ウォークスルー性・移動性は良い!?|シエンタの試乗感想⑤
更新日:2024.09.09
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トヨタから小型ミニバンのシエンタ(SIENTA)が12年ぶりにフルモデルチェンジをして、発売されましたね。
今回、発売されたシエンタ(SIENTA)は、先代モデルに比べてホイールベースや室内高・室内長・室内幅は、広くなりました。
実際にこのクルマに乗ってみると、2列目シートや3列目シートなどは広く感じ、快適性はアップしたように感じました。
しかし、ミニバンを購入する多くの人が気にするウォークスルー性や移動性に関しては、イマイチな印象・・・。
ディーラーさんは、ウォークスルー性を確保するためにフロントシートの運転席と助手席の間のスペースを広くしたと言っていました。
シエンタ(SIENTA)は小型ミニバンなので、横幅などに制限があるので、仕方ないかもしれませんが、実際に乗ってみると、ウォークスルー性はそれ程良いとは思わなかったです。
2015/8/23
今回、発売されたシエンタ(SIENTA)は、先代モデルに比べてホイールベースや室内高・室内長・室内幅は、広くなりました。
実際にこのクルマに乗ってみると、2列目シートや3列目シートなどは広く感じ、快適性はアップしたように感じました。
しかし、ミニバンを購入する多くの人が気にするウォークスルー性や移動性に関しては、イマイチな印象・・・。
ディーラーさんは、ウォークスルー性を確保するためにフロントシートの運転席と助手席の間のスペースを広くしたと言っていました。
シエンタ(SIENTA)は小型ミニバンなので、横幅などに制限があるので、仕方ないかもしれませんが、実際に乗ってみると、ウォークスルー性はそれ程良いとは思わなかったです。
2015/8/23
運転席から2列目へのウォークスルーはどう!?
シエンタ(SIENTA)では、運転席などフロントシートから2列目シートへのウォークスルーをする事ができます。
ただ、実際に運転席から2列目シートにウォークスルーをしてみると、思ったよりも大変でした。
運転席から2列目シートへのウォークスルーが大変に感じたのには、次のような理由・原因があります。
運転席から2列目シートへのウォークスルーが大変に感じたのには、次のような理由・原因があります。
理由① 運転席と助手席の間のスペースが狭い。
シエンタ(SIENTA)の運転席と助手席の間のスペースは、このような感じ。
思ったよりも狭いです。さらに私がこのウォークスルー性を試したグレードは、最上位グレードのGグレードだったため、運転席にアームレストを装備。
そのためさらにこの運転席を助手席の間のウォークスルースペースが狭くなっていました。
ちなみに、こちらがアームレストが装備されていない下位グレード”Xグレード”のウォークスルースペース。
そのためさらにこの運転席を助手席の間のウォークスルースペースが狭くなっていました。
ちなみに、こちらがアームレストが装備されていない下位グレード”Xグレード”のウォークスルースペース。
身長が175cmある私がこの間のスペースを通るには、カラダを横にして、何とか通れる感じ。
やはり少し窮屈に感じてしまいました。
子供ならラクラク運転席から2列目シートにウォークスルーできると思いましたが、大人では、少し大変だと思いました。
やはり少し窮屈に感じてしまいました。
子供ならラクラク運転席から2列目シートにウォークスルーできると思いましたが、大人では、少し大変だと思いました。
理由② 天井が思ったよりも低い
また、シエンタ(SIENTA)のウォークスルーがしにくい理由の一つが、天井が思ったよりも低いこと。
シエンタ(SIENTA)は小型ミニバンなので、ヴォクシーやノア、エスクワイアに比べて全高・室内高が低くなっています。
ちなみに、5ナンバーサイズのミニバンのヴォクシーの室内高が1400mmなのに対し、シエンタ(SIENTA)の室内高は、1280mm。
ヴォクシーに比べて、シエンタ(SIENTA)の方が120mmも低くなっています。
なので、このクルマの室内を大人が移動する場合、常に背をかがめる状態になります。
しかも、このクルマのフロントガラスは、このように垂直ではなく、かなり傾斜がついたデザインになっています。
ちなみに、5ナンバーサイズのミニバンのヴォクシーの室内高が1400mmなのに対し、シエンタ(SIENTA)の室内高は、1280mm。
ヴォクシーに比べて、シエンタ(SIENTA)の方が120mmも低くなっています。
なので、このクルマの室内を大人が移動する場合、常に背をかがめる状態になります。
しかも、このクルマのフロントガラスは、このように垂直ではなく、かなり傾斜がついたデザインになっています。
なので、余計に天井が低く感じます。
私の場合、ウォークスルーを試したとき、ルームライトの部分に頭をぶつけそうになりました。
ウォークスルーをする際、シエンタ(SIENTA)の足元の狭さだけではなく、天井の高さも気にしないといけないは、少し煩わしかったです。
私の場合、ウォークスルーを試したとき、ルームライトの部分に頭をぶつけそうになりました。
ウォークスルーをする際、シエンタ(SIENTA)の足元の狭さだけではなく、天井の高さも気にしないといけないは、少し煩わしかったです。
理由③ 足元がフラットではない。
ウォークスルーがしやすいクルマの特徴として、張り出しの少ないインパネのデザイン、フラットな床があると思っています。
このシエンタ(SIENTA)のインパネは、このように張り出しが少ないデザインになっていて、ウォークスルーがしやすいデザインになっています。
