AT車の9速、10速レンジ…そんなに必要なものなの?

近年、日本のほとんどのクルマがAT仕様となっており、MT車は少数派となっています。その理由は、日本は渋滞が多く、イージードライブを求める人が多いことと、何よりATの進化があげられるでしょう。そんなAT車に、9速、10速レンジを持つモデルが増えていますが、これは必要なのでしょうか?

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MT以上に進化が続くAT事情…
かつては3速仕様が主流だったAT
9速、10速レンジと多段化が進むAT、これってそんなに必要なの?

MT以上に進化が続くAT事情…

レンジローバーイヴォーク

※画像は9速ATを搭載するイヴォーク

一昔前までは、ATといえば、”楽だけど遅い”、”燃費が悪い”、”変速ショックが大きい”、といったネガティブイメージが根付いており、やはりMTが良い…という意見が多数でした。

しかし2017年現在、こうした意見はほぼ聞かなくなりました。これは、MTが機構上、劇的な進化をほぼ止めているのに対し、ATは実にさまざまな技術革新を用いて進化している証しでもあります。

MTが6速までといった状況に対し、ATは多段化が進み、なかには9速、10速まで持っているようなATも存在します。またCVTにいたってはギア自体が存在せず、シームレスな変速を行いますよね。

今回は、こうしたATの多段化について触れてみましょう。

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かつては3速仕様が主流だったAT