いまだに現金払い?ETC払いだと7割以上も安くなるときがあるって本当?
更新日:2024.09.09
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ETC(エレクトリック・トール・コレクション・システム)の試験サービスがスタートしてから、今年で20年。現在では、高速道路を利用する9割以上の車両がETCを使用しているといいます。2010年頃のお得感は薄れてしまいましたが、それでも、現金やクレジットカード払いに比べたら断然お得。そんなETCの歴史を振り返りつつ、現在展開している割引情報について紹介します。
本格スタートは2001年11月
日本におけるETCは、1997年から小田原厚木道路小田原料金所で、一部の業務用車両限定に試験的にサービスを開始したのが実用化の第一歩でした。
本格的なサービス開始は、2001年11月30日。翌月の利用率は、わずか0.9%でした。その後、割引サービスの充実や、停車して料金を支払う手間が省けるなど「オトクで便利」が浸透。車載器の値引きキャンペーンなども功を奏し、2009年には利用率80%を突破、2016年末には90%を超えています。
最新のデータによれば、首都高速における利用率は、普通車で95%超、大型車においては99%超という数字になっています。
本格的なサービス開始は、2001年11月30日。翌月の利用率は、わずか0.9%でした。その後、割引サービスの充実や、停車して料金を支払う手間が省けるなど「オトクで便利」が浸透。車載器の値引きキャンペーンなども功を奏し、2009年には利用率80%を突破、2016年末には90%を超えています。
最新のデータによれば、首都高速における利用率は、普通車で95%超、大型車においては99%超という数字になっています。
レンタカーや友人の車、代車であっても車載器さえあれば利用可能
最近では、レンタカーやカーシェアリングの車であっても、カーナビ同様にETCが標準装備されることが増えています。
大手のレンタカー会社では、ほぼ100%車載器が搭載されているので、ETCカードさえ持っていけば、自分の車と変わりなく利用できます。ただし、有料道路の入口と出口では同じETCカードを使うことが必須です。
このETCカードは1人で複数枚持つのもOK。その際には、年会費永遠無料などのカードを選ぶと良いでしょう。
大手のレンタカー会社では、ほぼ100%車載器が搭載されているので、ETCカードさえ持っていけば、自分の車と変わりなく利用できます。ただし、有料道路の入口と出口では同じETCカードを使うことが必須です。
このETCカードは1人で複数枚持つのもOK。その際には、年会費永遠無料などのカードを選ぶと良いでしょう。
現在実施中の主な割引制度
以前ほどではありませんが、2017年3月現在でもETC利用者を対象としたさまざまな割引制度が展開されています。主なものをあげてみましょう。
☆平日朝夕割引(後日還元型・ETCマイレージサービスへの事前登録が必要)
1ヶ月(1日から末日まで)のETC利用回数に応じて、料金が還元されるサービスです。
割引対象車種:すべての車種
割引対象日時:平日(祝日を除く) 朝6~9時、夕17~20時
割引対象道路:NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する地方部の高速道路(東京・大阪近郊は対象外)および宮城県道路公社の仙台松島道路
※東京大阪近郊の区間は、割引の対象外になります。
1ヶ月の割引対象となる利用回数と還元率:
5回~9回まで 通行料金のうち最大100km相当分を約30%分還元
10回以上 通行料金のうち最大100km相当分を約50%分還元
☆休日割引(軽自動車等・普通車・地方部限定)
土日祝日に普通車および軽自動車のETC利用車に適用されるサービスです。
割引対象車種:普通車・軽自動車等(二輪車)限定
割引対象日:土曜日・日曜日・祝日(終日)と、毎年1月2日、3日
割引対象道路:NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する地方部の高速道路(東京・大阪近郊は対象外)および宮城県道路公社の仙台松島道路
割引率:30%
☆深夜割引
深夜時間帯を走行するすべてのETC利用車に適用されます。
割引対象車種:すべての車種
割引対象日時:毎日0~4時
割引対象道路:NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する全国の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路
※ 京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は割引の対象外です。
割引率:30%割引
☆アクアライン割引
