BMW 5シリーズのモデルチェンジの全容|5シリーズの歴史と中古価格まとめ

BMWのミドルクラスを担う5シリーズ。

日本の輸入車界ではメルセデス•ベンツ Eクラスと並びポピュラーな車種です。このBMW 5シリーズの概要や搭載エンジン、中古車価格帯、新型情報についてご紹介していきます。

Chapter
一目瞭然!新型BMW5シリーズの進化がわかる
新型5シリーズはどう進化したのか
新型5シリーズのポイント「軽量化」
新型5シリーズのポイント「ICTツールとクルマの連動」
BMW 5シリーズの歴史を辿る!
初代BMW 5シリーズE12型
2代目BMW 5シリーズ E28型
3代目BMW 5シリーズ E34型
4代目BMW 5シリーズ E46型
5代目BMW 5シリーズ E60型
6代目BMW 5シリーズ F10型
BMW 5シリーズF10型のグレード比較!
BMW 5シリーズの内装はスポーティとラグジュアリーの選択が可能!
BMW 5シリーズの中古価格
BMW 5シリーズ

一目瞭然!新型BMW5シリーズの進化がわかる

BMWが公開した前モデルとの比較動画がこちらです。

全体のイメージはさほど変わっていないように見えますが、並べて比較してみるとその変化が非常によくわかりますね。

新型5シリーズはどう進化したのか

BMW 5シリーズ

BMWといえば、もちろんイメージするのはブランドアイコンである「キドニーグリル」でしょう。これを失ったらBMWをBMWたらしめる要素を欠く…といっても過言ではありません。

当然ながら、今回の7代目5シリーズにもこのキドニーグリルは誇らしげに存在しています。ただし、フロントマスクをチェックしてみると、このキドニーグリルとヘッドライトが繋がったデザインとなっており、前モデルと比してよりシャープな印象を受けます。

ライトまわりも鋭角的なテイストを取り入れたLEDアダプティブヘッドライトとなっており、このあたりは先に発表されている7シリーズの意匠に近い、ともいえるでしょう。

テールライト周辺のデザインも変更されており、より引き締まった印象。ボディ全体的もより「エッジが立った」印象がありますね。

キドニーグリルには7シリーズでも採用されている「開閉機構」が追加され、ルーバーを開閉させることが可能に。エンジンを冷却する必要のない場合は、閉じることで空力特性を向上させる効果がもたらされており、「単なるデザイン」を超えた存在になっているのも興味深いところ。

新型5シリーズのポイント「軽量化」

BMW 5シリーズ

「駆けぬける歓び」を日本でのキャッチフレーズにしているBMW、当然運動性能、スポーツ性といった点にも注力しており、近年のモデルでは「軽量化」もひとつのイシューとしています。

新型5シリーズもこの軽量化が進められており、先代モデルより若干ボディサイズが大きくなっているにも関わらず、最大80kg以上の軽量化がなされています。

この軽量化は、アルミニウムや超合金、プラスチックなどの超軽量素材を用いることで達成したとのこと。またこれには「CLAR」と名付けられた新世代のプラットフォームの恩恵あってのことでもあります。

この軽量化、先述のグリル開閉機構による空力特性向上というのはいずれも走行性能に絶対的にプラスになるもの。これは運動性のみならず、環境性能の向上、ひいてはタイヤや車体への負荷の軽減といった効果もありますから、素晴らしい進歩であるといえましょう。

新型5シリーズのポイント「ICTツールとクルマの連動」

BMW 5シリーズ

またタッチインフォメーションシステムも進化。より感覚的に操作できるようになってきています。またiPhoneなどスマートフォンと連動し、遠隔操作もできる「BMW コネクテッド・ドライブ」を搭載。こうしたICTツールとクルマの連動は今後さらに進んで行くことを予感させるシステムとなっています。

もちろんヘッドアップディスプレイも健在、従来よりも大きく表示され、より明確にドライバーにインフォメーションをアシストしてくれるようです。

BMW 5シリーズには他の機能も搭載されていることがわかる動画になっています。

「BMW」である、という為にデザインパッケージはある種「保守的」でなければなりません。しかし、ニューモデルにあっては確実に洗練、先進、そして「革新的」でなければならず、フルモデルチェンジの度に非常に難しいチャレンジを強いられているのは想像に難くありません。

しかし、そのハードルを必ず超えたプロダクションを我々に提示してくるのも「BMW」という老舗ブランドの強さ、そして誇りを感じさせるところではないでしょうか。

BMW 5シリーズの歴史を辿る!

