歴代ムラーノの中古価格・燃費・維持費・口コミなどを紹介!新型ムラーノが200万円?

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今回は、歴代の日産 ムラーノの中古車情報や口コミ、燃費、維持費などの情報を紹介します。

かつて日産を代表するSUVモデルとして販売されていたムラーノは、2004年9月に日本で販売がスタートし、2015年4月、その歴史に幕を下ろしました。しかし、2014年に北米市場にて3代目 ムラーノ、そして2015年4月には中国でムラーノ ハイブリッドが発売され、国外での販売は現在も続いています。

今後、日本市場へのカムバックも期待されるムラーノですが、どのようなSUVモデルなのでしょうか。
Chapter
日産 ムラーノの歴史
初代ムラーノについて
2代目ムラーノについて
3代目 ムラーノについて
中国で販売されている3代目 ムラーノ ハイブリッドとは?
3代目 ムラーノの中国での販売価格にびっくり!
3代目 ムラーノ ハイブリッドの値段の理由とは?
3代目 ムラーノ ハイブリッドが中国で人気なワケ
3代目 ムラーノのハイセンスなインテリア・エクステリア
3代目 ムラーノのエンジンのスペックは?
3代目 ムラーノの高い快適性
3代目 ムラーノは安全装備も充実
新型ムラーノは安全装備も充実
3代目 ムラーノのスペックと価格
初代ムラーノから3代目ムラーノの燃費を比較してみよう!
ムラーノのカスタムは充実している?
日産 ムラーノの中古車の価格・中古市場は?

日産 ムラーノの歴史

日産 初代ムラーノ(Z50型)は、2002年に北米専用車として販売され、その直後から日本国内での販売要望が多く寄せられた為に、2003年の東京モーターショーに参考出展。その反応は予想を超えるものが有り、2004年9月、日本での販売も開始しました。 

2008年には2代目モデル(Z51型)を発売し、エンジンは2.5Lと3.5Lの2種、駆動方式もFFと4WDの2種を用意するなど、ユーザーに様々な選択肢を与えてくれましたが、2014年10月に生産終了を発表。その後、在庫販売のみとし、2015年3月に在庫完売となりました。

初代ムラーノについて

そんなムラーノのファーストモデルは、日本を含む各国から投入を望む声が寄せられ、世界100カ国以上で販売されました。特にデザインが好評ですが、開発段階で日産は経営不振に陥っており、失敗が許されない状況にあったため、デザインには特にこだわりがあったようです。

初代 ムラーノのエクステリア(外装)は、従来のSUVの概念にとらわれない斬新でモダンなデザインに仕上げられています。フロント部分は、太く格子状のメッキグリルと一体になったシャープなヘッドランプを備えていることが特徴です。

ちなみに初期モデルのボディーサイズは、全長4,770mm×全幅1,880mm×全高1,705mm。グレードは250XL、350XV、そして350XV FOURの3種類。特別仕様車や期間限定車は多数登場したものの、マイナーチェンジは行われず、2008年の9月に2代目へとバトンタッチすることになりました。

2代目ムラーノについて

2代目 の登場は2008年9月。4WDモデルのみのラインナップでしたが、2010年にFFモデルが追加されました。

2011年にはマイナーチェンジも行われ、エクステリアのブラッシュアップ等、上質感が高まりました。2代目のボディーデザインは、基本的には初代モデルのデザインを踏襲しながら、初代モデルよりも抑揚のあるラインで構成。フロント部分は格子状から縦基調のメッキラジエーターグリルへと変更されるなどし、幅広い層から人気を集めていたものの、上記の通り、現在は生産終了しています。 

グレード展開は250XL、250XL FOUR、250XV、250XV FOUR、350XV FOURの5種類。ボディーサイズは、全長4,845mm×全幅1,895mm×全高1,700~1,730mmです。日本国内での販売は終了したものの、海外ではフルモデルチェンジされた3代目(Z52型)が、引き続き投入されることになります。

3代目 ムラーノについて

いまなお世界中で人気を誇る3代目 ムラーノのグレード展開は、国や地域によって多少異なりますが、基本的にS、SV、SL、プラチナムと4種類に分かれており、それぞれに2WDとFFを用意しています。ボディーサイズは、5ドアクロスオーバーSUVというコンセプトは変わらないものの、全長4,897mm×全幅1,915mm×全高1,691mmと先代と比較して大型化。

デザインは、初代ムラーノ、2代目ムラーノよりも洗練され、リヤウィンドウとリヤガラスが連結しているかのようなエッジの効いたもので、現行日産車のデザインモチーフであるVモーショングリルが導入されています。

パワーユニットは、先代と同様の2.5L、3.5Lのガソリンエンジンに、2015年から中国でハイブリッドモデルもラインナップ。このハイブリッドは、新型スーパーチャージャー付QR25DERエンジンと、駆動と発電を兼ね備えた電動モーターを組み合わせたもので、ALL MODE 4x4-i四輪駆動システムを組み合わせています。

中国で販売されている3代目 ムラーノ ハイブリッドとは?

