BMW 3シリーズの歴代モデルを徹底比較|燃費や中古車価格は?
更新日:2024.09.09
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BMWの中での売れ筋モデルでもあり日本国内でも高い人気を誇る3シリーズ。そんな3シリーズの初代から現行モデルまでどのような車種が販売されてきたのかそれぞれの概要をご紹介します。また、現行モデルの気になる安全装備や燃費性能、中古車価格相場についても詳しく見ていきます。
BMW 3シリーズ
BMWの3シリーズの歴史は長く、1975年までさかのぼります。これまで何度かのモデルチェンジを行い、現在は6代目にまで進化しました。
初代より3シリーズは、BMWの屋台骨を支える量産シリーズで、日本国内においても輸入車の最多量販モデルです。
初代より3シリーズは、BMWの屋台骨を支える量産シリーズで、日本国内においても輸入車の最多量販モデルです。
初代 3シリーズE21型
初代3シリーズは、E21型と呼ばれ、1975年~1983年まで販売されていました。
ボディタイプは、2ドアセダンとカブリオレの2種類で、日本では大きく「320」「318i」をグレード展開していました。
上級モデルの320には4灯式のヘッドライトでその他は2灯式のヘッドライトを採用し、逆スラント型のフロントデザインとキドニーグリルの組み合わせは、この時代のBMWのアイデンテティでした。
ボディサイズは、4,355mm×1,610mm×1,380mm(全長×全幅×全高)で、乗車定員は4人です。
ボディタイプは、2ドアセダンとカブリオレの2種類で、日本では大きく「320」「318i」をグレード展開していました。
上級モデルの320には4灯式のヘッドライトでその他は2灯式のヘッドライトを採用し、逆スラント型のフロントデザインとキドニーグリルの組み合わせは、この時代のBMWのアイデンテティでした。
ボディサイズは、4,355mm×1,610mm×1,380mm(全長×全幅×全高)で、乗車定員は4人です。
2代目 3シリーズE30型
1982年からは、2代目E30型が活躍します。六本木カローラとまで揶揄されたE30 3シリーズは日本で爆発的な販売を記録したシリーズです。
ボディサイズは、4,325mm×1,645mm×1,365mm(全長×全幅×全高)。若干大きくなたボディは、全体的に丸味を帯びたデザインへ変更されました。
ボディタイプは、セダン(2ドア/4ドア)、カブリオレ、ステーションワゴンの4種類。乗車定員はセダンタイプで5人です。
ボディサイズは、4,325mm×1,645mm×1,365mm(全長×全幅×全高)。若干大きくなたボディは、全体的に丸味を帯びたデザインへ変更されました。
ボディタイプは、セダン(2ドア/4ドア)、カブリオレ、ステーションワゴンの4種類。乗車定員はセダンタイプで5人です。
3代目 3シリーズE36型
3シリーズの3代目に当たるE36型は、1990年~2000年まで活躍し、2代目よりも衝突安全性を高めるためボディが大きくなり、4,210mm×1,698mm×1,335mm(全長×全幅×全高)となりました。
1994年に、Cセグメントに属するコンパクト(ハッチバック)が発売。M社のエアロパーツとサスペンションを装備したMスポーツが登場したのは、このコンパクトからでした。(E30,E36では、Mテクニックというグレードが用意されてました)
3代目が販売されている間に日本では消費税が導入されましたが、この時期は未だにバブル景気の余波で3シリーズは販売台数を順調に伸ばします。乗車定員は5人でした。
1994年に、Cセグメントに属するコンパクト(ハッチバック)が発売。M社のエアロパーツとサスペンションを装備したMスポーツが登場したのは、このコンパクトからでした。(E30,E36では、Mテクニックというグレードが用意されてました)
3代目が販売されている間に日本では消費税が導入されましたが、この時期は未だにバブル景気の余波で3シリーズは販売台数を順調に伸ばします。乗車定員は5人でした。
4代目 3シリーズE46型
1998年から2007年にかけては、3シリーズの4代目E46型が活躍します。3代目から一新し、丸味を帯びたデザインが特徴的です。
そんな4代目の車体サイズは、4,470mm×1,739mm×1,415mm(全長×全幅×全高)で乗車定員は5人です。
2002年にマイナーチェンジが行われ、ヘッドライトデザインを中心にフェイスリフトされています。
そんな4代目の車体サイズは、4,470mm×1,739mm×1,415mm(全長×全幅×全高)で乗車定員は5人です。
2002年にマイナーチェンジが行われ、ヘッドライトデザインを中心にフェイスリフトされています。
5代目 3シリーズE90型
2005年~2012年までは5代目の3シリーズE90型が活躍します。
4代目の丸味を帯びたデザインからシャープでスタイリッシュな雰囲気へと変貌。先代まで評判を悪くしていた後部座席の居住性も、ボディサイズを拡大することで改善されています。
セダンのボディサイズは、4,525mm×1,815mm×1,440mm(全長×全幅×全高)。乗車定員は5人です。
