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街でよく見かける？「緑のおじさん」って何者？

更新日：2024.09.09

市街地や繁華街を歩いていて、二人一組になって緑の制服を着ている人を見たことがある人も多いかもしれません。この人たちは、通称「緑のおじさん」とも呼ばれる駐車監視員です。では、駐車監視員はどのような仕事なのでしょうか？

Chapter: 「緑のおじさん」の正体は？業務内容は？

「緑のおじさん」の正体は？業務内容は？

駐車監視員とは、国家公安委員会規則によって定められた、駐車監視員資格を保持している人のことです。

管轄地域の警察署長より一部業務委託を受けている法人に所属することによって、放置されている車両の確認や確認標章（駐車違反のステッカー）の取り付けといった業務を行っています。

警察より業務委託を受けているため、立場上はみなし公務員とされ、駐車違反をしている車の取り締まりを行っている間は公務員と同じ扱いを受けます。

そのため、自分のクルマが駐車違反の取り締まりの対象となったのが気に入らなかったなどの理由から、駐車監視員の業務を暴力やその他の行為によって妨害した場合、公務執行妨害が成立します。

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このことから、駐車監視員とは、駐車違反の取り締まりに特化した公務員と言えるでしょう。ただし、駐車監視員ができるのは、駐車違反のステッカーを取り付けることだけです。

違反金の徴収や、駐車違反以外の交通違反を取り締まり、駐車違反している車両に対するレッカー移動の手配や車両の移動命令を下すことは認められていません。

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また、駐車監視員になるためには、各地域の管轄警察署が開催している駐車監視員資格者講習を受け、最終受講日からおよそ1週間後に実施される終了考査に合格するのが基本的な流れとなります。受講料は約2万円、およそ年に一度開催されています。

駐車監視員の存在によって、違法駐車の数は確実に減少傾向にあると言われています。その業務内容から、安全を守るための重要な職務のひとつといえるでしょう。

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