡単にタイムアップできたという経験がありました。

ちなみに、グリップ力の高さだけでいえば、モータースポーツ向けの、もっと上のレベルの製品も存在します。

だけど、普段使いもするクルマであれば、あまり尖った製品では、乗り心地の悪化や、濡れた路面のグリップ力の低下、ライフの短さなどのデメリットもあります。

そういう意味でも、ネオバAD08Rはバランスが良く、我慢を強いられることが少なくなっています

商品モデル番号
R2527
商品の重量
7 kg
タイヤ幅
205mm
偏平率
45
リム経
16インチ
鈴木 ケンイチ
鈴木 ケンイチ
モータージャーナリスト

また、ネオバAD08Rはタイムアタックだけでなく、普段の街乗りでも、ハンドリングの変化が実感できるのも嬉しいポイントです。

高まったグリップ力によって、わずかな操舵によるクルマの動きも、ハンドルを介してドライバーにフィードバックしてくれるのです。

スポーティなクルマに乗っているのであれば、一度は試してほしいタイヤです。

ブリヂストン(BRIDGESTONE)

BLIZZAK(ブリザック) VRX3 185/60R15 84Q

16,500円〜(税込)

スタッドレスは最新こそが最強

サラサラの雪から、シャーベット状、さらにはカチカチに凍ったアイスバーンまである日本の雪道は、ドライバーにとって、非常に困難で危険な道と言えるでしょう。そうした状況で、強い味方となるのがスタッドレスタイヤです。

しかし、スタッドレスタイヤであっても、絶対に大丈夫と言い切れないのが、日本の雪道の怖さ。

ですから、少しでも高いアイスバーンのグリップ力を持つ製品を装着するのがおすすめです。

そして、スタッドレスタイヤは、新製品が登場するたびに、確実にグリップ力を高めてきました。そういう意味では、最新モデルこそが、最強のスタッドレスタイヤとなります

ブリヂストンのVRX3は、2021年に発売されたばかりの最新モデルです。実際に使ってみると、絶対的なグリップ力が高いというだけでなく、コントロールのしやすさも好印象を持ちました。

ブブブブといった音や振動で、グリップ力の限界を知らせてくれるのです。

万一、雪道でグリップを失ってしまい、交通事故を起こせば、タイヤ代金どころではない大出費となります。

保険という意味でも、スタッドレスタイヤは最も性能の高い最新モデルを選ぶのがおすすめだと思います。

対応車種
セダン、スポーツ、ミニバン、軽、コンパクト、SUV
タイヤ数
1
タイヤ幅
185mm
ホイールサイズ
15インチ
扁平率
60%

【サマータイヤ】CarMe編集部おすすめ4選

サマータイヤは使用する期間が長いため、タイヤサイズを確認し、違いを見極めるポイントの把握が大切です。

タイヤサイズは幅、リム径は内径を指します。扁平率は接地幅を目安にします。扁平率が高くなると燃費と乗り心地が向上し、低くなるとスポーティーな走りが楽しめるでしょう。

タイヤ重量が軽いとスピードや燃費は伸びますが、路面状況を反映するためハンドルを取られやすく乗り心地にも影響します。

ブリヂストン(BRIDGESTONE)

【2本セット】 ブリヂストン(BRIDGESTONE) サマータイヤ NEXTRY 185/65R15 新品2本

13,581円〜(税込)

燃費を向上させ幅広い車種に長期間使用できるサマータイヤ

NEXTRY(ネクストリー)シリーズは、低燃費性能と基本性能のバランスが良い低燃費ベーシックタイヤです。

ブリヂストンの先進技術であるナノプロ・テック™を採用し、さらに部材ごとの重量バランスを最適化することで、転がり抵抗を低減。「ウェット性能」「ドライ性能」「乗り心地」といった基本性能も確保されています。

