今では7、8速ATが当たり前!? ATの多段化が進む理由

ATの歴史

ハイドラマチック

ATの歴史は、1900年代の初頭、T型フォードまで遡ることができます。その後、アメリカのゼネラルモーターズが、オールズモビルの1940年型のオプション装備として「ハイドラマチック」を用意。これが、実用化の始まりとされています。

日本では、1959年にトヨタが「トヨグライド」と名付けた2速セミATを商用車である「マスターライン」に搭載したのを皮切りに、クラウン(1960年)、パブリカ(1962年)、コロナ(1963年)などにも用意。1968年になるとホンダが、「ホンダマチック」という3速フルATをN360へ起用しました。

初期のATは、コストと技術レベルの問題で、せいぜい3速だったのですが、ひとつのギアがカバーする速度域が広く、ギアチェンジの回数も少なかったので、それほどトラブルはなかったそうです。

その後、1980年代になって日本国内で広く普及し始め、1991年にはAT限定免許開始、今日ではAT車の販売台数が全体の98%を超えるなど、AT大国となりました。

日本における、多段ATの始まりにあたるものは?

セドリック Y31 セダン

多段ATとしては、1989年日産セドリック/グロリアに搭載された、トルクコンバーター(以下トルコン)付き5ATが始まりと言われています。

同時期にBMWやメルセデスも5ATを導入し始め、重量感のある高級車を、より滑らか、かつ静かに走行させるよう、適切なギア比を選択できるようにしました。

現在では10速の車も増えてきましたが、なぜ多段化が進んでいるのでしょうか?

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