東京湾アクアラインは、首都圏においてETC割引のもっとも大きな恩恵が得られる道路といえるでしょう。車種、時間帯、曜日に関わらず、ETC利用車は以下の割引を受けられます。
通常料金 ETC車割引料金
軽自動車 2,470円 640円
普通車 3,090円 800円
中型車 3,700円 960円
大型車 5,090円 1,320円
特大車 8,490円 2,200円
※ETC時間帯割引(休日割引・深夜割引など)や障害者割引とは重複して適用されません。もっとも割引額が大きくなる本割引が優先して適用されます。
☆その他
首都高速:都心流入割引、都心流入・湾岸線誘導割引、環境ロードプライシング割引
名古屋高速道路:ETC迂回乗り継ぎ
阪神高速道路:NEXCO・本四高速との乗り継ぎ割引、西線内々利用割引、池田線端末区間割引、西大阪線端末区間割引、東大阪線端末区間割引、京都線時間帯割引、環境ロードプライシング割引
福岡・北九州高速道路:福岡高速ETC特定区間割引、北九州ETC乗り継ぎサービス
など
各種の恩恵があるETCですが、現金払いの人も少なからず存在します。ETCカードはクレジットカードがベースなので、さまざまな事情でクレジットカードが作れない場合は、ETCカードも作ることができず、現金払いとなります。
ETCカードが作れる人はぜひ活用していきましょう。
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☆平日朝夕割引(後日還元型・ETCマイレージサービスへの事前登録が必要)
1ヶ月(1日から末日まで)のETC利用回数に応じて、料金が還元されるサービスです。
割引対象車種:すべての車種
割引対象日時:平日(祝日を除く) 朝6~9時、夕17~20時
割引対象道路:NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する地方部の高速道路(東京・大阪近郊は対象外)および宮城県道路公社の仙台松島道路
※東京大阪近郊の区間は、割引の対象外になります。
1ヶ月の割引対象となる利用回数と還元率:
5回~9回まで 通行料金のうち最大100km相当分を約30%分還元
10回以上 通行料金のうち最大100km相当分を約50%分還元
☆休日割引(軽自動車等・普通車・地方部限定)
土日祝日に普通車および軽自動車のETC利用車に適用されるサービスです。
割引対象車種:普通車・軽自動車等(二輪車)限定
割引対象日:土曜日・日曜日・祝日(終日)と、毎年1月2日、3日
割引対象道路:NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する地方部の高速道路(東京・大阪近郊は対象外)および宮城県道路公社の仙台松島道路
割引率:30%
☆深夜割引
深夜時間帯を走行するすべてのETC利用車に適用されます。
割引対象車種:すべての車種
割引対象日時:毎日0~4時
割引対象道路:NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する全国の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路
※ 京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は割引の対象外です。
割引率:30%割引
☆アクアライン割引
東京湾アクアラインは、首都圏においてETC割引のもっとも大きな恩恵が得られる道路といえるでしょう。車種、時間帯、曜日に関わらず、ETC利用車は以下の割引を受けられます。
通常料金 ETC車割引料金
軽自動車 2,470円 640円
普通車 3,090円 800円
中型車 3,700円 960円
大型車 5,090円 1,320円
特大車 8,490円 2,200円
※ETC時間帯割引(休日割引・深夜割引など)や障害者割引とは重複して適用されません。もっとも割引額が大きくなる本割引が優先して適用されます。
☆その他
首都高速:都心流入割引、都心流入・湾岸線誘導割引、環境ロードプライシング割引
名古屋高速道路:ETC迂回乗り継ぎ
阪神高速道路:NEXCO・本四高速との乗り継ぎ割引、西線内々利用割引、池田線端末区間割引、西大阪線端末区間割引、東大阪線端末区間割引、京都線時間帯割引、環境ロードプライシング割引
福岡・北九州高速道路:福岡高速ETC特定区間割引、北九州ETC乗り継ぎサービス
など
各種の恩恵があるETCですが、現金払いの人も少なからず存在します。ETCカードはクレジットカードがベースなので、さまざまな事情でクレジットカードが作れない場合は、ETCカードも作ることができず、現金払いとなります。
ETCカードが作れる人はぜひ活用していきましょう。
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