日本の逆輸入・並行輸入車をご紹介|ディーラーで買えない車!
更新日:2024.09.09
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国内自動車メーカーは、日本国内向けの車種をラインナップしているほかに、欧米やアジア市場向けの専用車種も展開しています。その多くは日本では正規販売されていません。今回は、日本では買えない日本車をご紹介しましょう。
①トヨタ タンドラ
タンドラは、トヨタが北米で生産しているフルサイズのピックアップトラックです。
2000年に登場した初代は、日本でも販売されていたハイラックスをひと回り大きくしたボディであったため、北米では小さすぎて販売成績もイマイチでした。
そこで2007年に登場した2代目では、ボディと排気量を大幅に拡大。アメリカのフルサイズピックアップ市場に、見事に入り込むことに成功しました。
ボディは、レギュラーキャブ(前2席のみ)とダブルキャブ(前2席+後2席、小型のリアドア付き)、さらにクルーマックス(通常の4ドアダブルキャブ)の3種類。
エンジンは、4.0L V型6気筒の1GR-FE型、4.7L V型8気筒の2UZ-FE型(後に4600ccの1UR-FE型へ変更)、V型8気筒5700ccの3UR-FE型の3種類が設定されました。
製造は、建設されたばかりのテキサス工場で行われ、リアウインドウには「BORN IN TEXAS, MADE BY TEXANS」(テキサスで生まれ、テキサス人が製造した)と書かれたステッカーが貼られています。
2014年モデルではフロントグリルやフェンダーが強調され、より強いデザインに変更。さらに最上級グレードの1794エディションが設定されました。これは、シートヒーター、シートクーラー、電動調節機構を備えた本革張りシート、木目調パネル、電動サンルーフ、JBLサウンドシステムなどを装備する豪華仕様です。
タンドラは日本でも並行輸入車が販売されているため、街中で見かけることもあります。トヨタ車らしからぬ巨大な体躯に愛好家も多くいます。
2000年に登場した初代は、日本でも販売されていたハイラックスをひと回り大きくしたボディであったため、北米では小さすぎて販売成績もイマイチでした。
そこで2007年に登場した2代目では、ボディと排気量を大幅に拡大。アメリカのフルサイズピックアップ市場に、見事に入り込むことに成功しました。
ボディは、レギュラーキャブ(前2席のみ)とダブルキャブ(前2席+後2席、小型のリアドア付き)、さらにクルーマックス(通常の4ドアダブルキャブ)の3種類。
エンジンは、4.0L V型6気筒の1GR-FE型、4.7L V型8気筒の2UZ-FE型(後に4600ccの1UR-FE型へ変更)、V型8気筒5700ccの3UR-FE型の3種類が設定されました。
製造は、建設されたばかりのテキサス工場で行われ、リアウインドウには「BORN IN TEXAS, MADE BY TEXANS」(テキサスで生まれ、テキサス人が製造した)と書かれたステッカーが貼られています。
2014年モデルではフロントグリルやフェンダーが強調され、より強いデザインに変更。さらに最上級グレードの1794エディションが設定されました。これは、シートヒーター、シートクーラー、電動調節機構を備えた本革張りシート、木目調パネル、電動サンルーフ、JBLサウンドシステムなどを装備する豪華仕様です。
タンドラは日本でも並行輸入車が販売されているため、街中で見かけることもあります。トヨタ車らしからぬ巨大な体躯に愛好家も多くいます。
②日産 インフィニティQX80
インフィニティは、日産が海外で展開している高級車ブランドです。トヨタのレクサスと同じ位置付けで、すでに欧米やアジアでブランド展開をしていますが、日本市場への参入は未定です。
そしてQX80は、インフィニティの最高級SUV。1996年に発売された初代のQX4は、日本で発売されたテラノ レグラスをベースにしていましたが、2004年発売の2代目はQX56と名称を変え、北米や中東向けに大幅に拡大されました。
現在発売されているのは3代目で、当初はQX56の名称でしたが、2014年にQX80に名称変更されました。日産ブランドで発売されているSUV、パトロール(かつて日本でサファリの名称で発売されたクルマの現行型)と主要部品を共用しながら、押し出しの強いフロントグリルで存在感を強めています。
ボディサイズは、全長5,294mm×全幅2,030mm×全高1,920mm、ホイールベース3,076mmとアメリカンフルサイズです。
エンジンは、5.6L V型8気筒のVK56VD型、なんと400psを発揮します。
2代目はアメリカのミシシッピ州で製造されていましたが、3代目は日本に移され、日産車体九州株式会社が担っています。
日本での販売はありませんが、街中でたまに見かけます。これらは並行輸入業者が日本から輸出されたQX80を現地で調達し、日本に戻して販売しています。
そしてQX80は、インフィニティの最高級SUV。1996年に発売された初代のQX4は、日本で発売されたテラノ レグラスをベースにしていましたが、2004年発売の2代目はQX56と名称を変え、北米や中東向けに大幅に拡大されました。
現在発売されているのは3代目で、当初はQX56の名称でしたが、2014年にQX80に名称変更されました。日産ブランドで発売されているSUV、パトロール(かつて日本でサファリの名称で発売されたクルマの現行型)と主要部品を共用しながら、押し出しの強いフロントグリルで存在感を強めています。
ボディサイズは、全長5,294mm×全幅2,030mm×全高1,920mm、ホイールベース3,076mmとアメリカンフルサイズです。
エンジンは、5.6L V型8気筒のVK56VD型、なんと400psを発揮します。
2代目はアメリカのミシシッピ州で製造されていましたが、3代目は日本に移され、日産車体九州株式会社が担っています。