すでに北米では2014年末から発売されていた3代目 ムラーノですが、今回、中国市場に投入されたムラーノは、QR25エンジンに加え、ムラーノにとっては初となるハイブリッドバージョンも用意されています。 

このムラーノ ハイブリッドは、新型スーパーチャージャー付QR25DERエンジンと、駆動と発電を兼ね備えた電動モーターを組み合わせたパワートレインを採用。コンパクトリチウムイオン(Li-ion)バッテリーを搭載することで、素早い充放電が可能となっています。

外観は北米モデル(3代目Z52型)と同様、Vモーショングリルが採用されています。中国向けでは北米仕様の3.5Lモデルはありません。

3代目 ムラーノの中国での販売価格にびっくり!

中国仕様の目玉は、スーパーチャージャー+ハイブリッドの新しいパワートレインですが、驚くのはその価格。中国での当時の販売価格は約24万〜38万元(約477万円~758万円)。

ちなみに旧型ムラーノは37万〜49万元(約700〜920万円)だったので、最安値帯は実に220万円もの値下げとなっています。「新旧モデルでここまで価格差をつけるのは異例」と、メーカー自ら認める大幅値下げになっているのです。

3代目 ムラーノ ハイブリッドの値段の理由とは?

ここまでの大幅値下げとなれば、当然コスト削減が功を奏したかと思いますが、3代目 ムラーノに大幅なコスト削減策を見いだすのは難しいとのこと。部品調達や現地での生産体制を考えても、生産は現地の襄陽工場で旧型ムラーノと同じです。

一方、日産は提携先のルノーと一緒に部品の共通化を進めてコストダウンにつなげる「コモンモジュールファミリー(CMF)」という新設計手法を拡大していますが、3代目 ムラーノは対象外ばかりか、旧型ムラーノになかった先進安全装備をふんだんに盛り込んでいます。日産として中国初となるハイブリッド車もラインナップして大幅値下げを敢行しているのです。

3代目 ムラーノ ハイブリッドが中国で人気なワケ

写真で見る限りそれほど大きいボディに見えないのですが、実際は全長4,897mm×全幅1,915mm×全高1691mmの堂々サイズ。ライバルのトヨタランドクルーザーの全長4,950mm×全幅1,980mm×全高1,870mm(1880mm)に匹敵しますが、全高はムラーノの方が低いので、ラグジュアリー感はムラーノが高いです。

また、中国向けに流行っているラグジュアリーカー定番のヘッドレストモニターも装備。このモニターでDVDを再生したりゲームを楽しんだりが可能です。

3代目 ムラーノのハイセンスなインテリア・エクステリア

3代目 ムラーノは、ムラーノらしい走りや快適性はそのままにワンランク上のモデルへと生まれ変わっています。ブラッシュアップしたことで、国内では多少価格が上がることが予想されますが、それでもムラーノ独自の快適さは健在で、インテリアやエクステリアにも随所にこだわりが見られます。

エクステリアは、力強さと優美さを兼ね備えたフォルムが特徴です。スラリとしたしなやかでスマートな外観となっていて、全体的にゴツゴツした感じは受けません。ボディカラーも落ち着いた色味が揃っており、カラーで個性を演出しながらも品の良さがあります。

インテリアは全体的にリッチな質感でまとめられており、特に上級グレードでは、ダイヤモンドキルティング加工を施したセミアニリンレザーシートを採用。シートやセンターコンソールにはパイピング処理を施し、ワンランク上のラグジュアリーなモデルであることを感じさせてくれるでしょう。室内の空間は広く取られているため窮屈さを感じさせないのはさすがムラーノといったところです。

インテリア・エクステリアに手を抜くことなく、これまで人気の高かったムラーノをさらにワンランク上のクオリティでリリースしてきたところにメーカーの技術力が見て取れます。

3代目 ムラーノのエンジンのスペックは?

