トヨタ クラウン(S220系)の各グレードの違いは?
更新日:2024.09.26
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2018年に登場した、15代目となるトヨタ クラウン。トヨタのラインアップの中でも長い歴史を誇るクラウンですが、15代目となるクラウンには走りやスタイリングなどにこだわることはもちろん、コネクティッドカーとしての要素も取り入れ、トヨタの一役を担う上で重要なクルマとして登場しました。
クラウンは新しい時代のクルマとしてどんな進化が遂げられているのでしょうか。今回はグレード別の違いについて、15代目トヨタ クラウンをひも解いていきます。
文・鈴木 ケンイチ/写真・黒田 明
クラウンは新しい時代のクルマとしてどんな進化が遂げられているのでしょうか。今回はグレード別の違いについて、15代目トヨタ クラウンをひも解いていきます。
文・鈴木 ケンイチ/写真・黒田 明
この記事をざっくり言うと
- 2018年に登場した15代目トヨタ クラウンは、コネクティッドカーとしての要素を取り入れた重要モデルである
- クラウンは幅広いグレードバリエーションを持ち、スポーティーなものからゴージャスなものまで用意されている
クラウングレード比較表
型式 | 新車価格 | 中古車価格 | 販売開始年月 | 車両重量 | 乗車定員 | ドア数 | 排気量 | 駆動方式 | 燃料 | 燃費 | トランスミッション | ハンドル | 全長×全幅×全高 | 最小回転半径 | 前輪サイズ | 後輪サイズ | 福祉車両 | |
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2.0 RS アドバンス | 3BA-ARS220 | 575.9万円 | 24〜888万円 | 2020年11月2日 | 1,730kg | 5名 | 4ドア | 1,998cc | リア | 無鉛プレミアム | 12.4km/L | マニュアルモード付AT | 右 | 4,910×1,800×1,455mm | 5,300mm | 225/45R10 | 225/45R10 | - |
2.5 RS アドバンス Four 4WD | 6AA-AZSH21 | 619.9万円 | 42〜566.5万円 | 2020年11月2日 | 1,860kg | 5名 | 4ドア | 2,487cc | 4X4 | 無鉛 | 18.2km/L | マニュアルモード付CVT | 右 | 4,910×1,800×1,465mm | 5,700mm | 225/45R10 | 225/45R10 | - |
2.0 RS | 3BA-ARS220 | 509.9万円 | 24〜888万円 | 2020年11月2日 | 1,720kg | 5名 | 4ドア | 1,998cc | リア | 無鉛プレミアム | 12.4km/L | マニュアルモード付AT | 右 | 4,910×1,800×1,455mm | 5,300mm | 225/45R10 | 225/45R10 | - |
2.5 RS Four 4WD | 6AA-AZSH21 | 553.9万円 | 42〜566.5万円 | 2020年11月2日 | 1,850kg | 5名 | 4ドア | 2,487cc | 4X4 | 無鉛 | 18.2km/L | マニュアルモード付CVT | 右 | 4,910×1,800×1,465mm | 5,700mm | 225/45R10 | 225/45R10 | - |
2.0 RS-B | 3BA-ARS220 | 491.2万円 | 24〜888万円 | 2020年4月27日 | 1,720kg | 5名 | 4ドア | 1,998cc | リア | 無鉛プレミアム | 12.4km/L | マニュアルモード付AT | 右 | 4,910×1,800×1,455mm | 5,500mm | 225/45R10 | 225/45R10 | - |