5シリーズ

2010年に登場したF10型、5シリーズ。基本コンポーネンツは、フラグシップモデルの7シリーズ(F01)との共用。日本市場では、初めてディーゼルエンジン搭載モデルが正規輸入、発売されました。また、安全装備もより充実し、各種予防安全装置が搭載されています。そしてこのF10型をベースにしたガソリンエンジン+電気モーター駆動のアクティブハイブリッド5が登場しました。

また、新車価格についてですが599万円〜1230万円までとなっておりグレードによってことなります。下記がMスポーツをベースとした価格になります。

523i Mスポーツ:685万円
523d:599万円
528i Mスポーツ:756万円
535i Mスポーツ:953万円
550i Mスポーツ:1150万円

初代BMW 5シリーズE12型

BMW 5シリーズの初代が誕生したのは1972年。E12は、1981年まで活躍します。

日本国内での販売開始は1973年。輸入当初は日本国内の法律に合わせてフェンダーミラーを装備していました。

当初、輸入されたグレードは、直列4気筒SOHCにキャブレターを備えた520と、直列6気筒でインジェクション仕様の520iでしたが、後に直列4気筒にインジェクションを備えた518i、直列6気筒にインジェクションを備えた528iと530iが販売されています。

ボディサイズは、4,620mm×1,690mm×1,425mm(全長×全幅×全高)。セダンタイプで、乗車定員は5人でした。

2代目BMW 5シリーズ E28型

1982年には2代目が誕生し1988年まで活躍しました。

デザインは初代と大きな変更点は無かったものの、1985年からはM社のエンジンを載せたM535iAがラインナップされました。

当時の日本国内でのグレードは、排気量によって異なり、直列6気筒SOHCの528eA、533iA、M535iA、520iAと、直列4気筒SOHCの518iA。さらにはBMWで初めてのディーゼルモデル524tdAも誕生しています。

数字の後に付く”e”は、イータ(eta)の頭文字で当時のエコノミーエンジンのこと。Aはオートマチックを表していましたが、後にすべてのモデルでAは表記されなくなりました。

ボディサイズは、4,620mm×1,700mm×1,415mm(全長×全幅×全高)で、初代と車体サイズはほとんど変わらず、セダンタイプで乗車定員は5人でした。

3代目BMW 5シリーズ E34型

1988年には5シリーズの3代目に当たるE34型がデビューし、1995年まで活躍しました。この時期より、BMWは風洞実験室ができ空力性能が初代、2代目から飛躍的に向上し燃費性能や最高速度が向上しています。

当時の日本国内でのグレード展開は、直列6気筒SOHCの525i、535i、520i、525iと、V型8気筒DOHCの530i、540iを展開しています。

ボディサイズは、4,720mm×1,751mm×1,412mm(全長×全幅×全高)で、セダンタイプの乗車定員は5人。2代目より大きくなったボディは居住性が高くなり、剛性を高めるため車重も重くなりました。

4代目BMW 5シリーズ E46型

4代目5シリーズは、1996年~2003年まで活躍し、先代モデルのデザインからイメージが一新され丸味を帯びた雰囲気となりました。

また、4,775mm×1,810mm×1,435mm(全長×全幅×全高)とボディサイズもさらに大きくなり、よりゆったりとした居住性を確保しています。乗車定員は5人です。

日本でのセダンタイプのグレード展開は、前期型が直列6気筒DOHCの525i、528iとV型8気筒DOHCの540i。

後期型は直列6気筒DOHC の525i/525i Mスポーツと530i/530i Mスポーツ、V型8気筒DOHCの540i/540i Mスポーツとなっていました。

5代目BMW 5シリーズ E60型

鷹のようなヘッドライトデザインが特徴的な5代目5シリーズは、E60型と呼ばれ2003年〜2010年まで活躍しました。

ボディサイズは、4,841×1,846×1,468ミリ(全長×全幅×全高)。先代よりもさらに大きくなりました。より居住性や衝突安全性が高くなり、そのぶん車両重量が増えましたが、重量増加を抑えるためAピラーより前半はアルミ構造になりました。

セダンタイプは乗車定員は5人で、電子面での技術開発も進み、安全装備が備わり横滑り防止機能などが装備されるようになっています。

日本国内初期のグレード展開は、直列6気筒DOHCの525iと530i、 V型8気筒DOHCの540i、545i、550i。E60から大排気量モデルが追加されています。