2.5L直列4気筒DOHCエンジン(自然吸気タイプのNAエンジン)は最高出力186ps、最大トルクは229Nmです。トランスミッションは7速ATで駆動方式はFF。

また、話題となっている2.5L直列4気筒DOHCスーパーチャージャーエンジン+シングルモーターのデュアルクラッチのハイブリッドシステムは最高出力245ps(モーター20ps)、最大トルク330Nm(モーター160Nm)となかなかのハイパワーです。こちらもトランスミッションは7速AT、駆動方式はFF方式、4x4iインテリジェント四輪駆動方式が装備されています。

3代目 ムラーノの高い快適性

3代目ムラーノの快適性を象徴する装備を見ていきましょう。全グレードにマイルドフローシステムとエアコン左右独立温度調整機能を装備しているため、冷房による冷えすぎを防ぎ、快適にドライブを楽しむことができます。

もちろんウィンドウはすべてUVカット加工済みですし、ハンドルやステアルングといった手で触れるものは抗菌加工が施されているため、いつでも気持ちよく運転できるのも大きなポイントではないでしょうか。 

車室内に使用されている素材は、ホルムアルデヒドなどのアレルギーの原因となる物質をできるかぎり抑えた素材を使っているため、トルエンやホルムアルデヒドに敏感な方も快適に乗ることができます。

3代目 ムラーノは安全装備も充実

3代目 ムラーノには先進の安全装備が採用されています。MOD(移動物検知)や、リアルタイムで道路状況をモニターできるアラウンドビューモニターなど、クラストップの先進性を有するセーフティ・シールド360技術を搭載。

運転時の安全性をより高めるため、エマージェンシーブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、ドライバーアラートシステム、車線逸脱警報、後側方車両検知警報、クロス・トラフィック・アラートなど、運転をサポートする様々な機能も装備されています。

新型ムラーノは安全装備も充実

新型ムラーノには先進の安全装備が採用されています。MOD(移動物検知)や、リアルタイムで道路状況をモニターできるアラウンドビューモニターなど、クラストップの先進性を有するセーフティ・シールド技術を搭載。

運転時の安全性をより高めるため、エマージェンシーブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、ドライバーアラートシステム、車線逸脱警報、後側方車両検知警報、クロス・トラフィック・アラートなど、運転をサポートする様々な機能も装備されています


3代目 ムラーノのスペックと価格

サイズが全長4,845mm×全幅1,885mm×全高1,730mmと比較的大きめになっています。しかしながら最小回転半径が5.7mなので、取り回しはしやすいと言えるでしょう。

エンジンはVQ35DE/QR25DEを採用しているので、パワーも申し分なく走りもスムーズです。新型ムラーノのグレードは2WDの場合は2種類です。それぞれのスペックや新車価格に関しては以下の通りとなります。

250XL
エンジン:QR25DE
最高出力:125kW(170PS)/5600rpm
最大トルク:245Nm(25.0kgm)/3900rpm
価格:約360万円〜

250XV       
エンジン:QR25DE             
最高出力:125kW(170PS)/5600rpm 
最大トルク:245Nm(25.0kgm)/3900rpm           
価格:約360万円~

※価格は北米日産のもの(1ドル=120円)

初代ムラーノから3代目ムラーノの燃費を比較してみよう!

歴代ムラーノの燃費は以下の通り。

初代 ムラーノ:8.9km/L~10.6km/L
2代目 ムラーノ:8.7km/L~10.6km/L
3代目 ムラーノ:10.5km/L
3代目 ムラーノ ハイブリッドモデル:15km/L

ちなみに3代目 ムラーノのハイブリッドモデルは15km/Lと大型のSUVとしては良好な燃費を達成しています。日本国内に導入されないのが残念としか言いようがないですね。

ムラーノのカスタムは充実している?

日産 ムラーノをカスタムして乗りたいという人もいるかもしれません。

しかし、ネットで中古車市場を見渡してみてもカスタムされている個体はほとんどありませんでした。またカスタムといってもホイールやマフラーを変えている程度で、あまりカスタムするようなモデルではないようです。 

上質感が売りのモデルですので、カスタマイズするよりもノーマルで楽しんでいたオーナーが多いようです。カスタムが出来ない訳ではありませんが、すでに国内では販売を終了していますので、カスタマイズして楽しみたいのであれば、パーツメーカーに在庫があるうちに手を打っておいた方が良いでしょう。

日産 ムラーノの中古車の価格・中古市場は?

大手中古車情報サイトによると、ムラーノは全国に在庫は240台ほどありました。

安いものは、30万円を切る個体もありますが、それらはほぼ過走行車。10万kmはおろか、20万kmに届きそうなものまでありました。ただし裏を返せば、大切に扱えばそれだけ走れるクルマだとも言えます。一方、2代目で販売が終わっているモデルにも関わらず、走行約2万kmという程度の良い中古車を見つけることも可能です(2020年7月時点)。

ムラーノの中古車相場は、ほぼ標準的なものです。状態の良い物はそれなりの値段ですし、走行距離が長ければ車両価格も比例して安くなっています。
3代目 ムラーノは、力強さがありながら優美なフォルムや快適で上質さのあるインテリア、さらには先進の安全機能も充実していることなど多くの魅力を持っています。北米や中国など世界でも人気を集めることも納得のできる1台です。数あるSUVの中でも、ラグジュアリー感のあるものが欲しいと考えている方にはおすすめのモデルなので、日本市場導入が望まれる1台です。
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