まだ100万円以下で買える!国産スポーツモデル7選【2021年版】

国産スポーツモデル6選

シルビアやシビックといった国産の人気スポーツモデルは、かつては2ケタ万円台というリーズナブルな価格が一般的でした。

ですが今では軒並み高騰してしまい、とても若者では手を出せない価格帯に…。もう手軽にスポーツ走行を楽しめるベース車は無いのか…と思いきや、まだわずかながら存在しているのです。

今回は、現在でも本体100万円以下で買えるスポーツモデルをご紹介します。

Chapter
マツダ スピードアクセラ
マツダ スピードアテンザ
ホンダ CR-Z (DAA-ZF1/ZF2型)
スズキ スイフトスポーツ (CBA-ZC31S型)
スズキ スイフトスポーツ (CBA-ZC32S型)
三菱 コルト 1.5 ラリーアートバージョンR (CBA-Z27AG型)
日産 スカイライン 350GT V35型

マツダ スピードアクセラ

マツダスピードアクセラとは、マツダ・アクセラに対して2006年6月に行われたマイナーチェンジによって追加されたモデルで、いわゆるホットハッチに分類されます。

搭載するエンジンは、マツダスピードアテンザに搭載された2.3L の直列4気筒の直噴ターボエンジンです。最高出力は264ps/最大トルク38.8kgmを発揮し、トランスミッションは6速のMT。さらに、LSDを組み合わせています。

スペックでは、0-100km/h加速でホンダのインテグラとシビックのタイプRをも上回るタイムを叩き出しており、当時のFF車としては驚異的とも呼べるパワーウエイトレシオ(クルマの重さに対するエンジンの馬力)を誇っています。

マツダスピードアクセラには初代となるBK3P型と2代目となるBL3FW型が存在し、いずれも中古車相場は100万円以下の車両もあります。

マツダ スピードアテンザ

マツダスピードアテンザは、上記のマツダスピードアクセラに先駆ける形で、初代アテンザのデビューと共に登場したスポーツモデルです。

ハッチバックであるマツダスピードアクセラに対して、マツダスピードアテンザは4ドアのセダン

駆動方式は4WD(4輪駆動)を採用しており、大型化したグリルやディフューザーが、ベースモデルとの違いを明確に主張します。

搭載するエンジンは2.3L の直列4気筒のターボエンジン。このL3-VDT型エンジンは当時の新開発エンジンであり、直噴を採用するなどマツダの渾身の力作です。

最高出力は272ps/最大トルク38.7kgmで、出力だけならマツダスピードアクセラよりも8ps上回るスペックを持っています。

ホンダ CR-Z (DAA-ZF1/ZF2型)

ホンダのCR-Zは、2010年にデビューした3ドアのハッチバッククーペです。

環境性能を高めたハイブリッドカーとしての側面と、走行性能の高さやハンドリングのキレの良さを併せ持つモデルとして高い評価を受け、第31回カー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた1台です。

鋭さのあるエクステリア(外観)はもちろん、ハイブリッドシステムも進化しています。

インサイトに搭載されていた1.3L エンジンが1.5L へ拡大されており、最高出力もCVTモデルで118ps、MTモデルでは120psと大幅な改良を受けています。

現在、CR-Zの相場は30万円台の車両も存在するなどかなり安くなっており、気軽にライトウェイトスポーツを楽めるベース車としてはかなりリーズナブルと言えるでしょう。比較的年式が新しく、排気量が小さいために税制面でも経済的なのがポイントです。

スズキ スイフトスポーツ (CBA-ZC31S型)

スイフトスポーツのZC31S型は、2000年に登場した初代スイフトスポーツが2005年にフルモデルチェンジを受けてデビューした2代目のモデルです。

初代モデルで不評だったデザイン的な「軽さ」を克服し、現行モデルにも繋がるスイフトスポーツとしてのディティールの基盤を作ったとされています。

エンジンは、専用のチューニングを受けた1.6L の直列4気筒エンジンを搭載。世界戦略車であった2代目スイフトをベースとして、高剛性ボディを採用してフロア後部を専用設計としました。

足回りにも大幅なテコ入れが行われており、専用のエクステリア/インテリア(内装)パーツといった豪華装備も装着しています。

現在では後述の3代目となるZC32S型や、現行型となるZC33S型が存在しているということもあり相場は安くなっています。スペックの面や年式では後継の2台に劣りますが、現在でも十分にスポーツ走行を楽しめるモデルです。

スズキ スイフトスポーツ (CBA-ZC32S型)

スイフトスポーツのZC32Sは、三代目となったスイフトスポーツです。デビューしたのは2011年の11月。先代の販売終了からおよそ1年のブランクを経ての復活でした。

搭載するエンジンは2代目スイフトスポーツと同型ながら、各部を改良することで高効率化に成功。排ガス規制にも対応しながら、最高出力136ps/最大トルク160Nmを発揮。

このエンジンに、6速のMTかスイフトスポーツとしては初めて採用となったCVTを組み合わせます。

エンジンの高回転化・高効率化、6速のMTに低回転域から出る強いトルクと、現在でも人気の高いモデルです。

三菱 コルト 1.5 ラリーアートバージョンR (CBA-Z27AG型)

コルト 1.5 ラリーアートバージョンRは、2006年にデビューした初代コルトのスポーツモデルです。

2004年に登場したコルトのスポーティモデルであるコルト ラリーアートに更なる改良を加えた、驚くべき性能を持つホットハッチなのです。

ボディには更なる剛性の向上を狙って、スポット溶接を1.5倍マシ

足回りにも改良を加えた上で、当時としては珍しくなりつつあった1.5L のターボエンジンにチューニングを加え、最高出力154ps/最大トルク21.4kgmとクラストップをマークしたのです

このモンスターエンジンに、ドイツの老舗トランスミッションメーカーであるゲトラグ社製トランスミッションザックス社製のクラッチを組み合わせました。

まさに、コンプリートカーと呼んでも差支えないほどの装備と性能が与えられた1台といえます。

日産 スカイライン 350GT V35型

V35型スカイラインは、直列6気筒エンジンやそれまでアイデンティティ的に扱われてきた伝統の丸目4灯を辞めてしまったことから、スカイラインシリーズの中ではあまり人気が出なかった不遇のモデルです。

スポーツモデルとしての印象は薄くもありますが、2003年のマイナーチェンジによって追加された350GTは一味違います。

最上級グレードとして君臨していた350GT-8同様、チューンドサスペンションを採用してホイールも17インチが標準装備になったのです。また、エンジンも待望の3.5L V型6気筒エンジンとなり、6速マニュアルが搭載されました。

最高出力272ps/最大トルク36.0kgmを発揮し、快適さと走りの良さを併せ持つスポーティセダンとして仕上がっている1台です。セダンだけではなくクーペモデルも存在するので、スポーツカーとしては見た目・性能ともに申し分ないでしょう。

手頃なホットハッチから大排気量のFRまで、いろいろな車種があるスポーツモデル。

現在ではマニュアルのトランスミッション自体が希少になりつつあり、今回ご紹介したこれらのモデルも今後高騰していく可能性があります。

マニュアル車でスポーツ走行を楽しむなら、今がチャンスかもしれません。

※2021年7月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道