Vol.11 25歳元編集者現ディーラーマンが高1にしてオーナーとなった車

ソアラ

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私が小5のある日、家に黒光りした2ドアクーペがやってきた。叔父が新しい車を買ったのだ。初めて目にとびこんできたのはリアビューで、当時としてはかなり大きく感じたのを今でも覚えている。
Chapter
キッカケはひょんなことから

キッカケはひょんなことから

叔父は近所に住んでいたので、どこか連れて行ってもらう時にはもちろんソアラに乗せてもらった。

ただ、もう1台車を持っていた叔父はほとんどソアラには乗らず、やがてウチの親父が乗ることになる。

買い物はもちろん、高校受験に行ったのもソアラで、メモリアルな日にはいつもソアラがいた。

しかし高校1年になったあるとき、我が家と叔父の間で「新しい車に入れ替えようか」と、ソアラが廃車になる話が出た。

「もったいない」そう思った私は頼み込んでソアラを一時抹消という形で残してもらい、私は高1にして車のオーナーとなった。

そして月日が流れ高校を卒業。無事に大学に進学し、すぐさま免許を取得。叔父の援助を盾に車検を通し、私は初心者マークを貼ったソアラを乗り回す生活を、”まんまと”ゲットすることに成功した。

それからというもの、生活の傍らにはいつもソアラがいた。

初めて助手席に女の子を乗せたのも、初めて擦ったのもこの車。狭い室内には、思い出がたくさん詰まっていた。

しかし車検が切れる前からいくつかのトラブルが発生し、大学生の懐事情では維持が厳しくなり、泣く泣くまた一時抹消することとなった。

ソアラは今も熊本の実家で保管してある。帰省のたびエンジンを掛けるのだが、バッテリーが上がるわけでもなく1発始動なのを考えると、また走りたがっているのに違いない。

誕生から四半世紀が経ちポンコツさは否めないが、ともに上京生活を送る日は近いかもしれない。
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