BMW X1の現行モデルとモデルチェンジ前の違いを徹底解説! 見た目・装備・エンジンはどう変わった?(F48型)

BMW X1

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BMW X1は、2010年4月に登場しました。BMWのSUVシリーズは2000年発売のX5からスタートし、X3、X6とニューモデルが続々登場した中でユーザーからコンパクトモデルを望む声が上がっていたという背景があります。

そんな中2010年に登場したX1は他のモデルと比べてコンパクトになりました。2015年には現行モデルの2代目(F48型)となり、さまざまな点が変更されています。

今回はそんなX1の現行モデルである2代目とモデルチェンジ前の初代との違いについて、紹介しましょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
BMW X1の初代と2代目のボディサイズとエクステリアの違い
BMW X1の初代・2代目のインテリアと装備の違い
BMW X1の初代・2代目のエンジンの違い

BMW X1の初代と2代目のボディサイズとエクステリアの違い

BMW X1のモデルチェンジ前は全長4,485mm×全幅1,800mm×全高1,575mmでした。一方、2代目X1は全長4,445mm、全幅1,820mm、全高1,610mmです。

初代より全長が短くなり、全高は高くなっています。これにより、取り回し性能が高くなったと言えるでしょう。

初代も街中での扱いやすさはとても高かったのですが、さらにブラッシュアップをかけたことによりユーザーの「コンパクトなクルマが欲しい」という要望により寄り添った形になりました。

日本の道路交通事情にとてもマッチするサイズ感だと言えるでしょう。

ホイールベースは初代が2,760mm、2代目が2,670mmです。ホイールベースも短くなっています。これはインテリア(内装)の居住性や荷室の容量が心配かと思いきや、FF(前輪駆動)ベースになったことでバランスを取っているので心配する必要はありません。

そのうえ130mm前後スライド機能がリアシート(後席)についているため、居住性は高いです。

荷室の容量も初代の420〜1,350Lから、2代目は505〜1,550Lにアップしています。

また、X1はモデルチェンジでエクステリア(外装)も変わりました。

特に大きな違いは、キドニーグリルの立体化でしょう。フロントバンパーから続いているパーツで、これが立体化されたことで重厚感が生まれています。

初代は吊り上がったようなフロントライトなど、力強いデザインでした。これがモデルチェンジによりキドニーグリルの立体化と直立化、ライトのデザイン変更などにより街中に合うモダンで落ち着いた雰囲気に変わっています。

一方、リアライトはLEDライトバーが加わり、スポーティな雰囲気が高められました。

BMW X1の初代・2代目のインテリアと装備の違い

初代BMW X1のインテリアのデザインで特徴的だったのは、メーターから助手席方面に水平に伸びるようなインパネデザインです。これがX1にBMWらしいタイト感を与えてくれるうえに、スポーティ感を演出してくれる優秀なデザインとなっていました。

この点はモデルチェンジ後も健在です。

さらに運転席から見える景色がより広くなり、助手席型センターコンソールに仕切りが追加されコックピットとの一体感や視認性が高められていると言えるでしょう。

そして、装備にも変更点があります。

2代目は衝突軽減ブレーキ、LEDヘッドライトを標準搭載しました。そのうえ、全モデル標準でパフォーマンスコントロールが搭載されています。これは、コーナリング時の走行安定性とハンドリング性能を高めてくれる機能です。

さらに、先進安全装備を機能させるためのカメラと、それを利用したドライビング・アシストもモデルチェンジ後に採用されました。

BMW X1の初代・2代目のエンジンの違い

モデルチェンジで、BMW X1のエンジンまわりは大きく変わりました。

それぞれ、最も基本となるグレードで見ていきましょう。

モデルチェンジ前は、1,995ccの直列4気筒DOHCエンジンが搭載されていました。最大出力110kW(150ps)/6,400rpm、最大トルク200N・m(20.4kg-m)/3,600rpmとパワフルです。

モデルチェンジを行い、2代目には1,498ccの直列3気筒DOHCエンジンが搭載されています。最高出力は100kW(136ps)/4,600rpm、最大トルクは220N・m(22.4kg-m)/1,480〜4,200rpmです。

「xDrive」系のグレードには、1,998cc直列4気筒DOHCディーゼルエンジンが搭載。最高出力は110kW(150ps)、最大トルクは350N・m(35.7kgm)です。

さらに、上級の「X1 xDrive20i xline」には1,998ccの直列4気筒DOHCエンジンが搭載されています。最高出力は141kW(192ps)/5,000rpm、最大トルクは280N・m(28.6kgm)/1,350〜4,600rpmです。

性能が異なるエンジンをグレード別で設定しており、さまざまなニーズに応えられるようになっています。モデルチェンジ前は無かったディーゼルがあるのが、コアなSUVファンにはたまらない点ではないでしょうか。

そのうえ、初代は縦置きだったのが2代目では横置きになり、新世代モジュラーエンジンが搭載されるようになりました。
このように、BMW X1はモデルチェンジによりさまざまな点がブラッシュアップされています。

初代に乗っていた人でも、十分すぎるほどに満足できるのではないでしょうか。

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