BMW 7代目5シリーズの6つのグレードを徹底比較!話題のディーゼルモデル「523d」でおすすめのモデルはこれだ!!

BMW 5シリーズは1972年の登場以来、実に半世紀以上にわたって販売され続けているBMWの主力車種です。1975年にBMW 3シリーズがデビューしてからはアッパーミドルクラスを担う車種として質感や高級感を向上させ、セダンとツーリングという2種類のボディータイプを展開しています。

2017年には最新のBMW 7代目5シリーズ(JR20S/JF20/JA20PH/JS30/JS44/JP20/JT20T/JT30型)へとフルモデルチェンジしましたが、今回はそんな7代目5シリーズにどのようなグレードがあるのかを紹介していきます。

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BMW 7代目5シリーズ 523i【678万円~】
BMW 7代目5シリーズ 523d xDrive【736万円~】
BMW 7代目5シリーズ 530i【844万円~】
BMW 7代目5シリーズ 530e【870万円~】
BMW 7代目5シリーズ 540i xDrive【1,104万円~】
BMW 7代目5シリーズ M550i xDrive【1,319万円】

BMW 7代目5シリーズ 523i【678万円~】

「523i」は、BMW 7代目5シリーズのエントリーグレードです。

エンジンは、2L 直列4気筒のB48B20A型を搭載し、最高出力135kW(184PS)/5,000rpm、最大トルク290Nm(29.6kgm)/1,350~4,250rpmを発生。

トランスミッションには電子油圧制御式の8速AT(オートマチックトランスミッション)を組み合わせ、燃費性能は実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで13.2km/Lを達成。駆動方式はFR(後輪駆動)、ボディー形状はセダンのみとなっています。

また、「523i」は7代目5シリーズのエントリーグレードに過ぎませんが、5シリーズそのものはBMWのなかでも上級車種に位置づけられているため各種装備が充実しています。

例えばエクステリア(外装)では迫力のある大径18インチアルミホイール、インテリア(内装)では電動フロントシート(前席)や自動防眩ミラー、ハンズフリー・テレフォン・システムなど、国産車ではオプション装備とされることが多いアイテムも標準装備となっています。

さらに、7代目5シリーズでは1つのグレードに複数のタイプが存在し、標準タイプの他により高級志向な「ラグジュアリー」、走行性能を向上させた「M Sport」がそれぞれラインナップされています。

特に「M Sport」では走行モードに応じてサスペンションの特性を変化させることが可能な「アダプティブ・サスペンション」や、前輪のステアリング切れ角に応じて後輪も切れ角を与える前後輪統合制御ステアリング・システム「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」などの先進的な装備も奢られ、上級車種のスポーティータイプにふさわしい仕上がりとなっています。

一方で価格も上級車種らしい値段設定で、「523i」が678万円、「523i ラグジュアリー」が743万円、そして「523i M Sport」が798万円となっています。

BMW 7代目5シリーズ 523d xDrive【736万円~】

「523d」は、BMW7代目5シリーズで唯一ディーゼルエンジンを搭載したグレードです。

エンジンは軽油を燃料とする2L 直列4気筒のB47D20B型で、最高出力140kW(190PS)/4,000rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/1,750~2,500rpmというディーゼルエンジンらしいトルクフルな特性となり、燃費性能もWLTCモードで15km/Lを達成し、下位グレードの「523i」に対して優れた燃費を誇ります。

また、ボディー形状にはセダンに加えてステーションワゴンの「ツーリング」も設定され、幅広いユーザーニーズに対応したラインナップとなっています。

そして、グレード名にもあるBMW独自の4WD(4輪駆動)システム「xDrive」を採用している点も見逃せません。「xDrive」は各種センサーによってクルマの走行状況をモニターし、前後輪のスリップを検知すると各ホイールに最適なトルクを配分するシステムで、雨や雪などの悪条件下はもちろん、高速道路などでも高い安定性を発揮します。

「523d xDrive」にも「ラグジュアリー」や「M Sport」などの各タイプが設定され、ラグジュアリーには高級感のあるファインライン・リッジ・ウッド・トリムなどの高級感のあるインテリア・トリム、M Sportにはアダプティブ・サスペンションなどの走行性能を向上させるアイテムが装備されています。

価格は「523d xDrive」セダンが736万円、ツーリングが774万円、「523d xDrive ラグジュアリー」セダンが801万円、ツーリングが839万円。そして「523d M Sport」セダンが856万円、ツーリングが894万円となっています。

BMW 7代目5シリーズ 530i【844万円~】

「530i」は、BMW 7代目5シリーズの上級グレードに位置づけられたモデルです。

エンジンは排気量こそ下位グレードと変わりませんが、最高出力185kW(252PS)/5,200rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,450~4,800rpmまでアップしたB48B20B型を搭載。ボディー形状はセダンとツーリングの2種類を設定し、同じガソリンエンジンを搭載する「523i」の上位互換とも言えるグレードとなっています。

