日産 GT-RとアウディRS6の高性能4WD対決!どちらが速い?
更新日:2024.09.09
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日産GT-R、日本の誇るスーパースポーツカーの1つに数えられる車...ノーマルのスペックの高さから、国内•海外問わずファンが沢山居る事でも知られる車です。今回はそんな日産GT-Rとスペックが近い市販車、4WD(フルタイム4WD)市販車を世の中に真っ先に出した4WDのパイオニア、アウディが誇るスーパーワゴンRS6との対決をご覧頂きましょう。
GT-Rの0-100加速・最高速
対決に使用されたのは、現行型の日産GT-R(R35型)。2011年11月24日に販売開始された2012年式モデルで、最高出力が550馬力。現行型GT-Rは2007年12月6日に日本国内で販売開始され、従来のスカイラインGT-Rとはエンジン、ミッション共に大きく変更されました。それに伴い、車名も「スカイラインGT-R」ではなく「GT-R」に。スペックは以下の通り。
車両重量:1750kg
エンジン:V型6気筒ツインターボエンジン、VR38DETT型
排気量:3799cc
最高出力:404kw(550ps)/6400rpm
最大トルク:632N・m(64.5kgf•m)/3200~5800rpm
ミッション:6速デュアルクラッチミッション、GR6型
0-100km/h加速:2.8秒
最高速:315km/h
0-100km/h加速2.8秒の上に、最高速が315km/hというスペックから見てもまさにスーパーカーと言われてもおかしくない車である事が分かります。エンジンを前方に置き、クラッチ•トランスミッションを車両後方に配置する、世界で初めて独立型のトランスアクスル方式を採用し、R32GT-R以降にも採用されている日産の誇るアテーサーE-TSの改良版が搭載されている点など、対決の行方が気になります。
車両重量:1750kg
エンジン:V型6気筒ツインターボエンジン、VR38DETT型
排気量:3799cc
最高出力:404kw(550ps)/6400rpm
最大トルク:632N・m(64.5kgf•m)/3200~5800rpm
ミッション:6速デュアルクラッチミッション、GR6型
0-100km/h加速:2.8秒
最高速:315km/h
0-100km/h加速2.8秒の上に、最高速が315km/hというスペックから見てもまさにスーパーカーと言われてもおかしくない車である事が分かります。エンジンを前方に置き、クラッチ•トランスミッションを車両後方に配置する、世界で初めて独立型のトランスアクスル方式を採用し、R32GT-R以降にも採用されている日産の誇るアテーサーE-TSの改良版が搭載されている点など、対決の行方が気になります。
RS6の0-100加速・最高速
対してアウディRS6は、2012年に販売開始をされた3代目の4G型(C7)と言われるモデル。近年のエンジンのダウンサジング化に伴い新開発された4000ccのV8ツインターボエンジンを搭載。
2代目のRS6と比較すると、エンジンの気筒数及び排気量も小さくなっている上に、若干ながらパワーも20馬力程落ちており、先代の5000ccのV10ツインターボエンジンをご存知の方からすれば「先代RS6の方が凄いじゃないか!」と思われることも多いです。しかし、「アウディ•ウルトラ」と言われる最先端の軽量化技術を駆使して作られており、その結果、先代モデルより100kg以上の軽量化を実現。
加えてエンジンも馬力が落ちている反面、トルクは、50N•mも上回っております。その結果、0-100km/h加速も先代モデルよりも0.7秒の短縮と凄まじいスペックの向上が図られたモデルです。RS6のスペックは以下の通り。
車両重量:2030kg
エンジン:V型8気筒ツインターボエンジン、CRD型
排気量:3993cc
最高出力:412kw(560ps)5700~6600rpm
最大トルク700N•m(71.4kgf•m)/1750~5500rpm
ミッション:8速ティプトロニック式AT
0-100km/h加速:3.9秒
最高速:305km/h
先代モデルより100kg程車重が軽くなったとはいえ、2tを超える車重。アバントモデルという事を考えても0-100km/h加速が3.9秒、最高速度305km/hは驚異的な数字です。加えて、量産市販車でフルタイム4WDを初めて搭載し、発売した 「Quattro」システムにも注目であります。
2代目のRS6と比較すると、エンジンの気筒数及び排気量も小さくなっている上に、若干ながらパワーも20馬力程落ちており、先代の5000ccのV10ツインターボエンジンをご存知の方からすれば「先代RS6の方が凄いじゃないか!」と思われることも多いです。しかし、「アウディ•ウルトラ」と言われる最先端の軽量化技術を駆使して作られており、その結果、先代モデルより100kg以上の軽量化を実現。
加えてエンジンも馬力が落ちている反面、トルクは、50N•mも上回っております。その結果、0-100km/h加速も先代モデルよりも0.7秒の短縮と凄まじいスペックの向上が図られたモデルです。RS6のスペックは以下の通り。
車両重量:2030kg
エンジン:V型8気筒ツインターボエンジン、CRD型
排気量:3993cc
最高出力:412kw(560ps)5700~6600rpm
最大トルク700N•m(71.4kgf•m)/1750~5500rpm
ミッション:8速ティプトロニック式AT
0-100km/h加速:3.9秒
最高速:305km/h
先代モデルより100kg程車重が軽くなったとはいえ、2tを超える車重。アバントモデルという事を考えても0-100km/h加速が3.9秒、最高速度305km/hは驚異的な数字です。加えて、量産市販車でフルタイム4WDを初めて搭載し、発売した 「Quattro」システムにも注目であります。
GT-RとRS6はどちらが速い?
