インプレッサスポーツの燃費・中古価格|新型インプレッサスポーツも遂に登場!

インプレッサ スポーツ

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ハッチバックモデルとして使い勝手の良さから好評を博している「インプレッサ スポーツ」。さまざなグレードが用意されておりますが、マストバイと言えるグレードは果たしてどれなのでしょうか?
Chapter
インプレッサスポーツとは
1.6Lモデルか、2.0Lモデルか
インプレッサスポーツの1.6Lと2.0Lの走行スペック
インプレッサスポーツ 1.6L
インプレッサスポーツ 2.0L
インプレッサスポーツの内装・エクステリア
インプレッサスポーツの安全機能
インプレッサスポーツの燃費・維持費
インプレッサスポーツの快適性・機能性
インプレッサスポーツの中古価格
インプレッサスポーツのライバル車
新型インプレッサ誕生!

インプレッサスポーツとは

そもそもインプレッサは、スバルの数ある名車を展開する富士重工業が製造販売する車で、初代インプレッサ(GC/GF)は1992年に登場。初代インプレッサは、スポーツワゴン、セダン、クーペというラインナップで販売されていました。

また同年10月には、2代目インプレッサとなり、スポーツワゴンとセダンを展開しました。つまり、WRX STIと、スポーツワゴンSTiがこのタイミングで登場します。エンジンにはスバルオリジナルの水平対向エンジンが搭載され、逞しい排気音でスポーツカー好きを魅了しました。

2007年には、3代目インプレッサ(GE/GH/GR/GV系)にモデルチェンジし、セダンと「ハッチバック」のラインナップとなりました。さらに、同年10月には3代目WRX STIを発売し、ここから様々なグレード展開を見せます。

2011年には現行モデルとなる4代目インプレッサ(GP/GJ系)を発売しました。"インプレッサスポーツ"が正式名称となったのは2011年に登場した4代目インプレッサからです。

4代目で、ハッチバックタイプは「スバル インプレッサスポーツ」、セダンタイプは「スバル インプレッサG4」となります。車名の歴史は長くはありませんが、「インプレッサのスポーツモデル」の流れを受け継いだ一台と言えるでしょう。

インプレッサスポーツのグレード展開は、これまでにないスタイリッシュなデザイン性と、走りの気持ちよさを体感できる機能性をラインナップしています。「1.6i」、1.6i-L」、「1.6i-S」、「2.0i」、「2.0i EyeSight Active Style」、「2.0i-S」の6種類が設定されました。

1.6Lモデルか、2.0Lモデルか

インプレッサスポーツには2種類の排気量が用意されております。まずそこから選ぶ必要があります。

環境性能に関しては、どちらもほぼ同程度のカタログスペックを有しています。しかし、車重をチェックしてみると、1.6iと2.0iの差がわずか50kg、となっています。そう考えると、街中でのゴー&ストップの多いシチュエーションや高速走行の場面でも、「あまり回さずに走れるトルク」がある方が実燃費には有利になると考えられるでしょう。

2.0L仕様の方が、実燃費は優れる場面が多いともいえるかもしれませんね。また自動車税も変わりませんので、その点のランニングコストはほぼ変わらない、とも。こう考えると余裕ある2.0Lの方が…と思いますが、やはり車両本体価格は20万~30万円は変わってきますので、イニシャルコストは当然2.0Lの方がかかります。

この点をどう考えるか、というのがまずインプレッサスポーツを購入するかどうか迷っている人にとっては、最初の決断となりますね。

インプレッサスポーツの1.6Lと2.0Lの走行スペック

インプレッサスポーツには、1.6Lと2.0Lのラインナップが有り、両者ともにスバルの得意とする水平対向エンジンを採用しています。

水平対向エンジンは、通常の直列やV型エンジンと違い左右対称にピストンが往復運動をして動力へと変換し、互いの振動を打ち消し合うという性質があるため、振動が少なく、また低くエンジンを設置できることから、車を低重心な構造に出来るため、走行性能も高く気持ちが良い運転ができます。

1,600ccエンジンは、2,000ccと比べるとスペックは劣りますがより環境に優しい作りになっており燃費性能も良く、2,000ccエンジンは1,600ccよりも中低回転域でのトルクを太くすることによって余裕ある走りを実現するエンジンです。

トランスミッションは全てのグレードでCVTのリニアトロニックが採用され、エンジンのスペックを最大限効率良い状態で使用できるようギア比が設定され、燃費性能の向上や滑らかな加速性能を実現しています。

さらに2.0Lモデルには走行性能を選べるSI-DRIVEによって、よりエコな運転ができるインテリジェントモードと、スポーティな走りが楽しめるスポーツモードがあり、コンピューターによって最適なギア比やアクセル開度が自動的に設定されます。

