【座り心地はどうだった!?】新型プリウスPHVの後部座席レビュー

トヨタ プリウスPHV 2017

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2017年2月、フルモデルチェンジをした2代目新型プリウスPHV(Prius PHV)が
デビューしましたね。

今回新発売された新型PHVのインパネは、11.6インチの縦型ナビが装着されるなど未来感のあるデザインになっていますが、ハンドルやシフトレバーなどの基本的なデザインは、ノーマルプリウスとほぼ一緒。

そんな新型プリウスPHV(Prius PHV)の内装・インテリアですが、ノーマルプリウスと大きく違うのは、後部座席のデザイン。

ノーマルプリウスでは3人掛けのシートだったのに対し、今回新発売された新型PHVでは、中央に備え付けのセンターアームレストが搭載された2人掛けシートに…。

このノーマルプリウスと全く異なるデザインになった新型プリウスPHV(Prius PHV)の座り心地&居住性はどうだったのか?また、備え付けのセンターアームレストの
使い勝手はどうだったのでしょうか?

先日、このクルマを試乗した時に後部座席の座り心地も確認してきたので、紹介したいと思います。

2017/3/2
Chapter
新型プリウスPHVの後部座席のデザインを徹底チェック
新型プリウスPHVの後部座席の座り心地はどうだった?

新型プリウスPHVの後部座席のデザインを徹底チェック

今回新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)の後部座席は、このようなデザインになっています。

こちらは人気のS ナビパッケージやAグレードなどに採用されているファブリックシート。
一方、こちらはAプレミアムやAレザーパッケージで採用されている本革の後部座席。
本革を採用したシートの方が高級感や上質感がありましたが、下位モデルに採用されているファブリックシートも光沢感のある高級な素材を採用しており、安っぽさを感じないデザインになっているのは好印象でした。

収納ボックス付きセンターアームレストの使い勝手は?

今回新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)の後部座席の注目ポイントの一つが、シートの中央に装備されたアームレスト&ドリンクホルダーですよね。

後部座席用の収納ボックス付きのセンターアームレスト

実際にこの新型PHVに装備された収納ボックス付きのアームレストですが、リッド(蓋)の部分を持ち上げてみると、このような感じ。
フロントシート用のセンターコンソールよりもサイズは大きく、 ボックス型のティシュがスッポリと収納できるようになっているようです。
運転席の横に用意されているセンターコンソールと比較すると深さは
若干劣りますが、後部座席まわりに収納力がある小物入れが装備
されているのは、とても良いように感じました。

ちなみに、新型プリウスPHV(Prius PHV)の後部座席用のセンターコンソールに
装備されているドリンクホルダーに500mlのペットボトルを置いてみると、
このような感じ。
ドリンクホルダーに深さがないので、ちょっと安定感が…。個人的にはもう少し深い方が安定感があって、良いのかなと感じました。

新型プリウスPHVの後部座席の座り心地はどうだった?

シートの真ん中にセンターコンソールが装備され2人掛けになっている新型プリウスPHV(Prius PHV)の後部座席ですが、座り心地はかなり良かったです。

まずこのクルマの後部座席に座ってみて良いと思ったのが、シートのサイズ感。

今回新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)のの後部座席ですが、中央には備え付けの収納ボックス付きのセンターアームレストが装備され、左右が独立したプライベート感のある作りになっています。
後部座席を2人乗りと割り切った事によって、シートサイズに余裕があり
ゆったりと座れるデザインに…。

私のような中肉中背は当然のこととして、恰幅(かっぷく)の良い大柄な男性がこの後部座席にすわってもゆったりと座ることができるのかなと思いました。

私が見積もりを貰ったディーラーさんは、この新型プリウスPHV(Prius PHV)の後部座席が2人掛けになっている理由について、「次期環境車のフラッグシップモデルとしてプレミアム感を演出した。」と説明していました。

ただ、実際にこのクルマの後部座席に座ってみると、この説明もあながち間違いではないなと納得できる座り心地の良さでした。
(もちろん2人掛けになった理由には、車体重量など大人の事情もあると思いますが…)

サイドサポートの大きさも好印象

また、シートのサイズ感と同様に良いと思ったのが、サポート力。

後部座席の背もたれや座面がフラットでサポート力が皆無のクルマも多々ありますが、この新型プリウスPHV(Prius PHV)の後部座席は、サイドの部分の張り出しが大きい立体感のある背もたれ&座面の作りに…。
そのため、座った時のフィット感やサポート力がとっても良い感じ。

カーブを曲がった際などに態勢が崩れにくい座り心地になっているのが、とても良いように感じました。

また、このクルマはノーマルプリウスと同様にリヤに乗り心地の良さが魅力のダブルウィッシュボーン式のサスペンションを採用。

後部座席にでも突き上げ感やコツコツ感を感じにくい、しっとりと滑らかな乗り心地を楽しめるのは、好印象でした。

後部座席のウォークスルー性はイマイチ

このようにシートサイズが大きくゆったりと座れる新型プリウスPHV(Prius PHV)の後部座席は好印象だったのですが、少し気になったのはウォークスルー性。
足元のトンネルが小さいのはとても良いのですが、シートの中央に備え付けてあるセンターアームレスト部分が少し高くなっており、スムーズに横移動をする事ができませんでした。

このウォークスルー性の悪さはちょっと気になりました。

アームレストの使い勝手もイマイチ

また、今回新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)の収納ボックス付きのセンターアームレストは収納スペースとして使うにはとても良いのですが、“ひじ掛け”として使うには、イマイチ…。

おそらく荷室を広くする際の後部座席の背もたれの収納を考慮してこのようなデザインになったのだと思いますが、センターコンソールの位置が低め。なので、ひじ掛けとしては、全く使えません…。

個人的には高さがシッカリと調整されているノーマルプリウスのアームレストの方がひじ掛けとしては便利なように感じました。

ノーマルプリウスの後部座席用センターアームレスト

高さが全く違うのが、わかりますよね。

このように設置位置が低く使い勝手が悪いので、センターアームレストというよりも収納スペースとして考えた方が良いのかもしれないなと思いました。

今回フルモデルチェンジをして新発売されたトヨタの新型プリウスPHV(Prius PHV)の後部座席のデザインや座り心地は、このようになっていました。

サイドのサポート力も良く、サイズも大きくゆったりと座れるこの新型PHVの後部座席のデザインは、好印象でした。

頭上空間の狭さや4人乗りとなった乗車人数など若干気になる部分もありますが、後部座席の座り心地だけを考えるととても良いクルマだと思いました。

もしこのクルマに試乗をする際は、後部座席の座り心地やシートサイズなどもしっかりとチェックをしてみてくださいね。
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