GT-Rの車検代で軽自動車が買える!? GT-Rの車検代が高い理由とは?

なにかと維持費の高いGT-R。インターネット上でも、80万円超えという高すぎる車検代が話題になりました。どうしてこんなにも高くなってしまうのでしょうか?GT-Rのメンテナンスの詳細を見て行きましょう。

Chapter
1回の車検で100万円程かかってしまうことも!?
タイヤが4本で約35万円!?
ブレーキパッドは約13万円、ブレーキディスクは38万円!
メーカーが指定するGT-Rのメンテナンスについて

1回の車検で100万円程かかってしまうことも!?

日産GT-R

GT-Rの車検費用はとても高額と言われますが、新車で購入した場合と中古で購入した場合では、どのくらい金額に差がでるのでしょうか?

◯新車で購入した場合
特別無償点検の制度があります。

これは、2,000km、12、24、36ヶ月の4回分は無償で点検を受けることができるサービスです。このNISSAN GT-Rハイパフォーマンスプログラムを指定通りに受けている場合、3年後に迎える車検費用が100万円を超えるということは、かなりのレアケースになります。

しかし、2回目以降の車検費用に関しては、走行距離や走行状況(サーキット走行の有無等)により、大きく変わってきます。

◯中古で購入した場合
中古で購入した場合、メンテナンスをどこに依頼するかで料金が大きく変わってきます。

GT-Rの特別教育を受けたスタッフが常駐する、「日産ハイパフォーマンスセンター(NHPC)」でのメンテナンスの他にも、GT-Rに精通したショップに依頼するなどの選択肢があります。
中古車で購入した場合には、走行距離や走行状況により、価格の開きがみられます。

それでは、具体的にどこのメンテナンスに、どれぐらいの金額が必要なのかを見て行きましょう。

タイヤが4本で約35万円!?

日産GT-R

GT-Rのメンテナンス費用が高くなる大きな要因として、専用タイヤの価格があげられます。

日産車として初めて、ランフラットタイヤが標準装備されているGT-R。しかも通常のタイヤに使用される空気ではなく、窒素が充填されています。さらに日産自動車では、安全上の理由からGT-R専用のホイールおよびタイヤ以外の装着を認めていません。

GT-Rのタイヤの寿命は1万5千km〜2万kmと言われており、価格は4本で35万7千円!

ちなみに、GT-Rに精通したショップ等でメンテナンスする場合は、予算等に合わせてある程度の選択肢はあるようです。安価なものだと、1本6万円台から用意されているところもあり、4本で考えると正規タイヤよりも10万円程安く抑えることも出来るようです。

ブレーキパッドは約13万円、ブレーキディスクは38万円!

日産 GT-R

GT-Rでは、ブレーキ関連の交換費用も一般車に比べかなり割高になっています。ブレーキパッドは13万5,450円、ブレーキディスクは38万8,500円。

サーキットのスポーツ走行時でも、確実な制御力を発揮し、700℃近い高温でも使用することが出来るGT-Rのブレーキは、素材、フローティング構造、冷却性能まで、専用で開発されています。

また、ブレーキパッドとディスクローターは、寿命を延ばす目的で、ディスクローターを大径で薄肉仕様として、ブレーキ時の放熱性を高める構造になっています。

NHPCでのメンテナンスは、原則としてブレーキパッドの交換は4輪セット。前輪ブレーキパッドのみ交換は、サーキット走行歴がなく、前輪ブレーキパッドのみが著しく摩耗している場合に限るそうです。

ディスクローターに関しては、表面に亀裂(4mm以上)がある場合や、表面の反りや荒れ、深さ0.2mm程度のレコード溝などが発生している場合は交換と、厳密に管理されるのですね。

とはいえ、タイヤ交換と同様、GT-Rに精通したショップでのメンテナンスの場合は、予算に応じた選択肢があります。

メーカーが指定するGT-Rのメンテナンスについて

さらに、車検時には、エンジンオイル(15,000kmまたは1年毎、ただし走行中の油温が110-130℃になったときは5,000km、130℃を越えたときはすみやか交換)、トランスミッションオイル(60,000km、ただし走行中の油温が120-140℃になったときは5,000km、140℃を越えたときはデファレンシャルオイルとセットで交換)、デファレンシャルオイル(60,000km、ただし走行中の油温が120-140℃になったときは5,000km、140℃を越えたときはトランスミッションオイルとセットで交換)。

ブレーキフルード(5,000km毎)など油脂類の交換も必要になりますので、それらの交換工賃もプラスされます。

このように現行GT-Rは、性能面だけでなく、維持費についてもクローズアップされがちです。
しかし、それには理由があるのです。

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(以下、GT-R OWNER'S MANUALより抜粋)
●GT-R特別点検及びエンジン、トランスミッション、サスペンション、ブレーキなどの点検、整備には、高性能、高精度を維持するために特別な整備技術と専用の設備機器が必要になります。
特別教育を受けたGT-R認定テクニカルスタッフ(T/S)が常駐し、専用の設備機器を備えたNHPC又はNISSAN GT-R特約サービス工場で実施してください。

●特別点検を除く法定点検、車検整備については、NHPC又はNISSAN GT-R特約サービス工場以外の日産サービス工場でも作業ができますが、オイルやフルードなどの油脂類やブレーキなどの消耗品は、GT-R特別指定部品やGT-R注意事項に記載がある純正部品を必ず使用してください。
また、ブレーキなどの部品の交換は、必ずNHPC又はNISSAN GT-R特約サービス工場で実施してください。各店舗別のサービス作業可能な範囲は、店舗別指定サービス作業一覧で確認してください。

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車検価格がとても高価なGT-R。しかし、このクルマでしか味わえない世界があるのも事実です。クルマ好きなら、一度は所有してみたいものですね。