駆動方式のAWDはスバル独自の技術で、路面状況や駆動情況に応じたトルク配分を前後輪に振り分け高いトラクションを発生したり、安定した走りを実現したりする技術です。

インプレッサスポーツ 1.6L

スバル インプレッサスポーツのスペックは以下の通りになります。

  1.6i 1.6i-L/1.6i-L EyeSight 1.6i-S/1.6i-S EyeSight
駆動方式 2WD・AWD 2WD・AWD/AWD 2WD/AWD
エンジン FB16・1.6L 水平対向4気筒 DOHC FB16・1.6L 水平対向4気筒 DOHC FB16・1.6L 水平対向4気筒 DOHC
最高出力
kW(PS)/rpm
85(115)/5600 85(115)/5600 85(115)/5600
最大トルク
N・m(kgf・m)/rpm
148(15.1)/4000 148(15.1)/4000 148(15.1)/4000
トランスミッション リニアトロニック
・5MT(MT車)
リニアトロニック
・5MT(MT車)
リニアトロニック
新車価格(税込) ¥1,598,400
(リニアトロニック2WD)
¥1,792,800
(リニアトロニックAWD)
¥1,738,800
(5MTAWD)
¥1,760,400
(リニアトロニック2WD)
¥1,976,400
(リニアトロニックAWD)
¥1,900,800
(5MTAWD)/
¥2,084,400
(リニアトロニックAWD)
¥1,814,400
(リニアトロニック2WD)/
¥2,138,400
(リニアトロニックAWD)

インプレッサスポーツ 2.0L

  2.0i/2.0i EyeSight 2.0i EyeSight Active Style 2.0i-S/2.0i-S EyeSight
駆動方式 2WD・AWD/AWD AWD 2WD/AWD
エンジン FB20・2.0L 水平対向4気筒 DOHC FB20・2.0L 水平対向4気筒 DOHC FB20・2.0L 水平対向4気筒 DOHC
最高出力
kW(PS)/rpm
110(150)/6200 110(150)/6200 110(150)/6200
最大トルク
N・m(kgf・m)/rpm
196(20.0)/4200 196(20.0)/4200 196(20.0)/4200
トランスミッション リニアトロニック リニアトロニック リニアトロニック
新車価格(税込) ¥1,911,600
(リニアトロニック2WD)
¥2,149,200
(リニアトロニックAWD)/
¥2,257,200
(リニアトロニックAWD)
¥2,548,800
(リニアトロニックAWD)
¥2,073,600
(リニアトロニック2WD)/
¥2,429,200
(リニアトロニックAWD)

インプレッサスポーツの内装・エクステリア

インプレッサスポーツの安全機能

インプレッサスポーツにはアイサイトver.3が搭載されています。

アイサイトは近年、走り以上にスバルの代名詞となりつつあるものですが、ver.3ではステレオカメラを刷新。視野角・視認距離共に40%拡大。さらにカラー画像化により、前者のブレーキランプも視認出来るようになりました。国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構が行った安全性能試験において被害軽減ブレーキ試験、車線はみ出し警報試験、後方視界情報試験のすべてに於いて満点の、46点満点を獲得。

アイサイトver.3の主な機能は危険を予測し、衝突を避けるプリクラッシュブレーキ。車間距離を制御し、渋滞を快適にしてくれる全車速追従機能付クルーズコントロール。ステアリング操作をアシストして安全運転を支援してくれるアクディブレーンキープ。これらにより、どのようなシチュエーションでもドライバーには「サポートしてくれている人」がいるかのような運転が可能になります。

他にも誤操作や急な飛び出しを防ぐAT御発進抑制制御や自動車のふらつき、車線逸脱を注意する警報&お知らせ機能も用意されています。これらの機能は「半自動運転」と言っても良いでしょう。

自動車に走りではなく、実用性が求められるようになった現在の日本の自動車市場に対するスバルなりの「答え」が詰まっているのがアイサイトver.3です。

インプレッサスポーツの燃費・維持費

インプレッサ スポーツの燃費も気になる所です。

カタログ上では15.6km/L~17.6km/Lであるのに対し、実燃費は12.3km/Lというデータがあります。走りを楽しめるモデルとしては決して悪い燃費ではありませんが、昨今の軽自動車やハイブリッドカーと比べてしまうと見劣りするなと感じる人もいるかもしれません。

それらのモデルと比べるとどうしても維持費もかかってしまいますが、それらのモデルにはない「走る楽しさ」があるモデルです。走りを求めているユーザーにとって、インプレッサスポーツがもたらしてくれるコストパフォーマンスは決して悪いものではありません。

インプレッサスポーツの快適性・機能性

インプレッサスポーツには、より快適なカーライフを楽しむための快適装備が多々搭載されています。いくつか挙げてみるとしましょう。

まずは、現代社会の必需品とも言うべきスマートフォンを充電出来るUSB電源がフロントに2つ用意されています。ここでポイントなのは二つという点です。二つ同時に上でんできるのは便利ですよね。

