懐かしい…高速道路の思い出「キンコン音」

高速道路を走っていると聞こえてくる音…何だかわかりますか?

あなたは車の中でキンコン キンコン…と鳴り響く音を聞いたことがありますか?
30~40代の方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
この音に子供のころの思い出がよみがえるという方もいるようです。
今では全く聞かなくなってしまいましたが、どうして昔はキンコンと鳴る車があったのでしょうか?

キンコンという音の正体は!

実はこれ、1980年代まではすべての国産車に取り付けられていたある装備から出ている音なんです。この装備は「速度警告音」といい、普通乗用車では時速100キロメートル、軽自動車では時速80キロメートルを超えたときに警告音が鳴り響くようになっているもの。

警告音はチャイム式とブザー式があり、ほとんどの車はチャイム式です。
チャイム式は鉄琴と同じ構造でできていて、これがキンコンキンコンというあの音を作っていたんです!
ちなみに貨物車や商用車に取り付けられていたブザー式はキンコンではなく「ブー」と鳴るそうです。

今では全く聞かなくなりました

かつてはすべての車に取り付けられていたこの装置もいつのまにか姿を消し、あのキンコンという音は聞かなくなりました…
速度警告装置は法令で全ての国産車に設置が義務付けられていたのですが、1986年にはその法令が撤廃。法令が撤廃された後もオプションとして装置を付ける車もありましたが、2000年代後半になるとオプションで付ける車すらなくなってしまいました。

法令撤廃の背景には外車の輸入が増加したことがあります。この装置は日本独自のものなので、外国メーカーから撤廃するように圧力がかかっていたようですね。また、警告音が単調すぎてむしろ眠くなってしまうから…なんて理由もあるようです。

「藤原とうふ店」でおなじみトヨタの86も

1995年から2013年まで連載された自動車漫画「頭文字D(イニシャルD)」でもこのキンコン音が登場します。主人公の藤原拓海の愛車であるトヨタ「AE86」は1983年に発売されたスポーツカーです。80年代に生産されているので、もちろんこの車にも速度制限装置は設置されています。当時のことは知らなくても、この漫画を読んでキンコン音の存在を知った方もいるかもしれません。


最近ではなんとこのキンコン音を再現できるスマートフォンアプリもあるようです!あの頃の思い出が蘇ってきそうですね!

実際のキンコン音はこんな感じです。この動画はフェアレディZの速度警告音です。確かにこれでは眠くなってしまいますね…(笑)

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