日本での販売はありませんが、街中でたまに見かけます。これらは並行輸入業者が日本から輸出されたQX80を現地で調達し、日本に戻して販売しています。
③ホンダ オデッセイ
オデッセイといえばホンダのミニバンですが、北米では同じ名前で違うクルマが販売されています。
じつはホンダにとって、国ごとに設計を変更するのはよくあることで、たとえばアコードでは日本向け、北米向け、欧州向けと3種類のボディを用意したこともありました。
そもそもオデッセイは、ホンダ初のミニバンとして1994年に発売され、大ヒットしました。1999年に2代目にフルモデルチェンジ、その際に北米向けには現地の嗜好に合わせた大型の専用ボディが用意されました。この北米向けオデッセイは、日本にもラグレイトの名前で輸入されました。
現在は2010年にモデルチェンジした4代目が販売されています。生産はアメリカのアラバマ工場で行われています。
じつはホンダにとって、国ごとに設計を変更するのはよくあることで、たとえばアコードでは日本向け、北米向け、欧州向けと3種類のボディを用意したこともありました。
そもそもオデッセイは、ホンダ初のミニバンとして1994年に発売され、大ヒットしました。1999年に2代目にフルモデルチェンジ、その際に北米向けには現地の嗜好に合わせた大型の専用ボディが用意されました。この北米向けオデッセイは、日本にもラグレイトの名前で輸入されました。
現在は2010年にモデルチェンジした4代目が販売されています。生産はアメリカのアラバマ工場で行われています。
④スズキ エルティガ
スズキは、欧米はもちろんですが、アジア市場にも早くから進出していました。特に世界がインド市場を注目するようになった近年、すでに確固たる市場を築いているスズキは、世界の自動車メーカーから一目置かれるようになりました。
アジア市場では日本と同じ車種も販売されていますが、アジア地域専用のクルマもあります。ここで紹介するエルティガもそのひとつです。コンパクトカー、スイフトの小型ミニバンバージョンです。
インドは家族の人数が多いため、コンパクトなミニバンの人気があります。そこで、スイフトのプラットフォームをベースに、ホイールベースを310mm延長して7人乗りとしました。
2012年からインドとインドネシアで現地生産され、インドネシアではマツダへOEM供給され、マツダVX-1の車名で販売されています。
現在、インド、インドネシア、ミャンマーで現地生産されているエルティガのエンジンは、1.4Lガソリンエンジンと1.3Lディーゼルエンジンの2種類。トランスミッションは5MTのみです。
走行性能の評判のいいスイフトがベースなので、日本で発売すれば、トヨタ シエンタのライバルとしてヒットするかも!?
アジア市場では日本と同じ車種も販売されていますが、アジア地域専用のクルマもあります。ここで紹介するエルティガもそのひとつです。コンパクトカー、スイフトの小型ミニバンバージョンです。
インドは家族の人数が多いため、コンパクトなミニバンの人気があります。そこで、スイフトのプラットフォームをベースに、ホイールベースを310mm延長して7人乗りとしました。
2012年からインドとインドネシアで現地生産され、インドネシアではマツダへOEM供給され、マツダVX-1の車名で販売されています。
現在、インド、インドネシア、ミャンマーで現地生産されているエルティガのエンジンは、1.4Lガソリンエンジンと1.3Lディーゼルエンジンの2種類。トランスミッションは5MTのみです。
走行性能の評判のいいスイフトがベースなので、日本で発売すれば、トヨタ シエンタのライバルとしてヒットするかも!?
⑤三菱 アトラージュ
アトラージュは、三菱がタイで生産している小型セダンです。日本でも販売されていたミラージュがベース。兄弟車ということになります。
エンジンは、ミラージュの上級モデルと同じ直列3気筒1.2L、トランスミッションは5速MTとCVT。ミラージュのプラットフォームをベースに、ホイールベースが100mm、全長が535mmほど延長して作られています。
2013年から、タイをはじめとするアジアの国々で発売され、多くはアトラージュの名称ですが、フィリピンではミラージュG4、オーストラリアではミラージュセダンの車名となっています。
ギャランフォルティスの製造が終了して以来、日本身性向けの自社製セダンがなくなってしまった三菱。アトラージュがミラージュセダンとして入ってきてもいいかもしれませんね。
ちなみに、アジア市場は日本の各メーカーが力を入れています。そして、日本市場との関係も近くなってきています。
たとえば日産ラティオはタイ製ですし、スズキのコンパクトカー、バレーノは開発こそ日本ですが、生産をインドの工場で行っています。さらにホンダ グレイスはアジア向けのセダン、シティがベースで、製造は日本国内です。
日本は小型セダンが売れにくくなっているので、メーカーは工夫を凝らしているのですね。
エンジンは、ミラージュの上級モデルと同じ直列3気筒1.2L、トランスミッションは5速MTとCVT。ミラージュのプラットフォームをベースに、ホイールベースが100mm、全長が535mmほど延長して作られています。
2013年から、タイをはじめとするアジアの国々で発売され、多くはアトラージュの名称ですが、フィリピンではミラージュG4、オーストラリアではミラージュセダンの車名となっています。
ギャランフォルティスの製造が終了して以来、日本身性向けの自社製セダンがなくなってしまった三菱。アトラージュがミラージュセダンとして入ってきてもいいかもしれませんね。
ちなみに、アジア市場は日本の各メーカーが力を入れています。そして、日本市場との関係も近くなってきています。
たとえば日産ラティオはタイ製ですし、スズキのコンパクトカー、バレーノは開発こそ日本ですが、生産をインドの工場で行っています。さらにホンダ グレイスはアジア向けのセダン、シティがベースで、製造は日本国内です。
日本は小型セダンが売れにくくなっているので、メーカーは工夫を凝らしているのですね。