日産セレナのインテリアは上質感とモダンさに利便性をミックス!【プロ徹底解説】

日産セレナ

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日産の人気モデルであるセレナが2022年11月28日にフルモデルチェンジを行いました。新型となったセレナのインテリア・デザインは、どのようになっているのでしょうか。その狙いや特徴などを解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
先進性で上質感にあふれた広々とした空間
先進感あふれるインストルメントパネル
モダンさを演出するメーターとセンターディスプレイ
シートに施された工夫の数々
車酔いを防止するための工夫

先進性で上質感にあふれた広々とした空間

新型セレナのインテリア・デザインの狙いは「先進的で上質な広々とした空間」です。ただし、その中にも高い機能性を取り入れることで、家族での使いやすさを実現しています。

前席でいえばインストルメントパネルは非常にシンプルな造形となっており、すっきりとした広々とした空間が演出されています。また、ドアトリムからインストルメントパネルまで、Wステッチが連続してつながっていることで、高級感と広々感を生み出しています。
また、運転席周りは視界を遮る凹凸が少なくなっており、良好な視界による運転のしやすさに貢献します。Aピラーの後ろの三角形のオペラガラスがあることで、斜め前方も見やすくなっています。

先進感あふれるインストルメントパネル

エアコンのスイッチが配置されるインストルメントパネルは、平滑にデザインされており、モダンさを演出します。その中には、日産車では初となるスイッチタイプの電制シフトが配置されています。これも新型セレナの先進性のひとつと言えるでしょう。

モダンさを演出するメーターとセンターディスプレイ

運転席の前のメーターには、モニターのようなスクエアなカラーディスプレイが設置されています。Nissan Connectedナビゲーション装着車は12.3インチ、非装着車は7インチサイズとなります。また、メーター用のカラーディスプレイとナビゲーション用のセンターディスプレイは、一体感のあるデザインとなっており、新型セレナのモダン感を演出する一助となっています。

シートに施された工夫の数々

新型セレナはファミリーカーということで、2列目、3列目に座る人のためにシートのデザインや素材にも工夫があります。シートの座面の素材は、表面の凹凸を減らすことで、お菓子などをこぼしたときに掃除しやすいようになっています。また、シートの背面に合皮素材を使うことで、後席に乗った人の足跡がついても、汚れを拭き取りやすいようになっています。
全グレードのシート着座面とステアリングには、抗菌処理が施されています。また、一部グレードには、シートに防塵・防汚、撥水加工を施した撥水シートが用意されています。

車酔いを防止するための工夫

新型セレナは乗員が車酔いすることを防止する工夫が数多く採用されています。インテリア関係で挙げれば、「室内空間の新車臭を低減」、「嫌なにおいを消臭する脱臭フィルター(ディーラーオプション)」、「腹部への圧迫を低減するシートベルトバックル」、「前滑りを低減するシートクッション」、「映像と共に外の景色も見せて、視界を固定させない後席専用モニター(ディーラーオプション)」、「頭部の揺れを抑えるフロントシート」などが用意されています。
さらに、座席のヘッドレストは、後ろの席に座った人の視界を遮りにくいようにデザインされています。サイドウインドウが前に行くほど低くなっているのも、後席に座った人の広い視界を得やすくするための工夫です。後席に座る人の視界が広いことは、車酔い防止に役立ちます。
新型セレナのインテリア・デザインは、上質さとモダン感、そして広々感をベースに、使いやすさを加えたものとなっていました。また、ファミリーでの利用が多いということで、車酔い防止にも力を入れているのも特徴です。使う人のことを良く考えているインテリアと言えるのではないでしょうか。
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