なぜ色によって価格が変わるのか?~特別なボディカラーだと高くなるのはなぜ?~

カタログなどを見てみると「特別色」などと記載されていて、メーカーオプション扱いとなりプラスで料金がかかるボディカラーを見かけたことはありませんか?今回はボディカラーの金額が違う理由についてご紹介します。

文・西川 昇吾

Chapter
手間がかかる塗装だと値段が高くなる!
専用色だと高くなるパターンも!
ボディカラーによる金額差は様々

手間がかかる塗装だと値段が高くなる!

塗装

まず金額が高くなるボディカラーは単純に手間がかかる塗装であることがほとんどです。大きく分けて市販車で使用されているボディカラーは、「ソリッド」「メタリック・マイカ」「パール」の3種類がメインとなります。(一部車種ではマットカラーなどもありますが、ごく少数の車種に限ります)

この中で最も手間がかからないのがソリッド色で、「単色」などとも呼ばれています。ソリッドは下地処理の上に塗られる単一色目のボディカラーで、最近の車種はその塗料の上にクリアが塗られます。

メタリック・マイカ色は塗料の中に光を反射させる「光輝材」が含まれています。アルミが光輝材として含まれているのがメタリック色で、雲母が含まれているのがマイカ色です。このように光輝材が含まれているため、金額が上がってしまうパターンがあります。

パール塗装もマイカと同じ光輝材の雲母を使用していますが、パール塗装は塗料を塗った上に、パールが含まれたクリアを塗り、その上に通常のクリアを塗るため手間がよりかかります。そのためより割高となることが多いです。

基本的にボディカラー名に「○○メタリック」や「○○マイカ」「○○パール」などと記載されているので、「なんで高いの?」と疑問に思ったらボディカラー名をチェックしてみるのもいいかもしれませんね。

専用色だと高くなるパターンも!

トヨタ センチュリー 2018

ここまで手間のかかる塗装が高くなり、手間がかかる理由をご紹介してきました。しかしメタリックやマイカ、パールなどといった手間のかかる塗装でも、ボディカラーがオプション扱いにならないパターンがあります。

これはメーカー内でほかの車種とボディカラーを共有して使用しているためという場合がほとんどです。日本市場だと人気が高いのは白・黒・シルバー系の3つ。ここらへんのボディカラーは、どの車種でも一定数売上が見込める「定番色」なので、多くの他車種と共有することも多いです。

しかし車種専用ボディカラーや共有している車種が少ないボディカラーだと、売れる台数が少ないボディカラーなので金額が上がってしまうこともあります。

ボディカラーによる金額差は様々

レクサス LFA 工場

ボディカラーの金額が違う理由いかがでしたか?一般的な市販車の中にも数万円程度金額が高くなってしまうボディカラーはよく見受けられますが、高級車や塗装にこだわったモデルの中には塗装だけで数十万から百十数万円となるオプションカラーもあります。

そのようなボディカラーはカタログやホームページに塗装へのこだわりが記載されている場合もあるのでチェックしてみるのも面白いかもしれませんね。

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」ことを目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾|にしかわ しょうご