スバル XVの中古価格・走行スペック|小型SUVスバル XVは海外で高評価!?

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2010年にインプレッサのクロスオーバー仕様としてデビューした「スバル XV」。使い勝手の良さやハイブリッドモデルの走りの良さといった評価を耳にする現行モデルですが、オーナーからどのような評価を受けているのでしょうか!? まずはスバル XVの車種概要から見ていきましょう。
Chapter
スバル XV
インプレッサをベースに洗練のSUVテイストを強めた「スバル XV」
初代XV
2代目XVの進化とは
XVのエクステリアと内装
XVの価格やスペックの紹介
XVの燃費・維持費
XVの走行スペック
XVの安全性能
XVの快適性・機能性
XVの中古価格
XVが海外から評価されている理由

スバル XV

スバル XVの登場は2010年。インプレッサXVとして登場したものの、2011年の10月には生産終了してしまいました。

そのほぼ一年後に当たる2012年9月、インプレッサの冠を外し、「XV」として再登場。その半年後にはハイブリッドモデルが追加。こちらは決して低燃費だけを追求したのではなく、スバル、ひいてはインプレッサで培った走りとハイブリッドの融合による「新しい走り」がコンセプトでした。

ちなみにこの新型モデルはスバル初のハイブリッドカーで、大きな注目を集めました。4,450×1,780×1,550(全長×全幅×全高)というサイズは、日本の道路事情にもマッチしています。ワイルドな外観のクロスオーバーSUVですが、都市走行をメインに据えているモデルです。


インプレッサをベースに洗練のSUVテイストを強めた「スバル XV」

「インプレッサ」をベースに開発された「スバル XV」。車高を少し上げて最低地上高を200mmにし、フェンダーの形状を工夫し、またアンダーガード風のパーツを装着するなどしてSUVテイストを醸しています。

とはいえ立体駐車場対策として全高は1550mmに抑えられており、その点からもSUVカテゴリではあるものの、インプレッサやレガシィといった姉妹車のイメージと大きく離れるものではないので、デザイン上はセダン系に近いSUVといえます。しかし車高が少し上がっているので、その分視線も高くなる事から生まれる「運転しやすさ」というものはあるでしょう。

フロントグリルは近年のSUBARUアイコンともいえるヘキサゴングリル。シャープなバンパー形状も相まって、「スバルらしい」スポーティーなデザインであるといえます。

初代XV

スバルXVがデビューしたのは2010年。インプレッサの5ドアハッチバックをベースに、クロスオーバーモデルとしたものです。

この初代には1.5L(EL15型)と2.0L(EJ20型)のボクサーエンジンが搭載されていました。また2WD仕様の設定があったのもこの初代モデル。1.5Lが110馬力、トルク14.7kgm、2.0Lが140馬力トルク19.0kgmという出力。2.0Lモデルの燃費も14.4km/Lというものでした。

2代目XVの進化とは

2012年よりリリースの現行モデルはエンジンを2.0L FB20型ボクサーエンジンに刷新、駆動もAWD仕様のみ、とSUVらしく割り切った仕様になっています。

また初代モデルよりもロードクリアランスを拡大、最低地上高を200mmとし、乗りやすさと走破性を進化させています。最高出力は150PS /6,200rpm/最大トルク20.0kgf-m /4,200rpmと着実にパワーアップを果たし、JC08モード燃費が16.2km/Lと、1.8km/Lの燃費向上と、環境性能も進化。

もちろん、現行モデルから投入された「XVハイブリッド」の存在もあり、こちらはシステム最高出力は163.6馬力、燃費は20.4km/Lというスペック。数値以上に良好な走行性能を発揮しています

XVのエクステリアと内装

車の選択に大きく関わるインテリアやエクステリアは、こだわりを持って選ぶ方が多く、譲れない項目として挙げるケースがありますが、スバルXVについてはどのようになっているのでしょう。

エクステリアで重要なボディーカラーのラインナップは、定番カラーから街中でひと際目立つ存在となる鮮やかな色まであり、自分の好みや手入れのしやすさ等を考慮して選ばれます。その他にはメッキ加飾付フロントグリルやフォグランプ、電動チルトとスライド式のサンルーフを始め、見た目の印象に大きなインパクトを与えるエクステリアが充実しています。

一方のインテリアは、長時間運転や乗車でも疲れにくいコンフォーダブルシートは、低反発素材をクッションに用いて、走行中の振動を吸収する役割を果たしています。また重厚感がある黒いシートは、本革ならではの高品質な触り心地が快適で、汚れが目立ちにくいのも特徴です。