セダンから軽・コンパクトカーまで豊富なサイズラインアップを揃えています。

メーカー
ブリヂストン(BRIDGESTONE)
ブランド
ブリヂストン(BRIDGESTONE)
商品モデル番号
PSR07330

ダンロップ(DUNLOP)

DUNLOP(ダンロップ) サマータイヤ ENASAVE RV505 215/60R17 96H 1本

13,250円〜(税込)

ミニバンの横風ふらつき対策を強化したサマータイヤ

ENASAVE(エナセーブ)RV505シリーズは、ミニバンの安定走行を応援する低燃費タイヤです。

ミニバンは車高があるため、道路の凹凸や横風、荷物が多い時に想定外のふらつきがあります。サイドウォールの設計とトレッドのデザイン変更による対策を施し、静粛性も向上しました。

転がり抵抗AA、ウェットグリップbc、ロングライフもうれしい性能です。

メーカー
ダンロップ(DUNLOP)
ブランド
ダンロップ(DUNLOP)
商品モデル番号
RV505_215/60R17

横浜タイヤ

ヨコハマ(YOKOHAMA) BluEarth RV-02 195/65R15 91H 低燃費タイヤ 新品1本

¥8,500〜

ミニバンにおすすめの雨に強い低燃費のサマータイヤ

BluEarth(ブルーアース)RV-02シリーズは、RV-1シリーズよりウェットグレードを向上させた製品です。

SUVやミニバンなど重心が高い車両に多いふらつきを、ゴムのブレンドから見直しました。偏摩耗低減による静粛性は車内の会話を弾ませ、大人数の利用が多いミニバンドライブの快適性を高めます。

タイヤ外径
636(mm) / タイヤ総幅:204(mm)
標準リム幅
6(インチ)
適用リム幅
5½-7(インチ)
重量
約8.9(kg)
溝深さ
8(mm)

Toyo Tires

【サマータイヤ4本セット】 トーヨー(Toyo) SD-7 175/65R14 82S

20,663円〜(税込)

耐摩耗性を重視したアクティブポリマーが転がり抵抗の抑制に貢献

SD(エスディー)-7シリーズはワイドトレッド設計と外部からの影響を受けにくい高剛性リブパターンにより、操縦安定性を実現しました。

雨天時の安全を向上させる目的で、原料に工夫を凝らした製品です。静粛性、燃費はスタンダードクラスで、日常利用に適します。

転がり抵抗A、ウェットグリップcの一般的なタイプです。

メーカー
TOYO(トーヨー)
ブランド
Toyo Tires
商品モデル番号
TIR_175651482S_99771_4_PI

【スタッドレスタイヤ】CarMe編集部おすすめ2選

スタッドレスタイヤは、燃費よりも安全に走行するための氷上性能や雪上性能を重視します。

凍結した路面を的確に捉え、雪道で踏ん張れるグリップ力は大切なポイントです。利用年数は3年から4年を目安にします。

ウェット性能も大切ですが、冬の晴天に耐えるドライ性能も忘れずにチェックしましょう。利用する地域の気候や路面状況を製品選びに反映させます。

ブリヂストン(BRIDGESTONE)

ブリヂストン(BRIDGESTONE) スタッドレスタイヤ BLIZZAK VRX2 205/55R16 91Q PXR01242 16インチ

14,300円〜(税込)

多様な冬の道路状況にも優れた性能を発揮するオールラウンドタイプ

BLIZZAK(ブリザック)VRX2は、氷上や雪上で思い通りに曲がり、止まる性能と乾燥した路面での快適走行が長期間持続するタイヤです。

アクティブ発泡ゴム2は、路上の水膜を除去しながら、しっかり接地します。ポリマーでしなやかさを加え、低温でも柔らかで、高いグリップ力を発揮します。

VRXを進化させた静粛性の高い乗用車向けタイヤです。

メーカー
ブリヂストン(BRIDGESTONE)
ブランド
ブリヂストン(BRIDGESTONE)
モデル名
PXR01242
商品モデル番号
PXR01242

アイスガード

YOKOHAMA(ヨコハマタイヤ) スタッドレスタイヤ iceGUARD 6 アイスガード iG60A 235/50R18 97Q R2777

16,500円〜(税込)