3.5 G エグゼクティブ | 6AA-GWS224 | 739.3万円 | 42〜566.5万円 | 2020年11月2日 | 1,900kg | 5名 | 4ドア | 3,456cc | リア | 無鉛プレミアム | 16km/L | マニュアルモード付CVT | 右 | 4,910×1,800×1,455mm | 5,300mm | 225/45R10 | 225/45R10 | - |
2.5 G エグゼクティブ Four 4WD | 6AA-AZSH21 | 651.3万円 | 42〜566.5万円 | 2020年11月2日 | 1,890kg | 5名 | 4ドア | 2,487cc | 4X4 | 無鉛 | 18.2km/L | マニュアルモード付CVT | 右 | 4,910×1,800×1,465mm | 5,700mm | 225/45R10 | 225/45R10 | - |
2.0 G | 3BA-ARS220 | 553.1万円 | 24〜888万円 | 2020年4月27日 | 1,710kg | 5名 | 4ドア | 1,998cc | リア | 無鉛プレミアム | 12.4km/L | マニュアルモード付AT | 右 | 4,910×1,800×1,455mm | 5,300mm | 215/55R8 | 215/55R8 | - |
2.5 G Four 4WD | 6AA-AZSH21 | 609.9万円 | 42〜566.5万円 | 2020年11月2日 | 1,860kg | 5名 | 4ドア | 2,487cc | 4X4 | 無鉛 | 18.2km/L | マニュアルモード付CVT | 右 | 4,910×1,800×1,465mm | 5,700mm | 225/45R10 | 225/45R10 | - |
2.0 S Cパッケージ | 3BA-ARS220 | 498.2万円 | 24〜888万円 | 2020年4月27日 | 1,700kg | 5名 | 4ドア | 1,998cc | リア | 無鉛プレミアム | 12.4km/L | マニュアルモード付AT | 右 | 4,910×1,800×1,455mm | 5,300mm | 215/55R8 | 215/55R8 | - |
2.5 S Four Cパッケージ 4WD | 6AA-AZSH21 | 542.2万円 | 42〜566.5万円 | 2020年4月27日 | 1,820kg | 5名 | 4ドア | 2,487cc | 4X4 | 無鉛 | 18.2km/L | マニュアルモード付CVT | 右 | 4,910×1,800×1,465mm | 5,700mm | 215/55R8 | 215/55R8 | - |
2.0 S | 3BA-ARS220 | 481.4万円 | 24〜888万円 | 2020年4月27日 | 1,700kg | 5名 | 4ドア | 1,998cc | リア | 無鉛プレミアム | 12.4km/L | マニュアルモード付AT | 右 | 4,910×1,800×1,455mm | 5,300mm | 215/55R8 | 215/55R8 | - |
2.5 S Four 4WD | 6AA-AZSH21 | 542.2万円 | 42〜566.5万円 | 2020年11月2日 | 1,820kg | 5名 | 4ドア | 2,487cc | 4X4 | 無鉛 | 18.2km/L | マニュアルモード付CVT | 右 | 4,910×1,800×1,465mm | 5,700mm | 215/55R8 | 215/55R8 | - |
2.0 B | 3BA-ARS220 | 469.5万円 | 24〜888万円 | 2020年4月27日 | 1,690kg | 5名 | 4ドア | 1,998cc | リア | 無鉛プレミアム | 12.4km/L | マニュアルモード付AT | 右 | 4,910×1,800×1,455mm | 5,300mm | 215/60R7 | 215/60R7 | - |
トヨタ クラウン(S220系)のグレードの違いって?
2018年6月に登場した第15代目クラウン。スポーティーな仕様を用意するだけでなく、ゴージャスなグレードまで、幅広いグレードバリエーションが用意されています。そのグレードごとに、どんな違いがあるのかをチェックしてみましょう。
トヨタ クラウン(S220系)のグレード構成は?
