サイドブレーキを引いたまま走行すると、どうなる?
更新日:2023.04.14

車を駐車したり、坂道発進をする際に使う、サイドブレーキ。最近では、電子制御のパーキングブレーキを搭載したクルマも増えてきました。では、もしサイドブレーキを引いたまま走行したら、車はいったいどうなってしまうのでしょうか?
文・吉川賢一
文・吉川賢一
サイドブレーキの役割とは?
車のブレーキ系統には、フットブレーキとパーキングブレーキがあります。走っている車を減速・停止させるという役割がフットブレーキ系、停止している車をその位置から動かさないようにする機能を、パーキングブレーキ系統が担っています。サイドブレーキは、パーキングブレーキです。
パーキングブレーキは、運転席の脇に操作レバーのある、サイドブレーキもしくはハンドブレーキ(外国では非常用にも使われるためエマージェンシーブレーキ)と、足踏み式パーキングブレーキがあります。
足踏み式は、一度踏み込むとブレーキがかかり、もう一度踏み込むことで解除される方式と、解除は手でリリースレバーを引くタイプがあります。これらのレバーやペダルには、ラチェット(歯止め)機能が備わっていて、簡単には外れない構造になっています。
パーキングブレーキは、運転席の脇に操作レバーのある、サイドブレーキもしくはハンドブレーキ(外国では非常用にも使われるためエマージェンシーブレーキ)と、足踏み式パーキングブレーキがあります。
足踏み式は、一度踏み込むとブレーキがかかり、もう一度踏み込むことで解除される方式と、解除は手でリリースレバーを引くタイプがあります。これらのレバーやペダルには、ラチェット(歯止め)機能が備わっていて、簡単には外れない構造になっています。
パーキングブレーキの仕組み
パーキングブレーキ用のレバーやペダルを作動させると、その動きはロッド(棒)やワイヤーで後輪のブレーキ本体に伝えられます。後輪がドラムブレーキの場合、ブレーキシューを押し広げる部品が組み込まれていて、ワイヤーケーブルで引っ張る構造になっています。
また、後輪ディスクブレーキの場合は、ディスクブのハット部分(ホイールハブともいいます)に小型のドラムブレーキを内蔵するドラム・イン・ディスクが一般的です。
また、後輪ディスクブレーキの場合は、ディスクブのハット部分(ホイールハブともいいます)に小型のドラムブレーキを内蔵するドラム・イン・ディスクが一般的です。
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