盗んだ日産GT-Rでレース制覇の大学生逮捕…!愛車を盗まれないためには?

日産 R35 GT-R 2017

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盗人猛々しいという言葉があります。盗みを働いても平然と居直ってる様を指す言葉ですが、まさにこの言葉が当てはまる事件が起きました。なんとまあ、盗んだクルマでレースに出場し、優勝してしまったと…。
Chapter
盗んだクルマでレース優勝!
自動車盗難の傾向…
盗難される場所の傾向…
巧妙化する手口には、こちらもハイテクで自衛!

盗んだクルマでレース優勝!

「よろしくメカドック」のエピソードで、主人公たちがゼロヨンレースに出るために「CR-X」をカスタムするも、盗難にあってしまうどころか、そのレースで盗難車と戦う、なんて胸の熱くなるエピソードがありました。筆者も子供心に「卑劣な奴らだ!」なんて思いながら主人公を応援した記憶があるのですが、現実はメカドックより奇なり!?な事件が発生しました。

大阪府在住の私立大3年の男(20)が、神戸市内で4月に、「日産GT-R」を盗み、その直後に兵庫県内のサーキットで開かれたレースに出場、なんと優勝していたそうです。バッチリサーキットのホームページにて、表彰式の写真と、盗んだGT-Rの写真が掲載されていたそうです。メカドックでは盗難したチームはすぐ敗退したというのに、なんとも救いのない話です…。

ともかく、盗難に関連した犯人たちは逮捕されたわけで、悪は栄えない事は証明されたわけですが、いろいろ突っ込みどころ満載のニュースであります。

犯人グループは「レース仕様の車が好きだった」と供述しているようですが、レースに出るために、そうしたカスタムを施した車両を狙っていたのでしょうね。すぐにレースに持ち込んで優勝できてしまうポテンシャルのGT-Rもさることながら、それだけのドライビングテクニックを持ち合わせた犯人だったのですから、なんでそんな事をして…と嘆かわしく思ってしまいます。

また盗んだクルマそのままでレースに出た事が、事件の発覚に繋がったわけですから、なんとも間抜けな話。(いい加減くどいようですが、メカドックのエピソード内の窃盗したチームですら、ボディカラーを塗り替えて出場していましたよ…。)

自動車盗難の傾向…

盗難リスクを極力減らすためにも自衛をキッチリ行う事が重要です。

自動車盗難認知件数は、2000年代初頭に比べると、約1/3程度に減少はしています。イモビライザーの装着台数の向上や防犯パーツ普及の効果が出てると言えるかもしれませんね。しかし、ここ数年の傾向として、再び高級車の被害が増加傾向にあります。

・2013年盗難認知件数 21,595台 うち、300万円以上のクルマは2,598台。構成比12%
※警察庁データより

いずれにせよ、高級車を使用しているオーナーは(十分注意しているハズだと思いますが)より一層の注意が必要な状況にあると言えるでしょう。

盗難される場所の傾向…

また盗難された場所の統計データを見てみると、

認知件数 21,595台(2013年警察庁データ)

<内訳>
・一般住宅 3,567台
・駐車場  10,624
・道路上  1,226
・その他  6,178

このように、当然ながら駐車場での盗難が圧倒的です。しかし自宅にガレージがある方も3,567台も被害にあっている状況。窃盗グループに狙われたらところ構わず…なんて状況なのでは恐ろしい話になってしまいます。

巧妙化する手口には、こちらもハイテクで自衛!

ドライブレコーダーや、カーセキュリティパーツ以外にも、現在ではGPSを使ったセキュリティグッズが販売されており、スマートフォンのアプリで愛車の現在位置が確認できる優れものもあるそうです。また大手民間警備会社でも、こうしたサービスを導入しています。

商用車やプリウスなどが盗難台数の多い人気?車種という結果が出ていますが、しかし高級車も非常に狙われやすいのが事実と言わざるを得ません。どうか、セキュリティを怠りなく。

窃盗犯皆が、「レースに出てしまうおバカさん」という保証はないのですからね…。

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