ボルボ初受賞!2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたXC60とは?

ボルボ XC60 2017

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1980年から開催されている日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)。

第38回目となる2017-2018年は、ボルボ XC60が選出されました。

ボルボ車としては初、輸入車としては第34回のVW ゴルフに続き2台目の選出です。

ボルボ XC60とは、どんな車なのでしょう。
Chapter
ボルボ XC60とは?
ボルボ XC60の注目ポイント
ボルボ XC60がCOTYに選出された理由は?

ボルボ XC60とは?

ボルボ XC60の初代モデルは2008年に欧州で発売され、日本には2009年より導入されました。

初代XC60は、プレミアム・ミドルクラスSUVとして欧州で最多セールスを誇り、世界でも約100万台を販売。この販売台数は、ボルボの製造車の約30%を占めます。

そんな初代の成功を引き継がんと満を持して登場した2代目XC60は、初代のキープコンセプトですが、ボディサイズは全長4,690mm×全幅1,900-1,915mm×全高1,660mm。初代に比べると、全長で45mm、全幅が10-25mm拡大されるとともに、全高が55mm低くなりました。

また内外装、ドライブトレーン、快適性、安全性などが洗練され、従来車よりも完成度が高くなりました。

ボルボ XC60の注目ポイント

2代目XC60の注目ポイントは、次の3点です。

その①:美しく高品質なエクステリア・インテリア

全体的に直線的なフォルムながら、細部は曲線や曲面を多用し、現代的に洗練されています。

インテリアは、スカンジナビアンデザインと称される北欧デザインを、厳選された素材により表現しています。ダッシュボードパネルやシフトノブのこだわりには、目を見張ります。職人技で精緻に組み上げたインテリアは、高品質の一言に尽きます。

その②:充実の安全機能・アシスト機能

衝突回避支援、対向車線衝突回避支援、後車衝突回避支援、右折時対向車検知、大型動物検知などの豊富なアクティブセーフティ技術を全車に標準搭載しています。

また、自動運転レベル2相当のアシスト機能を搭載。パイロット・アシストは、140km/hまでの先行車を追従して走行するアクティブ・クルーズ・コントロール機能も全車標準搭載です。

その③:ガソリン2種、ディーゼル1種、PHEV1種の多彩なパワートレーン

日本で販売されるXC60は、ガソリンツインチャージドエンジンのT6、ターボエンジンのT5、クリーンディーゼルエンジンのD4、PHEVのT8ツインエンジンというラインナップ。すべて2.0L直4DOHCがベースになっています。

それぞれのスペックは、T6が最高出力235kW(320ps)/5,700rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/2,200-5,400rpm。T5は、最高出力187kW(254ps)/5,500rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,500-4,800rpm。

クリーンディーゼルのD4はターボ付きで、最高出力140kW(190ps)/4,250rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/1,750-2,500rpm。

2018年3月より導入予定のPHEVのT8 Twin Engineは、T6用エンジンに前後モーターを1基ずつ搭載。モーター部の出力は、フロントが最高出力34kW/2,500rpm、最大トルク160Nm/0-2,500rpm。リアが最高出力65kW/7,000rpm、最大トルク240Nm/0-3,000rpmです。エンジン出力と合わせると、400ps以上の大パワーを発揮するPHEVシステムです。

そんなボルボ XC60、なぜCOTYに選出されたのでしょう?

ボルボ XC60がCOTYに選出された理由は?

XC60は現代のクロスオーバーSUVに求められる要件を、卒なくクリアーしている優等生的な車両と言えます。日本カー・オブ・ザ・イヤーが選出されたおもな理由は、以下のようなものです。

■扱いやすいサイズのボディに、現代SUVに求められる快適性、機能性、運転の楽しさなど各要素を高次元でバランスさせている
■北欧デザインを感じさせる美しく高品質な内外装
■ボルボらしい充実の安全装備
■PHEVを含む多彩なパワートレーン

筆者が考えるボルボ XC60の特筆すべき点は、インテリアとPHEVの設定です。XC60のインテリアは北欧車らしさに満ちており、高品質かつ個性的です。縦型リアコンビネーションランプと並ぶ、ボルボ車のアイデンティティと言って良いでしょう。

また売れ筋の都市型クロスオーバーSUVであるXC60にPHEVを設定したということは、環境負荷の低減に大きな効果を発揮し、脱炭素社会への大きな一歩にもなり得ます。つまりは未来に向けた環境保全です。そういった高い志も、COTYで評価された一因であるように思います。

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