ついやってしまいがち!? 愛車の寿命を縮めてしまうNG行為 Part.2

オイル 点検

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その昔、車の寿命は10年10万kmが1つの目安とされていましたが、現代の車は技術の進歩により、耐用年数が延びています。しかし、普段の運転の癖や何気ない操作方法、メンテナンスの仕方によっては、車の寿命を縮めてしまうこともあるのです。 今回は、ついやってしまいがちな愛車にダメージを与えてしまうNG行為、第二弾をご紹介します。

文・吉川賢一
Chapter
①急のつく運転操作
②サイドブレーキの操作間違い
③メンテナスの軽視
④ワックスやコーティングを怠る

①急のつく運転操作

急ブレーキ・急発進・急ハンドルなど、急の付く操作は危険であるばかりでなく、タイヤの摩耗、足回りやステアリング系統の劣化など、車にとっても大きな負担をかけています。

事故回避など、やむを得ない場合を除き、「ブレーキと発進は緩やかに、ハンドル操作は滑らかに」を心がけましょう。

ただし、エンジンは状況に応じてスピードを出すときは出し、回すときは回すという、人間でいう軽い運動に似た操作もときには必要。これも長持ちの秘訣です。

②サイドブレーキの操作間違い

サイドブレーキの操作手順を間違えると、ATに負担をかけることになります。坂道や傾斜に駐車するときには、とくに注意が必要です。

順番というのは車を駐車する際のことで、シフトをPレンジに入れてからサイドブレーキをかけるのか、サイドブレーキをかけてからPレンジに入れるのかです。特に意識していないと、この順番は間違えてしまいがち。

Pレンジに入れたあとにサイドブレーキをかけている人は多くいます。平坦な場所であれば問題ないのですが、坂道など傾斜がついた場所の場合、サイドブレーキを後にすると車はPレンジで後退し、ミッション内部の小さなギヤで機械的にロックがかかります。

そこへ車の重みがかかってしまうことや、再始動するときにロックされたギヤをシフトレバーで無理やり解除させることで、ミッションに負担がかかり劣化に繋がります。

正しい手順は、駐車場所でブレーキペダルを踏んだまま、サイドブレーキを引く(車をロックさせる)→Pレンジに入れる、です。もしも、サイドブレーキを普段あまり使っていないという方は、これを機にかける癖をつけると良いかもしれませんね。

③メンテナスの軽視

「調子悪くないから、メンテナンスはいらない」と思っていませんか? 現在の車はメンテナンスフリー化が進んでいることもあり、昔に比べて消耗品は減っていますが、それでもやはりエンジンオイルのチェックや交換は欠かせません。

また、タイヤの空気圧や溝のチェックもこまめに行い、つねに良い状態で乗ることが大切です。早め早めのメンテナンスをすることで、車の寿命を延ばすことができます。

④ワックスやコーティングを怠る

洗車はまめにするけれど、ワックスやコーティング掛けをやったことがないというオーナーがいます。

最近は、塗装やコーティング技術が進化して、長い期間ノーメンテナンスでも、ある程度ボディの輝きを保ってくれます。しかし、ワックスやコーティングには、ボディに艶を与えると同時に塗装を守るという役割があるのです。

そのためメンテナンスをまめにしてきた車両は、洗車だけで済ませてきた車両に比べて、塗装の劣化が少ないと言われています。

あまりにも丈夫で使いやすくなったため、知らず知らずのうちに車に負担となることをやってしまいがち。しかし、愛車を長く、高調子で楽しみたいのであれば、メンテナンスはもちろん、やさしく扱うことも必要なのです。

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