氷上のコーナリングとブレーキングに特化したスタッドレスタイヤ

iceGUARD(アイスガード)の左右非対称のトレッドは、イン側が氷上、アウト側は雪上機能を強化させた優れものです。

接地能力を向上させる排水性とエッジ効果は、独自技術により実現しました。ディンプルが支え合う構造は、摩耗が進行しても効果が衰えません。

低温でも硬くなりにくく、約4年間使えるコスパの良さも生み出します。

メーカー
横浜タイヤ
ブランド
横浜タイヤ
モデル名
R2777
梱包サイズ
cm; 11.7 kg
商品モデル番号
R2777
商品の重量
11.7 kg

タイヤを選ぶ際のポイント

タイヤを選ぶ際、自分の求める機能や性能を確認してから製品を探します。

現在のタイヤの走行性能や静粛性、乗り心地や燃費に満足している時は、同じサイズやメーカー、シリーズが無難です。今の性能や機能に満足できない場合は、求める性能に強みのある製品を検討対象に加えます。

見た目やスポーティーな走りを求める場合は、インチアップなどサイズ変更もカーライフに楽しみを加える要素です。

1:車の大きさに合うサイズ

自動車を購入した際に標準装着されているタイヤが車の大きさに最適なもののため、そのサイズを確認します。

タイヤ側面に記載されたメーカーやブランド名の後から順に、タイヤサイズ/扁平率・ラジアル構造・リム径などです。異なるメーカーやブランドでも同じサイズなら適合します。

タイヤメーカーや販売店のサイトから、車種に適合したタイヤサイズの確認も可能です。異なるサイズに変更したい場合は参考にしましょう。

2:車種に合うタイヤ

タイヤは車種の特徴に合わせた製品も多く、SUVやミニバン専用、スポーツタイヤなどがあります。

タイヤは乗用車を基本に設計し、車高や重心が高いミニバンは横ブレ性能を向上させた製品が適しています。悪路走行を楽しみたい方はSUV専用、スポーティーな走りを求める方はスポーツタイヤなどがおすすめです。

上質な乗り心地を追求したい方は、振動を抑え、静粛性の高いコンフォートタイプを選択しましょう。

3:耐摩耗性で選ぶ

タイヤの耐摩耗性をポイントにすると、小回りが多い街乗り利用を長期化できます。

耐摩耗性は、摩耗により安全な走行に支障をきたさないようにする性能です。摩耗の抑制に適した材質の他、接地圧力の均等化による偏摩耗の低減などが施されたタイヤを指します。

メーカーによっては長持ち性能と表示することもあり、サマータイヤ、スタッドレスタイヤのどちらにも適用可能なポイントです。

4:タイヤメーカーで選ぶ

多くの製品と同様、タイヤも信頼できるメーカーを選ぶ方法も使えます。

国内メーカーは、日本の気候風土と求められるパフォーマンスを理解しているため、安心して購入可能です。ミシュランやピレリは世界各国での販売実績とモータースポーツ参戦による高い技術力が還元され、車の性能を引き出すタイヤに出会えます。

走行中の安全確保のため、多少価格が高くなっても実績のあるメーカーから選びましょう。

季節に合ったおすすめのタイヤを見つけよう

自動車タイヤは、春から秋向けのサマータイヤと冬用のスタッドレスタイヤがあり、季節に適したタイヤを装着します。

コーナリングの操縦安定性、ドライバーの思い通りの操作性、横ブレ対策、静粛性、氷上や雪上での制動機能など、タイヤに求める機能を明確化して目指すタイヤを選びます。

タイヤの特徴を把握して、おすすめのタイヤを見つけましょう。

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