横浜ゴムがスーパーフォーミュラのタイヤ供給を2030年まで延長!「足元」に注目するとレースはもっと面白い
更新日:2026.02.24
2026年2月24日、横浜ゴムが全日本スーパーフォーミュラ選手権(SUPER FORMULA)のオフィシャルタイヤパートナーとして、コントロールタイヤの独占供給契約を2030年まで延長すると発表しました。2026年から2030年まで、「ADVAN」レーシングタイヤの供給が続く、というニュースです。
タイヤの話って、パッと見は地味に感じるかもしれません。でも、モータースポーツって“足元”の影響がとにかく大きい世界。供給が長期で継続されるということは、シリーズの土台がより安定するだけでなく、さまざまな面でも「次の仕掛け」がやりやすくなる……そんな狙いが読み取れます。
タイヤの話って、パッと見は地味に感じるかもしれません。でも、モータースポーツって“足元”の影響がとにかく大きい世界。供給が長期で継続されるということは、シリーズの土台がより安定するだけでなく、さまざまな面でも「次の仕掛け」がやりやすくなる……そんな狙いが読み取れます。
そもそも「コントロールタイヤ」って、何がうれしいの?
コントロールタイヤは、ざっくり言うと「参加車両が共通で使うタイヤ」。車体やエンジンだけじゃなく、タイヤまで条件が揃うことで、レースの勝負どころが“分かりやすく”なる面があります(もちろん、そこから先はチームの作り込みとドライバーの腕の見せどころ)。そして、その供給を誰が担うかは、シリーズの運営や技術の積み重ねにも関わってくる大事なポイントです。
横浜ゴムは、SUPER FORMULAに2016年からコントロールタイヤを供給してきました。今回の延長で、そこからさらに2030年まで続くことになります。
横浜ゴムは、SUPER FORMULAに2016年からコントロールタイヤを供給してきました。今回の延長で、そこからさらに2030年まで続くことになります。
2016→2030。10年超えで続く「信頼関係」が見える
リリースでは、今回の契約延長を「SUPER FORMULAのさらなる発展」に向けた共通のビジョンのもと、JRP(日本レースプロモーション)と協業して技術開発とマーケティング活動を強化するため、としています。
JRPの上野禎久社長も、10年間にわたり共に歩んできたパートナーシップを2030年まで継続できることを喜ぶコメントを出しています。ここまで“長く一緒にやる”というのは、シリーズ側から見ても、タイヤが単なる消耗品ではなく「競技の核」になっている証拠だな、と感じます。
JRPの上野禎久社長も、10年間にわたり共に歩んできたパートナーシップを2030年まで継続できることを喜ぶコメントを出しています。ここまで“長く一緒にやる”というのは、シリーズ側から見ても、タイヤが単なる消耗品ではなく「競技の核」になっている証拠だな、と感じます。
実はここが本題かも。サステナブル比率「約46%」まで来ている
今回の発表で、個人的にいちばん目を引いたのがここ。横浜ゴムは2023年から、JRPが推進する「SUPER FORMULA NEXT50」に賛同し、再生可能原料・リサイクル原料比率を高めたレーシングタイヤを開発して供給を開始。さらに2025年には、その使用比率を約46%(ドライ/ウェット平均)まで高めたタイヤの供給を実現した、としています。
「環境に配慮します」だけなら、正直どこでも言えます。でもレース用タイヤは、結果がすぐ出る世界。上野社長コメントでも“過酷なレース環境で走行性能を維持しながら”比率を高めた点が強調されています。ここは、資料から読み取れる範囲でも、かなり挑戦的なテーマだと思います。
カジュアルに言うなら、「エコだから我慢」ではなく、「エコでも速い(を目指す)」を本気でやっている感じ。観戦する側としても、こういう“中身のあるアップデート”が進むと、カテゴリー自体の見え方が変わってきます。
「環境に配慮します」だけなら、正直どこでも言えます。でもレース用タイヤは、結果がすぐ出る世界。上野社長コメントでも“過酷なレース環境で走行性能を維持しながら”比率を高めた点が強調されています。ここは、資料から読み取れる範囲でも、かなり挑戦的なテーマだと思います。
カジュアルに言うなら、「エコだから我慢」ではなく、「エコでも速い(を目指す)」を本気でやっている感じ。観戦する側としても、こういう“中身のあるアップデート”が進むと、カテゴリー自体の見え方が変わってきます。
延長の狙いは2本立て。「技術」と「盛り上げ」を両方やる
リリースでは、延長の目的を大きく2つに分けています。
- 技術開発:サステナビリティ深化(再生可能・リサイクル比率向上)、ドライバビリティ追求(走行性能)、将来タイヤの検討・探索
- マーケティング強化:興行発展に向けたプロモーション施策拡大
2026年の注目ワード:「SUPER POLE」で予選がもっと面白くなる?
マーケ強化の具体策として、2026年は一部大会でノックアウト予選Q3方式を採用した「SUPER POLE QUALIFYING Supported by YOKOHAMA TIRE」の実施に取り組む、としています。対象は第3戦オートポリスと第8戦SUGOのみ。ここにさらっと書かれていますが、観戦目線だと結構ワクワクするポイントです。
予選って、“一発のアタック”がハマった瞬間に空気が変わるじゃないですか。限られた時間で、どこまで攻められるか。そこでタイヤがどう仕事をするのか。SUPER POLEという仕掛けが入ることで、初見の人にも「いまの1周が勝負!」と伝わりやすくなりそうで、純粋に期待しています(もちろん、実際の運用は今後の大会でのお楽しみ)。
予選って、“一発のアタック”がハマった瞬間に空気が変わるじゃないですか。限られた時間で、どこまで攻められるか。そこでタイヤがどう仕事をするのか。SUPER POLEという仕掛けが入ることで、初見の人にも「いまの1周が勝負!」と伝わりやすくなりそうで、純粋に期待しています(もちろん、実際の運用は今後の大会でのお楽しみ)。
横浜ゴム側の狙いは「ADVANの価値を上げる」ことにもつながる
横浜ゴムは中期経営計画「YX2026」で、高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップの「ADVAN」、SUV・ピックアップ向けの「GEOLANDAR」、ウィンタータイヤの拡販に取り組むとしています。その中で、モータースポーツ活動を「ADVAN」「GEOLANDAR」のブランド価値向上の場と位置付け、トップからグラスルーツまで幅広く参戦している、という説明もありました。
要するに、SUPER FORMULAは“広告枠”というより、ブランドの技術力と世界観を磨く舞台として重要、ということ。塩入博之氏のコメントでも、供給を通じて技術研鑽とブランド価値向上ができた点、そしてNEXT50でのサステナブルタイヤ開発が「環境性能と極限グリップの両立」という大きな挑戦だった点が語られています。
要するに、SUPER FORMULAは“広告枠”というより、ブランドの技術力と世界観を磨く舞台として重要、ということ。塩入博之氏のコメントでも、供給を通じて技術研鑽とブランド価値向上ができた点、そしてNEXT50でのサステナブルタイヤ開発が「環境性能と極限グリップの両立」という大きな挑戦だった点が語られています。
まとめ:次に観るときは「車」だけじゃなく“足元”も見てみよう
2030年まで供給継続 -このニュースは、派手な新マシン発表ほど目立たないかもしれません。でも、シリーズの安定と進化に直結する“要の話”です。サステナブル比率を高めた次世代タイヤの流れをさらに進めつつ、2026年はSUPER POLEという観戦体験のアップデートも狙う。発表内容を眺めるだけでも、次のシーズンがちょっと楽しみになる材料が詰まっていました。