右折は"→"と"⤴︎"どっち? 教習所で学ぶ「手信号」

手信号

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自動車免許教習所で勉強した手信号による合図は、戦前のウインカーが装備されていないクルマを運行するときに必要になります。まず自分で使うことはないと思いますが、街中でそういったクルマに出会うことはあるかもしれません。そんなときに、相手がどちらに進路変更したいのか分からないと危険です。そんな事態に備えて覚えておいても損はありません。
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自動車運転における手信号
原付や自転車、バイクでも手信号を使える
交通整理のための手信号

自動車運転における手信号

自動車を運転中に使う手信号は、3種類あります。

1つは、右左折や車線変更の際に使用する手信号で、手信号は右手を使用します(左ハンドル車の場合は左手)。

その動作は、右折および右側車線への車線変更であれば、窓から出した右手を水平方向に伸ばします。水平にした右手の先端を軸にして車両が旋回する、というようなイメージで覚えましょう。反対の左折および左側車線への車線変更では、肘を曲げて指先が上方向を向くよう腕を直角にします。

2つ目は、停止・徐行する際の手信号です。右腕を斜め下方向に伸ばします。

3つ目は、後退する際の手信号。これは、右腕を斜め下方向に伸ばすところまでは停止・徐行と同じで、その状態で手のひらを後ろにむけて前後に振ります。

ウインカーと同様、右折・左折の手信号を出す場合には、曲がる30m手前で合図、車線変更時は車線変更する3秒前に合図を出すのが基本です。

原付や自転車、バイクでも手信号を使える

原付バイクや自転車、そしてオートバイでも基本は同じ。ウインカーの装着が義務化される以前のモデルで装備がない車両で使います。ただし、原付や自転車では後退をすることがありません。また、原付とオートバイは右手でアクセルを操作するので、おもに左手で信号を出すことになります。

この場合、左手を水平に伸ばせば左折、肘を直角にすれば右折、斜め下の停止・徐行は右手と同じです。しかし、片手でバイクや自転車を操縦して曲がらなければならないので、安定性に欠け、危険です。手信号は、注意して行いましょう。

交通整理のための手信号

前述したような運転手による手信号に加えて、交通整理のために使われる警察官による手信号もあります。

警察官の手信号は、信号としての役割をはたします。基本ポーズは、立った状態で左右の腕を横に水平にした状態です。交差点で、前もしくは後ろを向いた警察官がこのようなポーズだったら赤信号を意味し、警察官の身体が横(右や左)を向いていたら青信号となります。

腕を上げてバンザイのような姿勢になったら、警察官を横方向から見ている車線が黄色信号。前もしくは後ろを向いた車線は赤信号のままです。

警察官が手信号を行っている状況は、おもに信号機の故障や停電といったトラブルによるものです。遭遇した場合には落ち着いて、警察官の指示に従いましょう。


手信号は、安全に自動車を運行するために必要な技術ですが、ウインカーが壊れているなどの状況では整備不良に問われます。ウインカーが壊れた、点かないといったトラブルの際は、ただちに修理を行ってください。
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