次に、インフォメーションメーターもありがたい機能です。外気温、瞬間・平均燃費、デジタル時恵や航続可能距離、連続走行時間を表示してくれます。あとどれくらい走れるのか。外の気温がどれくらいなのか。ふと気になるような情報をすぐに察知出来るのです。

また、40km/h~100km/hに設定出来るクルーズコントロールも装備されているので、長時間のドライブのサポート体制も万全です。走りを楽しみたい人にとってはパドルシフトもありがたい装備の一つなのではないでしょうか。ステアリングから手を離さずに、マニュアル操作を楽しめます。
上記を踏まえて考えると、1.6Lであれば

「1.6i-L EyeSight」、「1.6i-S EyeSight」、「2.0i EyeSight」、「2.0i S EyeSight」から選ぶ事になります。ちなみに、AWDかつリニアトロニック仕様であれば2.0L仕様は燃費が16.2km/Lと、1.6L仕様の15.8km/Lよりも優れた数値になっています。

また、「インテリジェントモード」、「スポーツモード」とふたつのエンジン特性に切り替えることが可能な「SI-DRIVE」機能が搭載されいているのは2.0L仕様のみ。

こうして考えると、初期投資こそ、それなりに増加してしまいますが2.0Lのアイサイト搭載車を選ぶのが賢明かもしれませんね。

インプレッサスポーツの中古価格

  1.6i 1.6i-L/
1.6i-L EyeSight 
1.6i-S/
1.6i-S EyeSight
2.0i/
2.0i EyeSight
2.0i EyeSight
Active Style
2.0i-S/
2.0i-S EyeSight
最安値 65万円 92万円/
137.7万円
168.8万円/
172.8万円
115万円/
128万円
205.2万円 109万円/
213万円
最高値 132.9万円 168.8万円/
194.4万円
194.4万円/
234万円
159.9万円/
206万円
216万円 175万円/
246.5万円
平均価格 122.6万円 152.4万円/
158.9万円
178.6万円/
161.4万円
162.2万円/
189.7万円
210.6万円 148.2万円/
244.5万円
※2016年7月時点
インプレッサスポーツの中古相場に関しては、こちらも新車同様にアイサイトの有無で中古価格に差が出ているようです。

値引きはオプションの値引きが大きくなる可能性があるため、交渉次第では、車両本体価格と合わせ、30万円程の値引きを期待することができます。インプレッサスポーツは走行距離が短い個体も多数あり、ラインナップも豊富です。その分、価格帯も広いので、選ぶ楽しさもあるでしょう。思わぬ掘り出し物がたくさんあるかもしれません。

更に大幅値引きを狙う場合は、オプション値引きと共に下取り価格の増額で高額値引きを狙いましょう。



インプレッサスポーツのライバル車

インプレッサスポーツのライバル車として挙げられるのが、トヨタ オーリスが挙げられます。

2車を比較して見ていきましょう。似たような条件の2グレードをピックアップし表にまとめました。
  インプレッサ オーリス
グレード 1.6i-S EyeSight 150X
エンジン 水平対向4気筒 1,599cc 直列4気筒 1,496cc
最高出力 kW(PS)/rpm 85(115)/5,600 80(108)/6,000
最大トルク N・m(kgf・m)/r.p.m. 148(15.1)/4,000 136(13.9)/4,800
燃費 km/L (JC08モード) 15.8 19.2(2WD) 16.4(4WD)
車両価格(税込) 2,084,400円 2,085,382円
2台を比較して見てみると、100ccではありますが排気量がインプレッサスポーツの方が大きいので出力、トルク共に能力が高く少し余裕を持った走りが出来るようになる反面、消費するガソリン量が増えるのでカタログ値燃費では同じ駆動方式(4WD)でもオーリスに分があります。

安全性能に関しては、インプレッサスポーツにはEye Sight、オーリスにはToyota Safety Sense Cが搭載され安全面に関しても十分な装備があります。

外装色ではインプレッサスポーツは落ち着いたダーク系統の色がベースで、オーリスには明るい暖色系の色がベース、内装デザインはインプレッサスポーツが落ち着いた高級あるデザインで、オーリスは明るいお洒落な雰囲気になり、諸元表を並べて見比べても大きな差は無く、最終的にはデザインの好みや購入時の値引き額によって左右されそうです。

どちらの車にも開発コンセプトによって異なる乗り味が楽しめますので、是非検討される際は乗り比べてみるのも良いでしょう。

新型インプレッサ誕生!

秋にインプレッサスポーツの新型モデルが登場するのではと囁かれていましたが、ついに2016年7月26日発売とアナウンスされたティザーサイトが公開されました。

ティザーサイトによると、今後のスバル車すべてに採用予定のスバルグローバルプラットフォームの採用車第一弾との事。こちらは2025年までを見据え、従来車比で車体ねじり剛性が1.7倍、衝突エネルギー吸収率が1.4倍向上。

商品詳細