スバルXVの高級な雰囲気は、エクステリアとインテリアの双方にこだわりを持って構成されている結果で、所有者に高い満足感を与えてくれるでしょう。

XVの価格やスペックの紹介

スバルのコンパクトSUVであるXVについて調べますと、車種によって価格やスペックに差があることが分かります。それぞれを比較して、自分に合ったスバルXVを選択できるようにしましょう。

  2.0i 2.0i EyeSight 2.0i-L EyeSight
新車価格(税込) 228万9600円 239万7600円 259万2000円
駆動方式 AWD AWD AWD
エンジン FB20 FB20 FB20
最高出力(Kw(PS)/rpm) 110(150)/6200 110(150)/6200 110(150)/6200
最大トルク(N・m(kgf・m)/rpm) 196(20.0)/4200 196(20.0)/4200 196(20.0)/4200
トランスミッション リニアトロニック リニアトロニック リニアトロニック
※2016年7月24日以降、2.0iの注文受付を終了。
車を手に入れる前に良く調べますと、グレードによって価格に違いがあり、選ぶ車体カラーによっても大きく印象が異なりますので、事前の下調べの大切さが分かります。価格やスペックの違いを参考にして、より自分が目指す最高の走りを実現できるスバルXVを探すのがお勧めです。

XVの燃費・維持費

スバル XVの燃費も気になる所ですね。

カタログ燃費は16.2km/L。エンジンは2.0Lなので自動車税は毎年39,500円かかります。これらが維持費のベースになります。

インプレッサのSUVとも言うべきXVは走りへの評価の高さが目立ちますが、維持費はほぼ普通車並みになります。この点をどのように考えるかでXVへの価値が変わるでしょう。

普通車並みの維持費でインプレッサの走りが手に入ると考えればお得なモデルです。いくら走りへの評価が高くても維持費が普通車並か…と思ってしまうのであればXV ハイブリッドという選択肢もありますね。

ハイブリッドにした場合、カタログ燃費は20.4km/L。車体価格は高くなりますが、低燃費という点にこだわるならXV ハイブリッドも選択肢に入れてみてはいかがでしょう。

XVの走行スペック

車選びの重要なポイントの一つであるスバル XVの走行スペックは、どのようになっているでしょうか。

低振動でスムーズな動きを実現する水平対向エンジンのSUBARU BOXERは、左右対称に向き合ったピストンが、水平方向に往復することで互いの力を消し合い、快適な走りを実現させます。

また、SI-DRIVEは、走行スペックを自在に選べるドライブアシストシステムで、エンジンとトランスミッションを統合制御し、燃費に配慮した運転やスポーティーな走りを楽しみたい場合を、スイッチ一つで簡単に選択できるシステムとなっています。

更に最近では多くの車に搭載されているアイドリングストップ機能も充実していて、無駄な燃料消費や排ガスを抑え、地球環境に優しいカーライフを送れるようになっています。

このようにスバル XVには、多彩な機能が搭載されていて、運転を邪魔するような難しい操作は一切無く、快適な走りを保てる走行スペックとなっています。

XVの安全性能

XVにはアイサイトver.3が搭載されています。ver.3ではステレオカメラを刷新し、視野角・視認距離共に40%拡大に成功。カラー画像化により前車のブレーキランプも視認出来るようになりました。

2015年に行われた国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構の安全性能試験において、被害軽減ブレーキ試験、車線はみ出し警報試験、後方視界情報試験のすべての項目で満点を記録。

スバルが謳う安全性に説得力がもたらされました。の主な機能としては危険を予測し衝突を避けるプリクラッシュブレーキにより、いざという時の危険を回避出来ます。

全車速追従機能付クルーズコントロールは車間距離を制御し、渋滞を快適にしてくれるので長時間の運転でも安心です。高速道路は流れている時は快適ですが、渋滞になるとどうしてもストレスが溜まってしまうものですが、渋滞時のストレスを緩和してくれるはずです。

アクディブレーンキープはステアリング操作をアシストして安全運転を支援してくれますので常に道路のベストポジションをキープ出来ます。このように、どのようなシチュエーションでもドライバーには様々なサポートがありますので、より高い次元での安全運転が可能になります。

他にも誤操作や急な飛び出しを防ぐAT御発進抑制制御や自動車のふらつき、車線逸脱を注意する警報&お知らせ機能も用意されているなど、近年安全面への評価の高いスバルらしいものとなっています。

XVの快適性・機能性

XVにはマルチインフォメーションディスプレイ付常時発光式ホワイト照明メーター、マルチファンクションディスプレイが用意されています。運転を直感的に楽しめると共に、車がどのような状況なのか冷静に知らせてくれます。

