ソアラにプレリュード…今見ても乗りたい懐かしのデートカーたち
更新日:2024.09.09
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デートカー…そう聞いてピンと来た方はバブル時代に青春を過ごした方なのではないのでしょうか?厳密なデートカーの定義などはありませんが、当時スタイリッシュなスペシャリティークーペに乗ればモテた…らしい。今回はそんな当時の定番であったデートカーをご紹介していきます。これらのクルマに備え付けの自動車電話を付ければ当時最強のモテ車だったとか!?
文・西川昇吾
文・西川昇吾
- Chapter
- トヨタ ソアラ
- ホンダ プレリュード
- 日産 シルビア
トヨタ ソアラ
デートカーの鉄板車種としてまず挙げられるのはソアラでしょう。
特に1986年~1991年に販売された2代目はバブル時代と販売時期が重なったため約5年間で30万台以上を販売する大ヒットとなりました。
男性オーナーはソアラが愛車ならば鼻が高かったのはもちろんですが、女性も「彼氏がソアラに乗っている」や「男性がソアラで迎えにくる」ということが自慢になり一種のステータスだったとか。
エンジンは2リッターNA、2リッターターボ、3リッターターボが用意されており、3リッターターボモデルは1986年のデビュー当時国内最高の230馬力の出力を発揮していました。それ以外にも上位グレードに電子制御式エアサスペンションを世界で初めて装備したりしており、見てくれや価格だけでなく、しっかりと性能面も高級クーペにふさわしいスペックと装備となっていました。
1989年には電動で開閉可能な格納式メタルトップを装備したエアロキャビンが500台限定で販売されました。電動パワーシートやデジタルメータなど豪華装備が充実しており、バブルを象徴する一台でもあります。
特に1986年~1991年に販売された2代目はバブル時代と販売時期が重なったため約5年間で30万台以上を販売する大ヒットとなりました。
男性オーナーはソアラが愛車ならば鼻が高かったのはもちろんですが、女性も「彼氏がソアラに乗っている」や「男性がソアラで迎えにくる」ということが自慢になり一種のステータスだったとか。
エンジンは2リッターNA、2リッターターボ、3リッターターボが用意されており、3リッターターボモデルは1986年のデビュー当時国内最高の230馬力の出力を発揮していました。それ以外にも上位グレードに電子制御式エアサスペンションを世界で初めて装備したりしており、見てくれや価格だけでなく、しっかりと性能面も高級クーペにふさわしいスペックと装備となっていました。
1989年には電動で開閉可能な格納式メタルトップを装備したエアロキャビンが500台限定で販売されました。電動パワーシートやデジタルメータなど豪華装備が充実しており、バブルを象徴する一台でもあります。
ホンダ プレリュード
デートカーといえばこっちも外せない存在です。
3代目プレリュードは1987年~1991年の4年間の販売でなんとソアラにダブルスコアをつける60万台以上が販売されました。もっとも、車格的にはソアラの方が上で価格も高いため一概に比較することは出来ませんが。
3代目プレリュードの大きな特徴と言えるのがフロントタイヤに加え、リアタイヤも操舵する四輪操舵システムである4WSの世界初装備でしょう。ステアリング舵角が小さい時はリアタイヤをフロントタイヤと同じ方向へ操舵し、ステアリング舵角が大きい時はリアタイヤをフロントタイヤと逆方向に操舵します。これにより高速走行時の車線変更などでわずかにステアリング舵角を与えるときは車体を安定させ、Uターンのなどでステアリング舵角を大きく与えるときは小回りが効くようになっています。
3代目プレリュードは1987年~1991年の4年間の販売でなんとソアラにダブルスコアをつける60万台以上が販売されました。もっとも、車格的にはソアラの方が上で価格も高いため一概に比較することは出来ませんが。
3代目プレリュードの大きな特徴と言えるのがフロントタイヤに加え、リアタイヤも操舵する四輪操舵システムである4WSの世界初装備でしょう。ステアリング舵角が小さい時はリアタイヤをフロントタイヤと同じ方向へ操舵し、ステアリング舵角が大きい時はリアタイヤをフロントタイヤと逆方向に操舵します。これにより高速走行時の車線変更などでわずかにステアリング舵角を与えるときは車体を安定させ、Uターンのなどでステアリング舵角を大きく与えるときは小回りが効くようになっています。
日産 シルビア
現在ではすっかりドリフトなどを中心に走り屋御用達のマシンとしてのイメージが強いシルビア。
特にこのS13系からデートカーよりも走り屋御用達マシンとして活躍することが多くなりましたが、S13も当初はデートカーとして販売していました。事実当時としてはパワーウィンドウや集中ロック、電格ミラーなどの快適装備が充実しており、競技ベースグレードなどがラインナップされた車種よりは走り屋御用達マシンという印象は強くなかったかもしれません。
プロジェクターヘッドライトを採用したフロントフェイスは洗練された顔つきとなり、1988年に通産省選定グッドデザイン大賞を受賞しています。
しかしプレリュードなどを筆頭に当時に5ナンバーサイズクーペがFFへ移り変わっていったのに対して、流用できるFFコンポーネントがなかった日産はシルビアにFRレイアウトを採用します。これが走り屋御用達マシンとして人気が出るきっかけとなります。以降S15系までシルビアは販売されますが、このS13で走り屋御用達マシンとして人気が出たことは以降のシルビアに影響を与えたことでしょう。
特にこのS13系からデートカーよりも走り屋御用達マシンとして活躍することが多くなりましたが、S13も当初はデートカーとして販売していました。事実当時としてはパワーウィンドウや集中ロック、電格ミラーなどの快適装備が充実しており、競技ベースグレードなどがラインナップされた車種よりは走り屋御用達マシンという印象は強くなかったかもしれません。
プロジェクターヘッドライトを採用したフロントフェイスは洗練された顔つきとなり、1988年に通産省選定グッドデザイン大賞を受賞しています。
しかしプレリュードなどを筆頭に当時に5ナンバーサイズクーペがFFへ移り変わっていったのに対して、流用できるFFコンポーネントがなかった日産はシルビアにFRレイアウトを採用します。これが走り屋御用達マシンとして人気が出るきっかけとなります。以降S15系までシルビアは販売されますが、このS13で走り屋御用達マシンとして人気が出たことは以降のシルビアに影響を与えたことでしょう。
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西川昇吾
1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」ことを目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。