並行輸入車のパーツ交換や車検は、どこに行けばいいの?

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輸入車には魅力的な車種が数多くありますが、気になったモデルをメーカーのホームページで調べてみると、国内販売を行っていないということは珍しくなく、日本メーカーであっても、海外専用車種ということがあります。ディーラー経由では購入できない、でもどうしても欲しい…そんな時に浮かび上がってくるのが並行輸入車という存在です。しかし、並行輸入車の場合、保証や車検はどうなるのでしょうか?
Chapter
並行輸入とは?
車検はどうすればいいの?
並行輸入車の車検はどこで受ける?

並行輸入とは?

並行輸入とは、正規輸入とは別のルートで商品を輸入することを言います。

以前は、正規輸入のディーラーを通すよりも並行輸入車の方が価格が安いということから、並行輸入が盛んに行われていた時代もありました。

しかし、アフターケアや保証といった面を考えると、正規で購入した方が、何かと安心であることは言うまでもありません。また、正規輸入の多くが、国内販売価格を世界標準に近付けたことで、並行輸入によるメリットも薄れてしまいました。

そういった理由から現在は、並行輸入は珍しくなっています。

とはいえ、国内販売されていない車種など希少なモデルや、同じモデルでも、国内では販売されていないグレード、カラー、スペックなど、強いこだわりがある方や個性を追求する方には、まだまだ並行輸入は魅力的な購入方法です。

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車検はどうすればいいの?

仮に並行輸入で車を購入した場合、日本の公道を走らせるためには、車検を取らなければなりません。

輸入車であっても正規輸入の車両は、日本の法規に合致した仕様として輸入されているので、ある程度は容易に車検を通すことができます。しかし、並行輸入の場合は、そう簡単にはいきません。

まず車検の前に、車両の検査&登録にはガス検(自動車排出ガス試験)と、アメリカ車(2010年4月以降)には加速走行騒音試験をパスしなければなりません。これら試験は、個人で取得することは困難なので、専門の業者にお願いすることになります。

さらに事前審査を受けるための書類を作成。ここまで不備が無ければ、ようやく車両検査を受けることができるようになり、検査をパスすれば、晴れて登録となります。ちなみに並行輸入車で「予備検渡し価格」とある場合は、通常のこの検査をパスするまでの価格のことを言います。

また、すでに国内にある車両の場合、気をつけたいのはヘッドライトです。光軸と光量のチェックは必須で、その他、ウィンカーやブレーキランプなどの灯火類の球切れも見落としがちです。

あとは車検証などの書類関係。自動車検査票や継続検査申請書など、書類の手続きも非常に手間がかかります。代行してくれる業者があれば、多少高くても依頼してしまった方が、不備もなく簡単です。

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