このシエンタ(SIENTA)のインパネは、このように張り出しが少ないデザインになっていて、ウォークスルーがしやすいデザインになっています。
しかし、残念な事に新型シエンタ(SIENTA)の床がフラットになっていません。このように中央が盛り上がっているデザインに。。。
段差自体はそれ程大きくないのですが、実際にウォークスルーをしてみると、この段差が少し気になりました。
ウォークスルー性能で良かったところも…
少しウォークスルーがしにくかったシエンタ(SIENTA)ですが、良かった点も・・・
それは、シエンタ(SIENTA)の運転席と助手席の間のウォークスルースペースがハイブリッド車もガソリン車も同様のデザインになっていた事。
実は部品が多いハイブリッド車でガソリン車と同じようなデザインにするのは、かなり難しいことのようですね。
5ナンバーサイズのミニバン”エスクワイア(Esquire)”のハイブリッド車の運転席と助手席の間には、このようなコンソールが装備されていました。
それは、シエンタ(SIENTA)の運転席と助手席の間のウォークスルースペースがハイブリッド車もガソリン車も同様のデザインになっていた事。
実は部品が多いハイブリッド車でガソリン車と同じようなデザインにするのは、かなり難しいことのようですね。
5ナンバーサイズのミニバン”エスクワイア(Esquire)”のハイブリッド車の運転席と助手席の間には、このようなコンソールが装備されていました。
このようなコンソールが装備されていたのは、ハイブリッド車のみ。ガソリン車ではこのようなコンソールは、装備されていません。
実はこのコンソールの中身は、ハイブリッドシステムに必要な電力を蓄積しておくハイブリッドバッテリー(二次電池パック)。ハイブリッド車には、無くてはならない装備の一つです。
このコンソールの高さは、約200mm。そのためエスクワイア(Esquire)ハイブリッドでフロントシートから2列目シートにウォークスルーをする際は、このコンソールを跨ぐ(またぐ)必要がありました。
このコンソールの高さは、約200mm。そのためエスクワイア(Esquire)ハイブリッドでフロントシートから2列目シートにウォークスルーをする際は、このコンソールを跨ぐ(またぐ)必要がありました。
この点がエスクワイア(Esquire)ハイブリッドの欠点の一つでした。
しかし、シエンタのハイブリッド車では、このハイブリッドバッテリーを設置する位置を2列目シートの足元付近に変更。
これにより、ウォークスルースペース部分に関して、ハイブリッド車はガソリン車と全く同じデザインになりました。ハイブリッド車の方がガソリン車よりもウォークスルーがしにくいと感じる事はなくなりました。
しかし、シエンタのハイブリッド車では、このハイブリッドバッテリーを設置する位置を2列目シートの足元付近に変更。
これにより、ウォークスルースペース部分に関して、ハイブリッド車はガソリン車と全く同じデザインになりました。ハイブリッド車の方がガソリン車よりもウォークスルーがしにくいと感じる事はなくなりました。
ハイブリッド車でもガソリン車同様のウォークスルー性を確保した事は、とても良いと思いました。
2列目から3列目シートのウォークスルーは可能!?
シエンタ(SIENTA)のフロントシートから2列目シートのウォークスルーは、なんとか可能となっています。
しかし、シエンタ(SIENTA)の6人乗り・7人乗りどちらのシートを選択しても2列目シートから3列目シートのウォークスルーをする事はできません。
ちなみに、6人乗りシートのデザインは、このようになっています。
しかし、シエンタ(SIENTA)の6人乗り・7人乗りどちらのシートを選択しても2列目シートから3列目シートのウォークスルーをする事はできません。
ちなみに、6人乗りシートのデザインは、このようになっています。
そして、7人乗りシートのデザインは、このようになっています。
多少、機能や装備は異なりますが、6人乗り・7人乗りともに左右のシートが密着しているシートのデザインになっています。
このようなシートデザインのため、6人乗りを選択しても2列目シートから3列目シートへのウォークスルーは不可能になっています。
この点に関しては、少し残念でした。
7人乗りシートがソファーシートになっているのは仕方ないかもしれませんが、シエンタ(SIENTA)の6人乗りシートは、左右のシートの間にスペースがある独立したキャプテンシートにして貰いたかったです。
ちなみに、シエンタ(SIENTA)の場合、このようなシートデザインが影響したためか、6人乗りよりも7人乗りの方が圧倒的に人気のようです。
このようなシートデザインのため、6人乗りを選択しても2列目シートから3列目シートへのウォークスルーは不可能になっています。
この点に関しては、少し残念でした。
7人乗りシートがソファーシートになっているのは仕方ないかもしれませんが、シエンタ(SIENTA)の6人乗りシートは、左右のシートの間にスペースがある独立したキャプテンシートにして貰いたかったです。
ちなみに、シエンタ(SIENTA)の場合、このようなシートデザインが影響したためか、6人乗りよりも7人乗りの方が圧倒的に人気のようです。
このようにシエンタ(SIENTA)の場合、フロントシートから2列目シートのみウォークスルーが可能になっています。
しかし、シエンタ(SIENTA)はウォークスルー性能が良いとは、思いませんでした。
このクルマのウォークスルー性能が気になる方は、購入する前にしっかりと確めてみてくださいね。
しかし、シエンタ(SIENTA)はウォークスルー性能が良いとは、思いませんでした。
このクルマのウォークスルー性能が気になる方は、購入する前にしっかりと確めてみてくださいね。