日産スカイラインを徹底解説!エクステリア、インテリア、荷室(ラゲッジスペース)、プロパイロット2.0...これを見ればスカイラインの全てがわかる!

日産 スカイライン 2019 宮越孝政

日産の顔として長く先端を走ってきたスカイラインですが、2013年に登場した13代目となるスカイラインには「プロパイロット」、「ダイレクトアダプティブステアリング」など日産の顔として恥じることない先進技術を投入して登場しました。

今回は、2019年7月にマイナーチェンジを果たして登場した、日産スカイラインの、外装、内装、安全装備、グレード別の違い、人気ボディカラー、座席や荷室(ラゲージスペース)、オプション装備にライバル、さらには進化したプロパイロット2.0など、あらゆる視点から日産スカイラインをひも解いていきます。


文・萩原 文博/写真・宮越 孝政

Chapter
日産スカイラインのエクステリアは?
日産スカイラインのインテリアは?
日産スカイラインの荷室(ラゲッジスペース)は?
日産スカイラインの走行性能は?
日産スカイラインの安全性能(安全装備)は?
日産スカイラインのグレードの違いは?
日産スカイラインに装着できるオプションは?
日産スカイラインの人気のボディカラーは?
日産スカイラインの維持費は?
日産スカイラインを試乗インプレッション!その乗り心地は?
日産スカイラインとライバルを比較するとどうなる?
2019年7月にマイナーチェンジされた日産スカイライン。マイナーチェンジ前とその後の違いは?
400Rがベース?日産スカイライン400R スプリントコンセプトとは?また、トヨタの伊藤大輔さんも2020年の意気込みを語る!

日産スカイラインのエクステリアは?

1957年から販売されているスカイライン、13代目となる現行モデルは2013年に発表され、2014年2月より販売されています。スカイラインの外観デザインは、初代から基本ポリシーは変わらず「正統派のセダン」であること、そしてセダンをしっかりと作ることを念頭に置きながら、躍動感や高揚感を表現することが継承されています。

そのために走行時の動きや安定感などを外観からでも感じられるように、現行型のボディサイズは全長4810mm×全幅1820mm×全高1440mm(2WD車)として、先代モデルより幅を50mm広げ、高さを10mm低くし、プロポーションをチューニングし、そのうえでロングノーズ、ショートデッキというスカイライン伝統のプロポーションも踏襲しているのが特徴です。

そして、ボディのキャラクターラインや面の抑揚によって、躍動感を際立たせることにより、歴代のスカイラインが目指してきた、血の通っている動物的な印象を現行型スカイラインでも表現しています。

特にクルマは顔の表情が大切でで、ヘッドランプは眼の表情を強く意識した形状を採用。ロービーム外側の三日月状ランプときりっとした眉毛風ランプの組み合わせがもたらすシグネチャーランプを象徴的に配して、人や猛獣などの眼の表情を表現しています。

現行型スカイラインのサイドビューは、後輪駆動車(FR)らしい躍動感と前傾姿勢を強調しています。勢いのあるショルダー部のキャラクターラインは鍛え上げられたボディのダイナミック感を際立たせて、さらに前傾姿勢の強調によりスポーティな走りへの期待感を増幅させます

また、クラストップレベルのCd値0.26を実現した美しいルーフライン、そしてドアサッシュの光沢がCピラーのアクセントとなっています。そして、リアビューはフロントとリアのホイール回りの張り出し感のある面によってクルマ全体に活力と艶やかさを与えています。

また、アスリートの鍛え挙げられた筋肉のようなリアフェンダーラインは、小気味良く跳ね上がるラインによってリアタイヤにパワーを与える力強さと躍動感を表現しています。そして、トランクリッドにスポイラー形状を採用することで、空力性能を向上させるなど、スカイラインの外観デザインはすべて高い機性に寄与しているのです。 

インフィニティバッヂから日産バッヂへ

写真:スカイライン 前期

前期型では、フロントグリル中央に配置されるフロントグリルやアルミホイールのセンターキャップに日産が海外で展開しているプレミアムブランド「インフィニティ」のエンブレムが採用されていました

