BMW 2代目 2シリーズの後部座席を徹底解説！

リアシートを詳しく紹介する前に、まずは2シリーズのクーペとグランクーペについて見ていきます。

まず、クーペは2ドアの4人乗りで、ボディーサイズは全長4,470mm×全幅1,775mm×全高1,410mmと2シリーズのなかでは最も小柄なタイプとなっています。

グレードとしては、「220i クーペ M Sport」と「M240iクーペ」の2つのモデルをラインアップしました。

スポーツを徹底的に意識したデザインが特徴で、優れたハンドリングを生むFR(後輪駆動)のダイナミクスと特別仕様のインテリア(内装)により、快適なドライビング体験を実現している点が魅力といえるでしょう。

また、スポーティーさを極めた素早い変速を実現する8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションもクーペの魅力。

セレクター・レバーをS/M位置に入れてスポーツモードを選択すれば、最大限のパフォーマンスが得られるようギヤ・シフトが設定されるのです。

そしてグランクーペでは、218i グランクーペの「Standard」「Play」「M Sport」、218d グランクーペの「Play Edition Joy+」「M Sport Edition Joy+」、「M235i xDriveグランクーペ」の7つのモデルをラインアップしました。

グランクーペはクーペをベースとした4ドアの5人乗りタイプで、Standardのボディーサイズは、全長4,535mm×全幅1,800mm×全高1,430mmに設定されています。

「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー」にノミネートしたほか、「RJCカーオブザイヤー・インポート」を受賞しており、圧巻の実績を持つクルマといえるでしょう。

さらに、クーペとグランクーペともには危険を未然に防ぎ、万が一の事故の際には影響を最小限に抑えるよう運転をサポートしてくれる「ドライビング・アシスト」が標準搭載されており、安全性能にこだわっている点も注目に値します。

2シリーズのクーペとグランクーペのリアシートは、それぞれ異なる魅力を持っています。

クーペはグランクーペと比べるとリアシートはそこまで広くはありませんが、普段は荷物を積載するのに使用し、たまに乗車する程度であれば、ややタイトながらも決して狭い室内空間と感じることはないでしょう。

また、オプションではありますが、クーペでは「電動ガラス・サンルーフ」を設定しています。

スイッチ一つで簡単にスライドやチルト・アップでき、リアシート周辺にも光や風が入るため、心地良い乗り心地を体験できること間違いありません。

そしてグランクーペは、クーペをベースとしながらもリアシートの広さを確保しているのが特徴で、洗練された走りと快適性を兼ね備えたクルマといえます。

クーペ同様に「電動パノラマ・ガラス・サンルーフ」をオプションとして設定。

グランクーペのサンルーフの開口部はクーペよりも大きく、新鮮な空気を車内にたっぷり取り込めるのが特徴です。

光もしっかりと入るので、サンルーフを閉じた場合でも開放感に溢れた室内環境を楽しめるのが魅力といえるでしょう。

続いて、クーペとグランクーペのリアシートの機能性について紹介していきます。

クーペでは60:40分割可倒式リアシートを採用しており、コンパクトな車体でありながらも、リアシートとしての必要十分な性能を持っているクルマなのです。

そしてグランクーペではスルーローディング・システムを装備しており、リアシートのバックレストを40:20:40の3分割に倒して使えるのが魅力。

また、2個のカップホルダーを内蔵したリア・センター・アームレストも装備しているなど、長時間のドライブでも快適に過ごすための工夫が施されています。

シートアレンジの活用法によって多くの荷物を搭載可能な2シリーズは、リアシートの機能性も優れたクルマといえるでしょう。

今回は、2代目2シリーズのリアシートについて詳しく解説しました。

2シリーズのクーペとグランクーペはスポーツを意識したデザインでありながら、リアシートの快適性も配慮されています。

リアシートのアレンジ次第では収納スペースを増やすことができることからも、多彩なニーズに対応できるクルマといえるでしょう。

※2021年8月現在