40km/h~100km/hの間で設定可能な定時クルーズコントロールもありますので、こちらを上手く活用すれば高速道路でのドライバーの負担が減少します。左右独立温度調整機能付フルオートエアコンも嬉しい装備です。

複数の人間で自動車に乗っているとどうしても体感温度の違いで意見の相違が出てきます。運転しているドライバーはどうしても体に熱を帯びるので暑いと感じるものの、助手席の人間は寒い…。独立式ではないエアコンの場合、どうすれば良いのかと迷うケースもあったかもあるかもしれませんが独立式なので双方の適温に設定出来ます。

更にフロントにはUSB電源を2つ用意しています。スマートフォンを充電出来ますので、様々なシチュエーションで役立ってくれるでしょう。

しかも嬉しいのは2つ設置という点です。一つであれば複数の人間で車に乗る際、USBハブを用意しなければ同時に充電出来ませんが、初めから2つ用意されていますので、心配無用ですね。

そしてそのUSBを介してスマートフォンと連動出来るSDナビゲーションもあります。タッチパネル式なので簡単に操作出来ますし、ステアリングスイッチもあるので運転中でもある程度の操作は出来ます。

XVの中古価格

XVの中古車市場を見てみましょう。全国におよそ200台の在庫を確認する事が出来ます。

最安価格として、64.8万円で買えるモデルもあります。(2016年6月時点)

しかし当然ですが、走行距離や年式によって、価格が大幅に上下するのが中古車というものです。
ですので、次に最高価格についても見ていきましょう。

全体的な傾向として、ほぼ走行距離と年式は比例しており、安ければその分走行距離も長めです。

最高価格帯
価格 年式 走行距離
253.8万円 2016年 12km
253万円 2016年 6km
254.8万円 2015年 32,000km
※在庫や価格は2016年6月時点の情報のため変動している可能性があります。

中古車価格が高い方から見ていくと、走行距離からも分かるように登録未使用車が多いです。

まだまだ現行モデルとして発売されていますので、今後も中古車市場は拡大していく事が予想されます。現状はまだまだ走行距離も短く、状態の良い物が多いので中古価格も高めに推移しています。おかげで値引きも高い物は少々難しいのですが、時間の経過と共に走行距離の長いものも増えていきます。

格安での入手を考えているなら、もう少し待ちつつ、こまめに中古車サイト等をチェックしておく事をお勧めします。中古車業者の中には回転率が速い所もあります。

少し目を離していたら在庫が減っている…ということも十分有りうるので、注意深く、”あなたの理想のXV”を探してみる事をお勧めします。

XVが海外から評価されている理由

日本で高く評価される車は経済性の高さです。車体価格は安いか、燃費は良いのか。「自動車離れ」なる言葉も一般的になり、自動車に経済性を求める人が増えています。

「低燃費の車が欲しい」「維持費の安い車が良い」というユーザーにとっては、スバルの車はどうしても「対象外」になってしまうでしょう。

狭い島国である我が国では、走行性よりも経済性を求める人が多いのはある意味で当然なのかもしれません。

ですが、欧米は違います。広大な大地を持つ北米に、アウトバーンがある欧州。海外では走行性が問われるのです。走行スペックを考えた時には、スバルの車がとても魅力的であることは皆さんもご存知かもしれません。スバルの水平対向エンジンの安定性から生み出される走りは、日本よりもむしろ海外で高く評価されている傾向にあります。

動画にあるようにスバルはSUVも多々ラインナップしていますが、安定性とパワルフさを備えていますので、海外からの評価が高いのも頷けます。

日本ではスバルの車というと「どこかマニアック」「走り屋が好むメーカー」というイメージかもしれません。言い換えれば「マニアから評価されているメーカー」ですが、欧米では自動車が好きな人であればスバルのイメージはとても良いです。

スバルはかつて戦闘機を作っていました。他にも戦闘機を作っていたものの、現代では自動車を作っているメーカーといえばBMWもですが、戦闘機に搭載するエンジンは生半可な性能では務まりません。研究に研究を重ねたからこそ、エンジン技術が自動車にも活きています。
このように、スバル XVは走行スペックと価格に対しての満足度が高いクルマといえるでしょう。

車体が大型化するSUVの燃費は厳しくなりがちですが、近年では各社燃費向上に注力しています。XVはSUVでも比較的小柄なボディサイズですが、こうした点を鑑みると「走行スペック」にややシフトしているとも言えそうです。

これは満足度にも繋がっているので、二律背反というべきか、今後の改善に期待する部分でもありますね。

商品詳細