15代目クラウンのグレード編成は、ざっくりと「RS仕様」と「その他」に分けることができます。RS仕様は、上位から「RS Advance」「RS」「RS-B」の3つがあり、「RS-B」を除く上位グレードに4WDが用意されています。
「その他」には上位から「G-Executive」「G」「S“C package”」「S」「B」というグレードが並び、「B」を除くそれぞれに4WDが用意されています。
「その他」には上位から「G-Executive」「G」「S“C package”」「S」「B」というグレードが並び、「B」を除くそれぞれに4WDが用意されています。
トヨタ クラウン(S220系)のグレード一覧(全14グレード)
「RS Advance」
「RS Advance Four」
「RS」
「RS Four」
「RS-B」
「G-Executive」
「G-Executive Four」
「G」
「G Four」
「S“C package”」
「S“C package”Four」
「S」
「S Four」
「B」
「RS Advance Four」
「RS」
「RS Four」
「RS-B」
「G-Executive」
「G-Executive Four」
「G」
「G Four」
「S“C package”」
「S“C package”Four」
「S」
「S Four」
「B」
このグレード編成に組み合わされるのが3つのパワートレーンです。上位から言えば、3.5Lマルチステージハイブリッド、2.5Lハイブリッド、2Lターボエンジンの3種類。ただし面倒なのは、すべてのグレードで3つのパワートレーンを自由に選べるわけではありません。
しかも、4WDは2.5Lハイブリッドだけにしか用意されていません。4WDが欲しければ、パワートレーンは2.5Lのみしか選べないのが残念なところです。
しかも、4WDは2.5Lハイブリッドだけにしか用意されていません。4WDが欲しければ、パワートレーンは2.5Lのみしか選べないのが残念なところです。
パワートレーン側からグレード編成を見ると、3.5Lマルチステージハイブリッドには「RS Advance」「G-Executive」「S」の3グレードのみ。2.5Lの2WDは5グレード編成で、エントリーと最上級の「RS-B」「B」「G-Executive」の3つがありません。
また4WDは、「RS-B」と「B」の2つが用意されていません。そして2Lターボは、ベーシックなグレードから7グレードがあるものの、最上級の「G-Executive」が用意されていません。
また4WDは、「RS-B」と「B」の2つが用意されていません。そして2Lターボは、ベーシックなグレードから7グレードがあるものの、最上級の「G-Executive」が用意されていません。
グレードとパワートレーンをあわせると以下のような組み合わせになります。
「RS Advance(3.5L・2.5L・2L)」
「RS Advance Four(2.5L)」
「RS(2.5L・2L)」
「RS Four(2.5L)」
「RS-B(2L)」
「G-Executive(3.5L)
「G-Executive Four(2.5L)」
「G(2.5L・2L)」
「G Four(2.5L)」
「S“C package” (2.5L・2L)」
「S“C package”Four(2.5L)」
「S(3.5L・2.5L・2L)」
「S Four(2.5L)」
「B(2L)」
「RS Advance Four(2.5L)」
「RS(2.5L・2L)」
「RS Four(2.5L)」
「RS-B(2L)」
「G-Executive(3.5L)
「G-Executive Four(2.5L)」
「G(2.5L・2L)」
「G Four(2.5L)」
「S“C package” (2.5L・2L)」
「S“C package”Four(2.5L)」
「S(3.5L・2.5L・2L)」
「S Four(2.5L)」
「B(2L)」
トヨタ クラウン(S220系)の装備の内容はグレードごとに決まっている?
装備の内容は基本的にはグレードごとに、だいたい決まっています。
まずはRS仕様から解説しましょう。RS仕様となる「RS Advance」「RS Advance Four」「RS」「RS Four」「RS-B」の5グレードのエクステリアは、ほぼ同じ内容です。専用フロントグリルをはじめとした前後バンパーや4本出しマフラー、専用デザインの18インチホイールなどのエクステリア系のほとんどが全グレードに標準装備となります。
ただし、LEDシーケンシャルターンランプだけは例外で、「RS-B」は未装備。「RS-B」だけヘッドライトが、「S」と同じモノとなっています。
ただし、LEDシーケンシャルターンランプだけは例外で、「RS-B」は未装備。「RS-B」だけヘッドライトが、「S」と同じモノとなっています。
ドライブモードセレクトもRS仕様に標準装備されるアイテムです。パワートレーンとステアリングなどを統合制御することで走り味を「SPORT+」「SPORT」「NOMAL」「COMFORT」「ECO」「CUSTOM」「SNOW」の7種類に変化させることができます。