4代目の丸味を帯びたデザインからシャープでスタイリッシュな雰囲気へと変貌。先代まで評判を悪くしていた後部座席の居住性も、ボディサイズを拡大することで改善されています。
セダンのボディサイズは、4,525mm×1,815mm×1,440mm(全長×全幅×全高)。乗車定員は5人です。
6代目(現行) 3シリーズF30型
現行モデルでもある6代目3シリーズ、F30型が販売開始されたのは2012年。
ボディサイズは、4,625×1,800×1,440ミリ(全高×全幅×全高)で、歴代の3シリーズの中で一番サイズが大きくなりました。乗車定員は5人です。
展開するボディタイプは、4ドアセダンとステーションワゴンで、日本国内で販売されるF30のグレードと価格は、以下の通りです。
ボディサイズは、4,625×1,800×1,440ミリ(全高×全幅×全高)で、歴代の3シリーズの中で一番サイズが大きくなりました。乗車定員は5人です。
展開するボディタイプは、4ドアセダンとステーションワゴンで、日本国内で販売されるF30のグレードと価格は、以下の通りです。
320i SE 320i 320i Luxury |
320i Sport AT 320i Sport MT |
320i M Sport AT 320i M Sport MT |
320i xDrive Sport 320i xDrive Luxury 320i xDrive M Sport |
|
新車価格(税込) | 427万円 489万円 532万円 |
512万円 495万円 |
534万円 517万円 |
543万円 563万円 565万円 |
320d 320d Sport 320d Luxury 320d M Sport |
330e Standard 330e Sport 330e Luxury 330e M Sport |
340i Luxury 340i M Sport |
|
新車価格(税込) | 512万円 534万円 555万円 557万円 |
554万円 577万円 597万円 599万円 |
782万円 782万円 |
エクステリア・インテリア ギャラリー
3シリーズの走行スペック
320i | 320i xDrive | 320d | 330e | 340i | |
駆動方式 | 後輪駆動(FR) | 4輪駆動(4WD) | 後輪駆動(FR) | ||
エンジン | 2.0L直列4気筒DOHC | 2.0L直列4気筒DOHC | 2.0L直列4気筒 DOHC ディーゼル |
2.0L直列4気筒 DOHC+モーター |
3.0L直列6気筒DOHC |
最高出力 kW(PS)/r.p.m. |
135(184)/5,000 | 135(184)/5,000 | 140(184)/5,000 | 135(184)/5,000 システム・トータル最高出力 185kW(252ps) |
240(326)/5,500 |
最大トルク |
270(27.5)/1,350-4,600 | 270(27.5)/1,350-4,600 | 400(40.8)/1,750-2,500 | 270(27.5)/1,350-4,600 システム・トータル最大トルク 420Nm(42.8kgm) |
450(45.9)/1,380-5,000 |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT or 6速MT | 電子油圧制御式8速AT | 電子油圧制御式8速AT |
3シリーズには多くのエンジンがラインナップされています、4気筒エンジンを搭載する320iは環境性能とエンジンスペックのバランスが取れたとても扱いやすいエンジンです。
また3シリーズには燃費性能が非常に高いハイブリットシステム車とディーゼル車のラインナップもあります。
ハイブリット車はエンジンとモーターを使用しエンジンが苦手とする低回転域のトルクをモーターで補ったりより長距離走行を可能とするシステムが備わっています。ディーゼル車は低回転域から力強いトルクを発生し、クリーンで綺麗な環境に優しいエンジンです。
340iに至っては、直列6気筒3.0Lエンジンから発せられる出力、トルク共に非常に強く幅広い回転域で圧倒的なパワーを発揮します。
3シリーズに組み合わされる電子油圧制御式8速ATは、それぞれのエンジンのスペックを効率よく路面に伝え、高い走行性能をドライバーにもたらします。スポーツ、マニュアルといったモードも備え、ドライバーの意図する走りに応えます。
また3シリーズには燃費性能が非常に高いハイブリットシステム車とディーゼル車のラインナップもあります。
ハイブリット車はエンジンとモーターを使用しエンジンが苦手とする低回転域のトルクをモーターで補ったりより長距離走行を可能とするシステムが備わっています。ディーゼル車は低回転域から力強いトルクを発生し、クリーンで綺麗な環境に優しいエンジンです。
340iに至っては、直列6気筒3.0Lエンジンから発せられる出力、トルク共に非常に強く幅広い回転域で圧倒的なパワーを発揮します。
3シリーズに組み合わされる電子油圧制御式8速ATは、それぞれのエンジンのスペックを効率よく路面に伝え、高い走行性能をドライバーにもたらします。スポーツ、マニュアルといったモードも備え、ドライバーの意図する走りに応えます。
