【S220系】トヨタ クラウンのグレードを徹底解説!

2018年に登場した、15代目となるトヨタ クラウン。トヨタのラインアップの中でも長い歴史を誇るクラウンですが、15代目となるクラウンには走りやスタイリングなどにこだわることはもちろん、コネクティッドカーとしての要素も取り入れ、トヨタの一役を担う上で重要なクルマとして登場しました。

クラウンは新しい時代のクルマとしてどんな進化が遂げられているのでしょうか。今回はグレード別の違いについて、15代目トヨタ クラウンをひも解いていきます。

文・鈴木 ケンイチ/写真・黒田 明

Chapter
トヨタ クラウンのグレードの違いって?
クラウンのグレード構成は?
グレード一覧(全14グレード)
クラウンの装備の内容は基本的にはグレードごとにほぼ決まっている?

トヨタ クラウンのグレードの違いって?

トヨタ クラウン RS 黒田明

2018年6月に登場した第15代目クラウン。スポーティーな仕様を用意するだけでなく、ゴージャスなグレードまで、幅広いグレードバリエーションが用意されています。そのグレードごとに、どんな違いがあるのかをチェックしてみましょう。

クラウンのグレード構成は?

トヨタ クラウン RS 黒田明

15代目クラウンのグレード編成は、ざっくりと「RS仕様」と「その他」に分けることができます。RS仕様は、上位から「RS Advance」「RS」「RS-B」の3つがあり、「RS-B」を除く上位グレードに4WDが用意されています。

「その他」には上位から「G-Executive」「G」「S“C package”」「S」「B」というグレードが並び、「B」を除くそれぞれに4WDが用意されています。

グレード一覧(全14グレード)

トヨタ クラウン RS 黒田明

「RS Advance」
「RS Advance Four」
「RS」
「RS Four」
「RS-B」

「G-Executive」
「G-Executive Four」
「G」
「G Four」

「S“C package”」
「S“C package”Four」
「S」
「S Four」

「B」

トヨタ クラウン RS 黒田明

このグレード編成に組み合わされるのが3つのパワートレーンです。上位から言えば、3.5Lマルチステージハイブリッド、2.5Lハイブリッド、2Lターボエンジンの3種類。ただし面倒なのは、すべてのグレードで3つのパワートレーンを自由に選べるわけではありません。

しかも、4WDは2.5Lハイブリッドだけにしか用意されていません。4WDが欲しければ、パワートレーンは2.5Lのみしか選べないのが残念なところです。

トヨタ クラウン RS 黒田明

パワートレーン側からグレード編成を見ると、3.5Lマルチステージハイブリッドには「RS Advance」「G-Executive」「S」の3グレードのみ。2.5Lの2WDは5グレード編成で、エントリーと最上級の「RS-B」「B」「G-Executive」の3つがありません。

また4WDは、「RS-B」と「B」の2つが用意されていません。そして2Lターボは、ベーシックなグレードから7グレードがあるものの、最上級の「G-Executive」が用意されていません。

トヨタ クラウン RS 黒田明

グレードとパワートレーンをあわせると以下のような組み合わせになります。

トヨタ クラウン RS

「RS Advance(3.5L・2.5L・2L)」
「RS Advance Four(2.5L)」
「RS(2.5L・2L)」
「RS Four(2.5L)」
「RS-B(2L)」

「G-Executive(3.5L)
「G-Executive Four(2.5L)」
「G(2.5L・2L)」
「G Four(2.5L)」

「S“C package” (2.5L・2L)」
「S“C package”Four(2.5L)」
「S(3.5L・2.5L・2L)」
「S Four(2.5L)」

「B(2L)」

クラウンの装備の内容は基本的にはグレードごとにほぼ決まっている?