しかし、2019年7月に行ったマイナーチェンジで、外観デザインは変更されています。フロントグリルは日産ブランドの象徴である「Vモーショングリル」を採用しGT-Rの流れを汲む、スカイラインのスポーティさを凝縮したフロントフェイスとなりました。

また、リアのコンビネーションランプには歴代スカイラインのアイコンである「丸目4灯ランプ」を採用。均一に光るLEDランプにより、先進的であると同時に後続車に一目でスカイラインであることを主張するデザインとなっています。マイナーチェンジ時に新色のカーマインレッドを追加し、セダンとしては珍しい2色の赤を含めた10色のボディカラーを設定しています。

日産スカイラインのインテリアは?

現行型スカイラインでは、スポーティなドライビングへの高揚感と巧みに作りこまれた洗練された心地良さを融合させたこだわりのインテリアデザインを採用しています。ドライバー席から見たときに細く感じるAピラー形状や、後席に座った乗員が広々とした空間を感じられるように後ろから見た形状を工夫した前席シートなど、どの席に座られても気持ちよくドライブを楽しめるようにデザインされているのが特徴です。 

運転席と助手席それぞれを心地良く包む、ダブルウェーブ形状のインストルメントパネルにより、運転席はドライビングへの高揚感そして助手席は心地良い包まれ感と開放感を演出しています

さらに、インストルメントパネルからドアにかけてラウンドしているシェイプとセンタークラスターからコンソルーへの非対称ラウンドシェイプを採用。機能的で、適度な包まれ感がドライバーのマインドを高めてくれます。 コックピットは走りの機能性を追求したデザインとなっています。

その最も特徴的なのが、2つのディスプレイで構成されたツインディスプレイクラスターデザインです。次世代なヴィゲーションシステムによる、先進的でスマートな操作感と視角情報提供してくれます、ツインディスプレイから繋がるセンターコンソールは美しい形状と素材の組み合わせにより、プレミアムスポーティセダンにふさわしいステッチラインの美しいニーパッドなど、洗練と熟達を極めたクラフトマンシップに充ちています

ドライバーに様々な情報を伝えるメーター類は、ドライビングの高揚感と多彩な情報の的確な伝達を追求したメーターとアドバンスドライブアシストディスプレイを採用しています。 

ステアリングも当然、日産バッヂへ変更

2019年7月に行われたマイナーチェンジでは、外観同様にステアリングパットやシフトノブに採用されていたインフィニティのエンブレムが廃止され、ステアリングパッドに日産のエンブレムが採用されています。

先代モデルに比べて、全幅が+50mm、全高が−10mmというサイズの現行型スカイラインは均整のとれた走りのプロポーションを実現しながら、ドライバーのみならず、乗員すべてに余裕のある室内空間を提供しているのが特徴です。

全高を−10mm低くしているものの、着座位置を低く設定することで、フロントシートの頭上空間は10mm拡大。また視界が広がったことにより、クルマ全体を広々とした上質な空間に仕立てています。 前席の形状やBピラーの薄型化によって後席に座った乗員の前方視界を拡大。

さらに、後席シートクッションの前端部形状の最適化により、数値以上の広さを演出しています。さらに、前席背面の形状を工夫することにより、後席のニールームに約20mmのゆとりを提供。クラストップの後席のニースペースを確保しています。また、Bピラー下端部のスリム化やシートクッション形状の最適化などにより優れた後席乗降性を確保しています。

シート表皮はスタンダードグレードがソフトジャガード織物とネオフィールという素材のコンビシートで、タイプP、タイプSPは本革シートが標準装備となり、ブラックとベージュの2色から選ぶことができます。外観に比べるとインテリアはマイナーチェンジ時の変更点は少ないですが、それだけ完成度が高く、手を加える必要がなかったと言えるでしょう。

<次のページに続く>
次ページ
日産スカイラインの荷室(ラゲッジスペース)は?

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博