プリウスの後部座席 居住性アップのために施された3つの工夫

4代目モデルは、空気抵抗をよくするために低重心化を図り、先代モデルよりも全高が20mmも低くなりました。また、室内高だけを比べると先代モデルよりも30mmも低下しました。その結果、後部座席のヘッドクリアランス(頭上空間)が減少。プリウス(Prius)の後部座席に座ってみたのですが、背筋をピンと伸ばすと頭が天井に触れるくらいの感じ・・・。(ちなみに私の身長は、約175cmです。)この室内高30mmの差は意外と大きく、先代モデルから乗り換えの人は少し気になるのかもしれません。このようにヘッドクリアランス(頭上空間)は狭くなってしまったプリウス(Prius)の後部座席ですが、快適性・居住性を先代モデルよりもアップするために様々な工夫が施されているようです。プリウス(Prius)の快適性アップのための工夫を3つ紹介したいと思います。

2016/7/29

Chapter
居住性アップの工夫1:ルーフピークの位置
居住性アップの工夫2:アームレストの改善
居住性アップの工夫3:サイドウィンドウのデザイン
トヨタ プリウス 2016

居住性アップの工夫1:ルーフピークの位置

プリウス(Prius)の特徴の一つは、ルーフピーク(天井の一番高いところ)を先代モデルよりも前に持ってきてイルカのようなフォルムになっている事です。こちらがプリウス(Prius)の横からのデザイン。

トヨタ プリウス 2016

そして、こちらが先代モデルの横からのデザイン。

トヨタ プリウス 2016

天井の一番高い位置がプリウス(Prius)の方が前になっている事がわかりますよね。トヨタの技術スタッフの人の話によると、4代目は先代モデルよりもルーフピークは170mmも前方に設定されており、フロントシートの背もたれあたりになっています。このルーフピークを前に出した理由は空気抵抗を良くして燃費改善に繋げるためのようですが、後部座席の快適性・居住性にも良い影響がありようです。

プリウスの後部座席に座ると真上の頭上空間はかなり狭くなっていますが、視線の先となるフロントシートのシート方向にかけて天井は高くっているため、実際の数値以上に開放感はあるように感じました。

トヨタ プリウス 2016

なので、私の妻がこの4代目プリウスの後部座席に座ったときは、「先代モデルよりも室内が広く感じる~。」と、言っていました。私が妻が乗車したのはプリウス(Prius)のクールグレーカラーだった事も影響していると思いますが、後部座席に座ってもそれ程不満は無かったようです。私の妻は身長が低いので、頭上空間も余裕がありましたしね・・・

後部座席の背もたれに寄りかかった時の天井に触れそうになるプリウスの頭上空間の狭さは少し気になりますが、ルーフピークの位置で室内が広く見えるような工夫がされているのは、良いと思いました。

居住性アップの工夫2:アームレストの改善

また、プリウス(Prius)の後部座席を見て良いと思ったのは、アームレストのデザイン。先代モデルでも後部座席アームレストは装備されていましたが、プリウスは位置や角度が見直され、使いやすくなったように感じました。こちらが新しくなった新型モデルのアームレスト。

トヨタ プリウス 2016

そして、こちらが先代モデルの後部座席アームレストです。

 

トヨタ プリウス 2016

アームレストに後部座席用のドリンクホルダーが2つ付いているのは、まったく一緒です。ただ、注目なのはアームレストの角度。先代モデルはアームレストの角度が90度に固定されておらずダラーンと先端の方が下がっているデザインになっているので、腕を置いてもそれ程快適ではありませんでした。
 
 

トヨタ プリウス 2016

しかし、プリウス(Prius)のアームレストの角度は、90度に固定されるデザインに変更。また、アームレストの位置も先代モデルよりも24mmほど高くなり、腕が置きやすいように工夫されていました。

トヨタ プリウス 2016

このような工夫も新型プリウス(Prius)の後部座席の快適性・居心地の良さに繋がっているのかなと思いました。

居住性アップの工夫3:サイドウィンドウのデザイン

また、頭上の空間は先代モデルよりも窮屈感を感じなかった理由の一つが後部座席の横のサイドウィンドウのデザイン。

先代モデルとなる3代目プリウスでは、このように後部座席の背もたれのスグ横に柱(ピラー)があり、乗っていると圧迫感を感じる事がありました。

トヨタ プリウス 2016
トヨタ プリウス 2016

一方、プリウス(Prius)では居住性・開放感をアップするために後部座席スグ横のピラーを変更。

トヨタ プリウス 2016
トヨタ プリウス 2016

先代モデルのプリウスでは少し太めのしっかりとしたピラーだったのに対し、モデルは黒い薄型のピラーを採用。実際に後部座席の左右のシートに座ってもすぐ顔の横にピラーが無いので、とっても快適。

後部座席のサイドウィンドウから外の景色も見やすいので、開放感はあるように感じました。この薄型になった後部座席横のピラーのデザインも良いと思いました。

トヨタ プリウス 2016

プリウス(Prius)は先代モデルよりも車高が低くなり頭上空間は狭くなりましたが、窮屈に感じないような工夫がなされてるのは、好印象でした。

頭上空間(ヘッドクリアランス)は狭さを感じましたが、後部座席に座った時の開放感・居住性の良さは新型モデルの方が良いと思いました。ちなみに、プリウス(Prius)ではブラックとホワイトっぽい色のクールグレーの2色の内装色を用意していますが、開放感を求めるならクールグレーの方が絶対に良いと思いました。もし気になるならブラックとクールグレーのモデルを乗り比べて見る事をおススメします。同じクルマとは思えないほど室内の広さに違いを感じると思いますよ。

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