トヨタ クラウン RS 黒田明

装備の内容は基本的にはグレードごとに、だいたい決まっています。

トヨタ クラウン RS 黒田明

まずはRS仕様から解説しましょう。RS仕様となる「RS Advance」「RS Advance Four」「RS」「RS Four」「RS-B」の5グレードのエクステリアは、ほぼ同じ内容です。専用フロントグリルをはじめとした前後バンパーや4本出しマフラー、専用デザインの18インチホイールなどのエクステリア系のほとんどが全グレードに標準装備となります。

ただし、LEDシーケンシャルターンランプだけは例外で、「RS-B」は未装備。「RS-B」だけヘッドライトが、「S」と同じモノとなっています。

トヨタ クラウン RS 黒田明

ドライブモードセレクトもRS仕様に標準装備されるアイテムです。パワートレーンとステアリングなどを統合制御することで走り味を「SPORT+」「SPORT」「NOMAL」「COMFORT」「ECO」「CUSTOM」「SNOW」の7種類に変化させることができます。

その他のグレードのドライブモードセレクトは「SPORT」「NOMAL」「ECO」「SNOW」の4種類となります。

トヨタ クラウン RS 黒田明

他にNAVI・AI-AVSも「RS仕様」だけの装備となります。減衰力可変サスペンションシステムとナビを組み合わせたもので、ナビ情報を使ってコーナーリング前にサスペンションを最適な減衰力に自動で調整してくれます。

これがあることで、コーナーの走りがより安定したものになります。ちなみに3.5Lハイブリッドは全車、高性能なフロントブレーキの4ピストンアルミモノブロックキャリパーが装備されています。

トヨタ クラウン RS 黒田明

シートは「RS Advance」「RS Advance Four」がブランノーブ+合成皮革で、他がファブリックとなります。インテリアの加飾は、RS仕様のすべてがカーボン調です。ステアリングは「RS-B」だけがウレタンで、他は本革巻きとなります。

トヨタ クラウン RS 黒田明

運転支援は全車、自動ブレーキなどの「トヨタセーフティセンス(Toyota Safety Sense)」とペダル踏み間違い時の加速抑制機能の「インテリジェントクリアランスソナー」を装備。

「RS Advance」「RS Advance Four」は、これらに加え駐車場からバックで出るときにクルマや人がいると自動でブレーキをかける「リアクロストラフィックオートブレーキ」、斜め後ろの死角の車両接近を知らせる「ブラインドスポットモニター」、そして「ヘッドアップディスプレイ」が追加されています。

トヨタ クラウン RS 黒田明

続いては「G」や「S」など、その他のグレードです。これらの外観は、ヘッドライトとホイール、ドアハンドル以外は共通になります。ヘッドライトは「G」系が3眼LEDヘッドランプで、「S」系と「B」がBi-Beam LEDヘッドランプになります。

ドアハンドルは「G」系がメッキ、「S」系と「B」はボディ同色になります。アルミホイールは「G-Executive」と「G-Executive Four」が専用の18インチ。「B」が16インチで、その他が17インチ。「S」の3.5Lモデルにだけ18インチが採用されています。 

トヨタ クラウン RS 黒田明

運転支援システムは「S」「S Four」「B」には、基本的な「トヨタセーフティセンス(Toyota Safety Sense)」と「インテリジェントクリアランスソナー」を装備。

「G」「G Four」「S“C package”」「S“C package”Four」は、それに加えて「リアクロストラフィックオートブレーキ」「ブラインドスポットモニター」「カラーヘッドアップディスプレイ」をプラス。「G-Executive」と「G-Executive Four」には、さらに「デジタルインナーミラー」が追加されています。

トヨタ クラウン RS 黒田明

シートは「G-Executive」と「G-Executive Four」が本革。また「G-Executive」と「G-Executive Four」は、本杢調パネルとサテンメッキ加飾された後席カップホルダーボックスが用意されています。

それ以外のグレードでは、シートはファブリックで、加飾は幾何学柄。後席カップホルダーは「G」と「G Four」では、コントロールスイッチ付き。「S」系と「B」では、スイッチのないただのカップホルダーになっています。

グレードとパワートレーンを組み合わせると新型クラウンには、全部で21ものモデルが用意されています。スポーティー志向からカンパニーカー向けまで、広い間口が用意されているのも新型クラウンの特徴でしょう。

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