ガーメントバックやサイドミラーワイパーなど...いまはなき機能・装備6選

ガーメントバッグ

※この記事には広告が含まれます

自動車が一般的なものになり普及してくると、性能差がなくなり、メーカーは付加価値によって販売を伸ばそうとします。そんな時代に生まれた便利そうで、そうでもない機能や装備を紹介します。
Chapter
三角窓
フェンダーミラー
速度警告音
セラミックヒーター付クイックハンドウォーマー
フェンダーミラーワイパー/サイドウィンドウワイパー
ガーメントバッグ

三角窓

三角窓は、Aピラーに装備された開閉式の窓のことです。開く角度によって空気の入れ替えを可能としており、エアコンが普及していなかった時代には大変重宝したものです。

カーエアコンの普及に加え、デザインの変化や、三角窓の窓枠が車外に突出することによる危険性が指摘され、1970年代の終わりにはほぼ見ることがなくなりました。

ところが、皮肉なことに1980年代以降、三角窓が復活します。それらは、デザインの変化によってサイドウインドウ部分が大きくなったことが原因で、ドアパネルに収納できないほどになったガラスを小さくするために採用されたものです。

フェンダーミラー

現在もタクシーやハイヤー向けに設定がありますが、1983年に規制が撤廃されてドアミラーの装備が許可されてから、フェンダーミラーは一気に減少しました。ちなみに、最初にドアミラーを標準装備したのは、日産 パルサーエクサでした。

タクシーは現在もフェンダーミラーが主流ですが、その理由のひとつに、お客さんが助手席に座った場合、ドアミラーだと確認しづらいということがあります。お客さんに「見えないのでちょっと後ろに下がって」なんてことは言えませんしね。

速度警告音

1980年代後半までに生産された国産車には、速度警告の装備がついていました。

100km/hを超えると「キンコン~キンコン~♪」と鳴るあの音です。当時は、警告音が鳴らないと車検も通らないという装備でしたが、1986年の規制撤廃以降は装備する車も減少し、気づけば装備している車種が消滅していました。

セラミックヒーター付クイックハンドウォーマー

1984年に発売されたマークⅡ/クレスタに付いていた装備です。

ハンドルポスト埋め込みのセラミックヒーターで、手がかじかむような寒い朝、暖機をせずともエンジンを掛けてすぐに手を温めることのできる秀逸な装備でした。

フェンダーミラーワイパー/サイドウィンドウワイパー

サイドミラーが水滴で見にくいときに活躍するのが、サイドミラーワイパーです。80年代の高級車に装備されていました。

また、ミラー本体ではなく、サイドウインドウの水滴を払いサイドミラーを見えやすくするために装備されたものが、サイドウィンドウワイパー。装備が多くなることや、ガラス撥水剤の進化などもあって、廃れて行きました。

ガーメントバッグ

1993年発売のマツダ ランティスのラゲッジルームにセットされていた装備です。ガーメントとは衣類のこと。トノカバーの下(裏側)にあり、スーツや制服などをしわにならないよう収納できる便利なものでした。

20数年前、筆者が初めて買った車には警告音がまだ装備されていました。高速道路で単調な音を聞いていると、眠くなった記憶があります。

【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細