6代目BMW 5シリーズ F10型

BMW 5シリーズ

6代目5シリーズF10型は2009年より販売開始され、現行モデルでもあります。ガソリン車のみでなく、ディーゼルエンジンのモデルも導入されています。

F10型はセダンタイプで現行モデルの販売展開は、以下の通りにグレード展開をしています。

523i Luxury:693万円
523i M Sport:685万円

523d:599万円
523d Luxury:716万円
523d M Sport:708万円

528i Luxury:741万円
528i M Sport:756万円

535i Luxury:926万円
535i M Sport:953万円

550i Luxury:1,120万円
550i M Sport:1,150万円

BMW 5シリーズF10型のグレード比較!

5シリーズ

F10型モデルにはBMW523i、523d、528i、535i、550iといった各種グレードが設定されています。これは主に排気量やエンジン馬力•トルクなどの差から分かれています。

523i
最近のBMWに例に漏れず下二桁=排気量の頭二桁とはならず、直列4気筒DOHC1,997ccターボエンジンを搭載。最高出力•最大トルクはそれぞれ184ps•270Nmを発揮します。

523d
BMW5シリーズの正規輸入モデルとしては初めて設定されたディーゼルエンジンモデルです。直列4気筒DOHC1,995ccのターボディーゼルエンジンを搭載。最高出力•最大トルクはそれぞれ184ps/380Nmを発します。

528i
523iと同様、直列4気筒DOHC1,997ccターボエンジンを搭載。ただし、最高出力•最大トルクはそれぞれ245ps•350Nmに向上しています。

535i
直列4気筒ではなく直列6気筒DOHC2,979ccターボエンジンを搭載。最高出力•最大トルクはそれぞれ306ps•400Nmを発揮します。

550i
トップモデルということもあり一気に排気量が大きくなります。V型8気筒DOHC4,394ccターボエンジンを搭載。最高出力•最大トルクはそれぞれ450ps•650Nmを発揮します。

BMW 5シリーズの内装はスポーティとラグジュアリーの選択が可能!

BMW5シリーズの内装•インテリアデザインは他のモデル同様、極めて機能的にまとめられています。

特に先代からiDriveが装備されたことで、その印象はガラリと変わりました。また、組み合わせによっては黒ベースのスポーティなものから、ベージュとウッドパネルを基調としたラグジュアリーなものまでさまざまなタイプの内装•インテリアデザインを好みに応じて選択できます。

こうした組み合わせは、3代目5シリーズから明確に「スポーティ」「ラグジュアリー」を分けた内装および外装をオプションパッケージ等で選べるようになりました。さすがはスポーツを売りにするBMWですね。

BMW 5シリーズの中古価格

BMW5シリーズの中古価格は年代やモデルによっても大きく異なります。

◼︎F10型モデル
F10型モデルは、新車価格帯が599〜1,230万円であるのに対し、中古車価格帯は約300万円となっています。登場から約5年が経過したこともあり新車価格の半額以下の個体も多くなってきているようです。

また、一般的に言われていることですが、モデルチェンジ後は中古価格が下がる傾向にあります。今まで5シリーズの購入を検討していた方は狙い目かもしれませんね。

◼︎E60型
先代モデル(E60型)の中古車価格帯はグッと下がり、安い個体だとなんと50万円以下も存在します。初期モデルでは登場から既に10年近く経っていることを考えると、この価格も納得ですね。

ただし、iDriveが搭載され、現在も日本の公道では多く見かけることから、そこまでの「古臭さ」は感じられません。程度の良い個体であれば購入するのは大いに「アリ」と言えます。

◼︎E39型
先々代のE39型モデルの中古車価格帯は更に安くなり、ついには20万円を切る個体も出てきます。

ただし、初期モデルだと約20年も前のものとなるため、整備がきちんと施された個体でないと故障が頻発する可能性があります。その上、程度の良い個体でも50~70万円で販売されているケースがほとんどなので、余裕あるユーザーはこうした個体を選択するのが無難でしょう。

◼︎E34型
更に前のE34型になると既に現存する個体があまり多くないため、個体によってその価格差はバラバラ。バブルの頃にあれだけ販売されたことを考えるとその個体数の少なさは信じられませんが、登場から約28年と考えるとやむを得ないかもしれません。


ちなみに、同世代のメルセス・ベンツのミディアムクラスはそれなりの個体数が市場に流通していますので、条件に合うE34型が見つからなかった場合、こちらを選択肢に加えるのもアリかもしれません。


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