いざ対決です。今回の対決はドラッグレース形式で、アウディRS6、日産GT-R双方ともに高性能4WDを謳う車。エンジンの出力などを考えればアウディRS6が有利かと思いますが、0-100km/h加速、最高速は共にGT-Rの方が上です、果たして結果は…。
日産GT-Rの勝利!勝因は?
結果は日本の誇るスーパーカー日産GT-Rの勝利。スタートでは、2台共にスタートダッシュも綺麗に決め、大柄な車体も物ともせずに加速していく様が見て取れます。しかし、中盤からは日産GT-Rがジリジリと少しずつアウディRS6を引き離していき、後半もそのまま2台は位置関係を変えずにゴール。
今回の対決で車格やパッケージングの違いなどありましたが、日産GT-Rのスペックの高さを改めて認識できます。勝敗の分かれ目は、300kg近い車重の差が大きかったのではないかと思われます。パワーウェイトレシオの差は約0.45kg/ps。
日産GT-R:1750kg÷550ps=3.18kg/ps
アウディRS6:2030kg÷560ps=3.63kg/ps
今回の対決で車格やパッケージングの違いなどありましたが、日産GT-Rのスペックの高さを改めて認識できます。勝敗の分かれ目は、300kg近い車重の差が大きかったのではないかと思われます。パワーウェイトレシオの差は約0.45kg/ps。
日産GT-R:1750kg÷550ps=3.18kg/ps
アウディRS6:2030kg÷560ps=3.63kg/ps
GT-RとRS6を別の視点から比較…買うならどっち?
最後に視点を変えてどちらが買いなのかを比較してみたいと思います。日産GT-Rの国内販売価格は、驚きの947万7000円~1170万720円。驚異的なスペックを誇る日産GT-Rですが、プライスタグも最高速315km/hを誇るスーパーカーと言われる車にしてはベースグレードで1000万円を切る良心的な価格。
歴史やブランド力の違いで、単純にスーパーカーとして比較は出来ないかもしれませんが、フェラーリーやランボルギーニと比較してもコストパフォマンスが良いと言えるでしょう。乗車定員も2+2の4名で、スーパーカーを標榜する車では珍しく後部座席が使用可能な上に、ゴルフバックもトランクに2つ収める事が出来るのも魅力的です。
対するアウディRS6の国内販売価格は1729万円から。やはりアウディが”RS”を冠するモデルだけに高額…。しかし、アバントモデルなので乗車定員も5名となっている上に、ベースがアウディのA6なのでGT-Rと比較しても高い居住性であることは言うまでもありません。
ラッゲジルームの容量も565Lと荷物を多数積んでの旅行などにも使えるマルチパーパス性もあり、それでいて最高速度は305km/hを誇る俊足振りです。但しゴルフバックに関しては後部シートを倒さない状態での積載量は斜めにして2つが限界…乗車定員及び車がアバントモデルという点を考慮すると、ゴルフバックが2つしか積めないのは少し残念な点なのかと思います。
一般的に上記の点を考慮すると、ここでも日産 GT-Rに軍配が上がるかもしれません。しかし、比較的使い勝手が良く、ワゴンモデルである為にぱっと見であまり速そうに見えない羊の皮を被った狼のようなキャラクターや外観を考えると、RS6もかなり魅力的に思われます。今回、高性能4WD対決と言う事で2台の車を比較しました。両車共にサラッと乗ってみたいものです。
歴史やブランド力の違いで、単純にスーパーカーとして比較は出来ないかもしれませんが、フェラーリーやランボルギーニと比較してもコストパフォマンスが良いと言えるでしょう。乗車定員も2+2の4名で、スーパーカーを標榜する車では珍しく後部座席が使用可能な上に、ゴルフバックもトランクに2つ収める事が出来るのも魅力的です。
対するアウディRS6の国内販売価格は1729万円から。やはりアウディが”RS”を冠するモデルだけに高額…。しかし、アバントモデルなので乗車定員も5名となっている上に、ベースがアウディのA6なのでGT-Rと比較しても高い居住性であることは言うまでもありません。
ラッゲジルームの容量も565Lと荷物を多数積んでの旅行などにも使えるマルチパーパス性もあり、それでいて最高速度は305km/hを誇る俊足振りです。但しゴルフバックに関しては後部シートを倒さない状態での積載量は斜めにして2つが限界…乗車定員及び車がアバントモデルという点を考慮すると、ゴルフバックが2つしか積めないのは少し残念な点なのかと思います。
一般的に上記の点を考慮すると、ここでも日産 GT-Rに軍配が上がるかもしれません。しかし、比較的使い勝手が良く、ワゴンモデルである為にぱっと見であまり速そうに見えない羊の皮を被った狼のようなキャラクターや外観を考えると、RS6もかなり魅力的に思われます。今回、高性能4WD対決と言う事で2台の車を比較しました。両車共にサラッと乗ってみたいものです。