知らずに走ったら危険！都内にあるチンさむロード10選

※画像はイメージです。

チンさむロードとは、路面のちょっとした段差や凹み、急勾配などを通過する際、車がジャンプするポイントのある道のことを言います。

名前の由来はジャンプから着地の間、一瞬ジェットコースターのように無重力状態となり、股間がふわっと浮かびあがるからなのだとか。テレビの人気バラエティ番組でチンさむロードを走行するコーナーがあり、一時期話題になりましたよね。

しかし、車内で無重力を体感できるということは、路面を掴んでいるタイヤも同様の現象を起こしています。つまり、一瞬でもふわっとすれば、そのときのタイヤはグリップを失っているのです。そこに外的要因が入れば、車は簡単にコントロールを失い、最悪の場合は事故になります。

安っぽいスリルを味わうために、チンさむロードを走行するのは、なにかあったときの代償が大きすぎます。走行する際には、くれぐれも注意して、法定速度以下で通過しましょう。

では、そんなチンさむロードは実際にどこにあるのでしょうか？今回は東京都内に限定してご紹介します。

東京都板橋区前野町3丁目に存在するチンさむロード。場所は、老人保険施設の交差点を北方向に曲がった下り坂です。制限速度30km/hの側道に下りる際、数メートルだけ急勾配になっています。

東京都文京区大塚1丁目に存在するチンさむロード。場所は跡見学園女子大学脇の道路です。

春日通りの大塚1丁目交差点から、都道435号をつなぐ道路の跡見学園前交差点を南に向かうと表れます。手前には『路面凸凹注意』の黄色い標識があり、40㎞/h程度でもかなりのアップダウンを感じます。

東京都港区麻布十番に存在するチンさむロード。

場所は六本木ヒルズ下の都道319号線(環状3号線)を麻布十番方面に向かった途中の鳥居坂交差点を、麻布十番商店街に向かった一方通行。外苑東通りの六本木5丁目交差点から坂道を下り、鳥居坂交差点を青信号で通過するとよりチンさむです。

今回紹介したなかでも特に速度遵守が必要な危険なチンさむロードとして有名です。

東京都品川区旗の台6丁目に存在するチンさむロードは、中原街道が東急大井町線の線路をくぐり抜けた最初の交差点を右折した一方通行です。

住宅街のため細く、地形はなだらかな上り坂です。この一方通行を目黒線洗足駅方面に向かうと、凸凹や路面のうねりなど、多くのチンさむポイントが待ち構えています。

東京都世田谷区岡本3丁目に存在するチンさむロード。場所は首都高方向を背にして岡本3丁目交差点を通過した次のとまれの標識のある交差点の先にある坂道で、それまで平坦だった道が、突然急勾配の下り坂になる道路です。

住宅街ということもあるので、走行の際は法定速度を厳守して、くれぐれも慎重に通過しましょう。

東京都北区豊島5丁目に存在するチンさむロード。場所は、豊島5丁目団地の外周路。推定20°の勾配があります。

東京都足立区小台1丁目付近に存在するチンさむロード。場所は、尾竹橋通りから尾久橋通りに向かう荒川土手の道路の途中。側道に下りていく場所です。

東京都新宿区住吉町8丁目付近に存在するチンさむロード。場所は、早稲田方向から外苑東通りを南下、警視庁第4方面本部の先にある合羽坂交差点を右折すると急勾配の下り坂です。

交通量も多いので、法定速度以下で慎重に運転したいポイントです。

東京都港区赤坂6丁目付近に存在するチンさむロード。場所は赤坂氷川神社と赤坂氷川公園を結ぶ一方通行の下り坂、転坂です。坂道の勾配が一定ではなく途中で変化するため、チンさむ体験ができます。

江戸時代から道が悪く、通行する人たちがよくころんだため、転坂(ころびざか)という名前が付いたといわれています。

東京都墨田区業平1丁目付近に存在するチンさむロードは、もっとも安全な場所です。

場所はたばこと塩の博物館前の交差点。かるいチンさむが味わえます。

※事故が起きたことがある道路でもありますので、必ず交通ルールを守り安心安全に運転してください。