車中泊に向いている!?|シエンタ(SIENTA)の使い勝手

トヨタから小型ミニバンのシエンタ(SIENTA)がフルモデルチェンジをして発売されましたね。

このような小型ミニバンで初のハイブリッド車を用意したという事もありかなりの売れ行き。

仲良くさせて貰っているディーラーの人からは、ここまで納期・納車待ちが長くなるとは思っていなかったと言う声も・・・。ディーラーにとっても予想以上の売れ行きだったみたいですね。

私のサイトを読んで頂いている読者さんからのコメントでもあったのですが、このシエンタで車中泊で使用したいと思っている人もいるみたいですね。

そこでシエンタ(SIENTA)は車中泊をするのにむいているクルマなのか、シートアレンジを色々と試しつつ検証してみたいと思います。

また、このクルマで車中泊をするならどのようなシートアレンジが良いか調べてみました。

2015/9/20

Chapter
シエンタ(SIENTA)で車中泊はできる?
それでもシエンタで車中泊をしたいなら

シエンタ(SIENTA)で車中泊はできる?

トヨタ シエンタ 2015

まず結論から言いますと、シエンタ(SIENTA)で車中泊は出来無い事はありません。

トヨタ シエンタ 2015

ただ、実際にこのクルマのシートアレンジや室内の長さなどを考えると快適に過せるとは思いませんでした。

ディーラーさんにも話を聞いたのですが、もし快適に車中泊をしたいのなら、シエンタ(SIENTA)よりも新型ヴォクシーやノアなどの一回り大きい箱型ミニバンの方が良いと言っていました。

シエンタ(SIENTA)が車中泊に不向きと感じた理由は次の2つです。

理由① フルフラットにならない

シエンタ(SIENTA)が車中泊にむかない理由の一つは、シートアレンジ。

このクルマではフロントシートもセカンドシートも背もたれがフルフラットまで倒れないので、このように段差が出来てしまいます。

トヨタ シエンタ 2015
トヨタ シエンタ 2015

ちなみに、こちらはヴォクシーの画像ですが、このようにフルフラットにならないのは、残念ですよね。

トヨタ シエンタ 2015

ディーラーさんもシエンタ(SIENTA)はシートがフルフラットにならないので、車中泊に向いていないといっていました。

個人的には、このシエンタ(SIENTA)のシートがフルフラットにならないのは、ちょっと残念でした。

理由② 全長が短い

シエンタ(SIENTA)が車中泊に向かない理由の一つは、
全長が短く、横になるには窮屈すぎるから。

シエンタ(SIENTA)とハコ型ミニバンのヴォクシーの全長と室内長はこのようになっています。

■シエンタ
全長  :4,235mm
室内長:2,535mm

■ヴォクシー (ハイブリッド Vグレード)
全長  :4,695mm
室内長:2,930mm

トヨタ シエンタ 2015

ヴォクシーの方が室内長で約400mm長いですね。

全長が短い分、取り回しや運転のしやすさは、シエンタ(SIENTA)の方がヴォクシーよりも良いです。しかし、車中泊となるとこの室内が狭い事がデメリットに・・・。

実際、一番室内の広さを有効活用できる3列目シートを格納&2列目シートをタンブルした状態でも奥行きは1,430mm。

トヨタ シエンタ 2015

子供一人が真っ直ぐに寝れる位の奥行きです。

ちなみに、ヴォクシーのシートをフルフラットにすると、このような感じになります。

やはりシエンタ(SIENTA)よりもヴォクシー/ボクシー(VOXY)の方が広くて、車中泊には向いているように感じました。

それでもシエンタで車中泊をしたいなら

基本的にシエンタ(SIENTA)は車中泊に向いていないクルマですが、それでもやはり車中泊をしたいと言う人のためにおススメのシートアレンジを紹介します。

アレンジ1. 3列目格納&2列目タンブル

ディーラーさんに話を聞いたところによると、どうしてもシエンタで車中泊をしたいなら、3列目シートの格納&2列目シートをタンブルするこの状態が一番良いようです。

トヨタ シエンタ 2015

ディーラーさんの話によると、この状態が一番シエンタ(SIENTA)の室内の広さを一番有効活用できるシートアレンジになっているようです。

先ほども申し上げましたが、このシートアレンジの状態でもシエンタ(SIENTA)の奥行きは、1,430mm。

大人が横になるには、少しスペースが狭いです。私も実際にこの状態で横になってみたのですが、ちょっと狭く感じました。

また、実際に寝てみて気になったのは、横のサイズ。脚をかがめて丸くなって寝れば奥行きは大丈夫なんですが、今度は動いた時などにクルマの壁に脚がぶつかる・・・。

この点も少し気になりました。やはり実際にシエンタ(SIENTA)で横になって見て、ヴォクシーなどの方が車中泊には向いているのかなと実感しました。

アレンジ2. 3列目&2列目の背もたれ格納

ちょっと裏技的な方法ですが、シエンタの3列目シートの格納&2列目タンブル以上に奥行きを広くできる方法がありました。

その方法とは、3列目シートと2列目シートの背もたれを倒すのみ。

実はこのシートアレンジはこのサイトの読者様からコメントを頂いて知ったのですが、どのようになるのか私も気になったので、早速試してみました。

3列目シートと2列目シートの背もたれを倒すとこのような感じになります。

トヨタ シエンタ 2015

こうすると2列目シートをタンブルしていない分、奥行きが多少広く感じました。実際に計測していないのですが、奥行きはだいたい1,500mmちょっとだと思います。

トヨタ シエンタ 2015

ただ、この方法にも弱点・欠点が・・・。

まず気になるのは段差が多くあり、フルフラットにならない事。

段差で一番気になったのは、シエンタ(SIENTA)の3列目シートと荷室・ラゲッジスペースとの部分。

荷室・ラゲッジスペースと3列目シートの部分では、このような少し大きめの段差がありました。

トヨタ シエンタ 2015

また、2列目シートと3列目シートの隙間でも若干の段差が・・・。

トヨタ シエンタ 2015

シエンタ(SIENTA)の3列目シートの方が若干高くなっており、そして、2列目シートと3列目シートのギャップ(隙間)に関しても少し気になってしまいました。

ちなみに、2列目シートとフロントシートでもこのようなギャップがありました。

トヨタ シエンタ 2015

また、このようなシートアレンジをした時に気になったのは、2列目シートの背もたれの造り。

シエンタ(SIENTA)の背もたれの後ろの部分は空洞になっており、押してみるとべコベコ・・・。

トヨタ シエンタ 2015

もともと2列目シートの背もたれに人が横になる事を想定していないので、シートの故障につながらないか少々気になりました。

このようにシエンタ(SIENTA)の3列目シート&2列目シートをともに背もたれを倒すと、3列目格納&2列目タンブル時よりも多少奥行きは長くなります。

しかし、段差の事を考えると少し面倒かなと思いました。

トヨタ シエンタ 2015

シエンタ(SIENTA)はとても良いクルマですが、やはり室内の広さやシートアレンジのことを考えると、車中泊には向いていないのかなと思いました。

シエンタで車中泊を考えている方は、購入前にしっかりと室内の広さやシートアレンジをチェックしてみてくださいね。

ちなみに、この背もたれを倒す方法を思いついたのは私自身のアイディアではなく、このサイトにコメントを頂いたすずき様のものです。

すずき様コメントありがとうございました。

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