その他のグレードのドライブモードセレクトは「SPORT」「NOMAL」「ECO」「SNOW」の4種類となります。
その他のグレードのドライブモードセレクトは「SPORT」「NOMAL」「ECO」「SNOW」の4種類となります。
他にNAVI・AI-AVSも「RS仕様」だけの装備となります。減衰力可変サスペンションシステムとナビを組み合わせたもので、ナビ情報を使ってコーナーリング前にサスペンションを最適な減衰力に自動で調整してくれます。
これがあることで、コーナーの走りがより安定したものになります。ちなみに3.5Lハイブリッドは全車、高性能なフロントブレーキの4ピストンアルミモノブロックキャリパーが装備されています。
これがあることで、コーナーの走りがより安定したものになります。ちなみに3.5Lハイブリッドは全車、高性能なフロントブレーキの4ピストンアルミモノブロックキャリパーが装備されています。
シートは「RS Advance」「RS Advance Four」がブランノーブ+合成皮革で、他がファブリックとなります。インテリアの加飾は、RS仕様のすべてがカーボン調です。ステアリングは「RS-B」だけがウレタンで、他は本革巻きとなります。
運転支援は全車、自動ブレーキなどの「トヨタセーフティセンス(Toyota Safety Sense)」とペダル踏み間違い時の加速抑制機能の「インテリジェントクリアランスソナー」を装備。
「RS Advance」「RS Advance Four」は、これらに加え駐車場からバックで出るときにクルマや人がいると自動でブレーキをかける「リアクロストラフィックオートブレーキ」、斜め後ろの死角の車両接近を知らせる「ブラインドスポットモニター」、そして「ヘッドアップディスプレイ」が追加されています。
「RS Advance」「RS Advance Four」は、これらに加え駐車場からバックで出るときにクルマや人がいると自動でブレーキをかける「リアクロストラフィックオートブレーキ」、斜め後ろの死角の車両接近を知らせる「ブラインドスポットモニター」、そして「ヘッドアップディスプレイ」が追加されています。
続いては「G」や「S」など、その他のグレードです。これらの外観は、ヘッドライトとホイール、ドアハンドル以外は共通になります。ヘッドライトは「G」系が3眼LEDヘッドランプで、「S」系と「B」がBi-Beam LEDヘッドランプになります。
ドアハンドルは「G」系がメッキ、「S」系と「B」はボディ同色になります。アルミホイールは「G-Executive」と「G-Executive Four」が専用の18インチ。「B」が16インチで、その他が17インチ。「S」の3.5Lモデルにだけ18インチが採用されています。
ドアハンドルは「G」系がメッキ、「S」系と「B」はボディ同色になります。アルミホイールは「G-Executive」と「G-Executive Four」が専用の18インチ。「B」が16インチで、その他が17インチ。「S」の3.5Lモデルにだけ18インチが採用されています。
運転支援システムは「S」「S Four」「B」には、基本的な「トヨタセーフティセンス(Toyota Safety Sense)」と「インテリジェントクリアランスソナー」を装備。
「G」「G Four」「S“C package”」「S“C package”Four」は、それに加えて「リアクロストラフィックオートブレーキ」「ブラインドスポットモニター」「カラーヘッドアップディスプレイ」をプラス。「G-Executive」と「G-Executive Four」には、さらに「デジタルインナーミラー」が追加されています。
「G」「G Four」「S“C package”」「S“C package”Four」は、それに加えて「リアクロストラフィックオートブレーキ」「ブラインドスポットモニター」「カラーヘッドアップディスプレイ」をプラス。「G-Executive」と「G-Executive Four」には、さらに「デジタルインナーミラー」が追加されています。
シートは「G-Executive」と「G-Executive Four」が本革。また「G-Executive」と「G-Executive Four」は、本杢調パネルとサテンメッキ加飾された後席カップホルダーボックスが用意されています。
それ以外のグレードでは、シートはファブリックで、加飾は幾何学柄。後席カップホルダーは「G」と「G Four」では、コントロールスイッチ付き。「S」系と「B」では、スイッチのないただのカップホルダーになっています。
それ以外のグレードでは、シートはファブリックで、加飾は幾何学柄。後席カップホルダーは「G」と「G Four」では、コントロールスイッチ付き。「S」系と「B」では、スイッチのないただのカップホルダーになっています。
グレードとパワートレーンを組み合わせると新型クラウンには、全部で21ものモデルが用意されています。スポーティー志向からカンパニーカー向けまで、広い間口が用意されているのも新型クラウンの特徴でしょう。