3点式シートベルトを世界で初めて採用した車「ボルボ PV544」

ボルボが開発した安全装備は、シートベルト以外に何がある?

世界初の3点式シートベルト PV544

PV544を紹介する前に、これまでボルボが世界に先駆けて実用化してきた安全装備についてみてみましょう。

ボルボが3点式シートベルトを実用化して2018年現在でちょうど60年となりますが、ボルボはそれ以外に、たくさんの安全装備を開発してきました。

また、ボルボのスゴイところは3点式シートベルトの特許を無償で公開したことです。そのおかげで世界中の自動車メーカーが3点式シートベルトを採用、交通事故死者数激減に大きく貢献したことは言うまでもありません。


1972年 後ろ向きチャイルドシート
現在、乳児用チャイルドシート(ベビーシート)は後ろ向き装着が基本です。これは、衝撃を背中で受けることでエネルギーを分散し、衝突時のリスクを最小限に抑えるためでした。宇宙ロケット発射時の乗員にヒントを得たボルボは、1972年に後ろ向きチャイルドシートを開発しました。
また身体の小さな幼児の安全性を高めるチャイルドブースターシートを1976年に開発。さらに1990年には、ブースター機能がシートに組み込まれたインテグレーテッドチャイルドクッションを開発しました。

1991年 SIPS(側面衝撃吸収システム)
1994年 世界初のサイドエアバッグを開発
いまでは当たり前になった、側面衝突に対する対応もいち早くボルボが取り組みました。SIPS (側面衝撃吸収システム)と呼ばれるもので、車体の内部構造と衝撃吸収材、シートの強化などにより安全性が大きく高められました。

1998年 WHIPS (後部衝撃吸収リクライニング機構付フロントシート)を開発
追突時、フロントシートが乗員の身体の動きにあわせてリクライニングし、追突の衝撃を吸収するシステムで、むち打ち症などのリスクを大幅に軽減しています。

1998年 インフレータブル カーテン(頭部側面衝撃吸収エアバッグ)
2002年 ROPS(横転保護システム)
2010年 歩行者検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキシステム


そのほかにも、ラムダセンサー(1976年)をはじめ、BLIS/ブラインドスポットインフォメーションシステム(2003年)、低速用追突回避・軽減オートブレーキシステム(2008年) 、ランオフロードプロテクション(2014年)といった技術の採用で、衝突や事故のリスクを軽減しています。

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