洗車機で車を洗ったら傷がついた!修理費は負担してもらえる?

洗車機

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洗車機は、自動で洗車をしてくれる非常に便利な機械です。

主にガソリンスタンドに設置されていますが、洗車機を利用して車に傷が付いたら、誰が修理費を負担してくれるのでしょうか。

洗車機を使ったのは持ち主自身であるとして、全て自己責任となってしまうのでしょうか?

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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修理費の負担はケースバイケース

修理費の負担はケースバイケース

ガソリンスタンドなどに設置されている洗車機で車を洗った際、大きな傷が付いたり破損が起きた場合、修理費の負担を誰がするかはケースバイケースです。

なぜなら、責任の所在は原因と状況によって異なるためです。

例えば、現在設置されている洗車機の中には、操作盤に車の装備品を選択する項目がある機種が存在しています。
これは、車に装着されているスポイラーフェンダーミラーアンテナといった外装部品を機械に知らせるためのものですが、取り外せなかったり格納できない装備品があれば、破損を防ぐため必ず選択する必要があります。

そのため、この段階で選択するのを忘れていたり、操作を誤ったりした結果、傷が付いたり部品が破損してしまう可能性があります。

そのようなケースでは、実際に洗車機を操作した車の持ち主自身の責任となる可能性が非常に高くなってしまうのです。
次に、ガソリンスタンド側に責任が問われるケースも考えられます。

これは、洗車機の点検などを行ったあと、メンテナンス用の扉を締め忘れたために扉とボディが擦れて傷が付いたり、なんらかの工具が洗車機内に残っており、水圧によって弾き飛ばされた工具がボディに衝突したことで傷や凹みができたといったケースです。

ガソリンスタンド店員などのヒューマンエラーによって引き越された傷や破損は、多くの場合でガソリンスタンド側が修理費を負担することになるようです。
最後は、そもそも洗車機自体に問題があるケースです。

このケースでは、洗車機の構造上の欠陥であったり、仕様上想定されないような挙動をしたことでトラブルが発生することが考えられます。

以上のような原因で車に傷が付いたり破損が発生すれば、洗車機のメーカーが賠償責任を負うのが一般的でしょう。

洗車機は手間をかけずに車を綺麗にできる便利なものです。

しかし、洗車機に入れる前には洗車機の中に傷の原因になるようなものはないか、破損しやすいパーツが格納できるかなど、いちど確認をした方が良いかもしれません。
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