実際に「523i」ではオプション装備扱いとなっているリヤ・ウィンドーやリヤ・サイド・ウィンドーのローラー・ブラインドが標準装備とされるなど、上級グレードにふさわしい装備が奢られています。

価格は「530i ラグジュアリー」がセダンのみで844万円、「530i M Sport」はセダンが869万円、ツーリングが907万円となっています。

BMW 7代目5シリーズ 530e【870万円~】

「530e」は、BMW 5シリーズ初となるPHV(プラグインハイブリッド)モデルです。

パワーユニットは「523i」にも採用されている2L 直列4気筒のB48B20A型にモーターを組み合わせたものを搭載し駆動方式はFRのみ。燃費性能はハイブリッド燃料消費率WLTCモードで12.8km/L、同モードのEV走行換算距離では54km/Lを達成しています。

PHVであるため、ガソリン給油口のほかに充電用ソケットが左フロントフェンダー部分に設けらており、外見上の大きな特徴となっています。また、インテリアではリヤ・ウィンドーとリヤ・サイド・ウィンドーにローラーブラインドが標準装備され、リヤシート(後席)の快適性能が高められています。

PHVはガソリンエンジンモデルに比べて静粛性に優れるともされていることから、その特徴を活かし同乗者に配慮した装備とも言えるでしょう。

また、「530e」ではM Sport専用装備となっていたアダプティブ・サスペンションやインテグレイテッド・アクティブ・ステアリングが「ラグジュアリー」にも標準装備されるようになりましたが、「M Sport」には新たに8速スポーツATが搭載されるなど走行性能の底上げが図られている点も見逃せません。

ボディー形状はセダンのみで、価格は「530e ラグジュアリー」が870万円、「530e M Sport」が895万円となっています。

BMW 7代目5シリーズ 540i xDrive【1,104万円~】

「540i xDrive」は、BMW 7代目5シリーズのなかでも特にハイパワーなエンジンを搭載した上級グレードです。

エンジンは下位グレードから排気量を拡大させた3L 直列6気筒のB58B30C型となり、最高出力250Nm(340PS)/5,500rpm、最大トルク450Nm(45.9kgm)/1,500~5,200rpmを発生。

トランスミッションは8速スポーツATを組み合わせ、駆動方式は4WDである「xDrive」を採用するなど、大パワーを確実に路面に伝えるメカニズムを備えています。さらに「540i xDrive」では「M Sport」のみのラインナップとなり、下位グレードよりもスポーティーさを強調した仕上がりとなっていることが伺えます。

価格は「540i xDrive M Sport」セダンが1,104万円、ツーリングが1,142万円と、ついに1,000万円を超える値段となりました。

BMW 7代目5シリーズ M550i xDrive【1,319万円】

BMW 7代目5シリーズのトップグレードに位置づけられているモデルが「M550i xDrive」です。

エンジンは「540i xDrive」よりもさらに排気量を拡大させた4.4L V型8気筒のN63B44型を搭載し、最高出力390kW(530PS)/5,500rpm、最大トルク750Nm(76.5kgm)1,800~4,600rpmを発生。駆動方式は4WDの「xDrive」を組み合わせ、ボディー形状もセダンのみとなるなどスポーティーな仕上がりとなっています。

フロントブレーキには対向ピストン構造の大型ブレーキキャリパーと大径ブレーキローターを備えた「Mスポーツ・ブレーキ」や、下位グレードのM Sportに採用されてきた「アダプティブ・サスペンション」を標準装備し、動力性能にも抜かりのない仕上がりとなっています。

圧倒的なパフォーマンスを誇る「M550i xDrive」ですが価格は1.319万円まで上昇し、エントリーグレードである「523i」2台分という途方もない金額となっています。

数々のグレードとタイプを展開している7代目5シリーズですが、なかでもディーゼルエンジンモデルの「523d xDrive」は優れた燃費性能と4WDシステムによる高い安定性から幅広い年齢層から支持を集めています。

特に高級志向の「523d xDrive ラグジュアリー」は必要充分な快適装備と比較的ソフトな乗り心地からおすすめの1台と言え、セダンとツーリングの2種類が設定されていることから多様なニーズに応えられるクルマであることが伺えます。

※ 2020年12月現在

PBKK

東京都港区北青山に本社を置く自動車業界を専門としたクリエイティブエージェンシー。複数の自動車メディアへのコンテンツ配信をおこなうほか、
自動車メーカーなどへ向けた動画コンテンツ制作、ウェブサイト制作、デジタルマーケティング支援などを一貫して行う。

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