3シリーズの燃費・維持費
燃費・維持費について見ていきましょう。初代との数値を比べると、どれだけ燃費技術開発が進んだのか一目でわかります。
初代3シリーズE21型については古い車種なゆえ正式なカタログ値燃費はありませんので、大まかな予想値になっています。
※JC08モードで測定
初代3シリーズE21型については古い車種なゆえ正式なカタログ値燃費はありませんので、大まかな予想値になっています。
初代323 | 現行320i | |
カタログ燃費 | 11km/L(予想値) | 15.4km/L |
初代のカタログ燃費は同じような排気量で比較した予想値としています。6代目になった現行モデルは、数値上では大きく性能を伸ばしてると言っても良いでしょう。
初代はかなり年式の古い車種になるので、現在中古車で購入した場合メンテナンスをきちんと行わないと修理費などの維持費が新車並に掛かってしまう可能性が有ります。
初代はかなり年式の古い車種になるので、現在中古車で購入した場合メンテナンスをきちんと行わないと修理費などの維持費が新車並に掛かってしまう可能性が有ります。
3シリーズ安全装備
現行の3シリーズには、様々な安全性を高める装備が備わっています。
まず一つは、ドライビング・アシストです。これは、前方に備わったカメラによって他車や歩行者との衝突を避けたり、万が一衝突しても衝撃を軽減したりする機能があります。先行車に近づくとメーターパネルに警告を表示し警報音が発せられます。万が一衝突を避けれない状況においても予めブレーキ圧を高め通常よりも高いブレーキアシストが働きます。
また、車両が車線から逸脱しないように60km/h以上で走行する場合は車線を監視し、逸脱を感知すると警報音を発します。
危険をモニターする機能だけでなく、パッシブ・セーフティと呼ばれる事故の衝撃を最小限にするための安全保護機能も装備されています。居住空間は頑丈な作りで守られ、衝突時には衝撃がクラッシャブルゾーンで吸収され、居住空間から衝撃が逃げるよう設計され乗員を保護します。
さらに乗員だけでなく歩行者に対しても安全性を高め、ボンネット周辺は衝突時のエネルギーを吸収するような作りになっています。
まず一つは、ドライビング・アシストです。これは、前方に備わったカメラによって他車や歩行者との衝突を避けたり、万が一衝突しても衝撃を軽減したりする機能があります。先行車に近づくとメーターパネルに警告を表示し警報音が発せられます。万が一衝突を避けれない状況においても予めブレーキ圧を高め通常よりも高いブレーキアシストが働きます。
また、車両が車線から逸脱しないように60km/h以上で走行する場合は車線を監視し、逸脱を感知すると警報音を発します。
危険をモニターする機能だけでなく、パッシブ・セーフティと呼ばれる事故の衝撃を最小限にするための安全保護機能も装備されています。居住空間は頑丈な作りで守られ、衝突時には衝撃がクラッシャブルゾーンで吸収され、居住空間から衝撃が逃げるよう設計され乗員を保護します。
さらに乗員だけでなく歩行者に対しても安全性を高め、ボンネット周辺は衝突時のエネルギーを吸収するような作りになっています。
3シリーズ中古価格
初代から現行モデルまでの3シリーズの気になる中古価格を見てみましょう。大手中古車情報サイトによると、以下の通りとなります。
※2016年8月時点
初代と2代目モデルは、中古車情報なし
初代E21 | 2代目E30 | 3代目E36 | 4代目E46 | 5代目E90 | 現行F30 | |
最低価格 | ー | ー | 13万円 | 5万円 | 35万円 | 185万円 |
最高価格 | ー | ー | 178万円 | 517万円 | 719万円 | 798万円 |
平均価格 | ー | ー | 56.7万円 | 45.8万円 | 114.6万円 | 361.2万円 |
初代と2代目モデルは、中古車情報なし
中古相場は現行モデルを除いて見ると、大きく値段が下がっているのがわかります。最低価格はかなり低くなっていますが、最低価格周辺の中古車を見てみると過走行だったり修復歴がある車両が多く、購入する際には注意が必要です。
現行モデルの中古相場は高く、程度の良いものになると新車価格並みの中古価格になってきます。また、新車販売も行われているので大幅な値引き交渉は難しいでしょう。
その他のモデルに至っては、販売から年数が経っている車両もあり上手に値引き交渉をして少しでも大きく値引き額が引き出せるように相見積もりなどを使用して挑みましょう。
3シリーズは、日本国内でも多くの販売台数を誇り扱いやすい車種です。様々な層の方が楽しめるお勧めの一台です。
現行モデルの中古相場は高く、程度の良いものになると新車価格並みの中古価格になってきます。また、新車販売も行われているので大幅な値引き交渉は難しいでしょう。
その他のモデルに至っては、販売から年数が経っている車両もあり上手に値引き交渉をして少しでも大きく値引き額が引き出せるように相見積もりなどを使用して挑みましょう。
3シリーズは、日本国内でも多くの販売台数を誇り扱いやすい車種です。様々な層の方が楽しめるお勧めの一台です。