日本発&世界初の自動車システム|あの試みも日本から
更新日:2024.09.09
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今回は、自動車に使われている日本から登場した「世界初」の技術を紹介します。
そのなかには、こんなものまで!? というシステムもあります。
それでは見てみましょう!
そのなかには、こんなものまで!? というシステムもあります。
それでは見てみましょう!
1974年:4代目トヨタ クラウン|アイドリングストップ機構
いまや燃費向上をふくめた環境性能向上のために欠かすことのできない技術のひとつが、アイドリングストップ機構です。このアイドリングストップ機構ですが、初めて世に登場したのは、なんと1974年でした。
この年は、1973年から始まったオイルショックによって、世界的に自動車の環境性能改善が注目されるようになっていました。
搭載された車種は、トヨタ クラウン(4代目)。EASS(Engine Automatic Stop and Start System)と名付けられたこのシステムは、モデル末期の年にMT車専用のオプションとして用意。ただし、作動条件が厳しく、それほど効果を得ることができなかったようです。
停止時に無用なエネルギーを使わないようエンジンを切るアイドリングストップですが、その礎を気づいたのは、トヨタだったんですね。
この年は、1973年から始まったオイルショックによって、世界的に自動車の環境性能改善が注目されるようになっていました。
搭載された車種は、トヨタ クラウン(4代目)。EASS(Engine Automatic Stop and Start System)と名付けられたこのシステムは、モデル末期の年にMT車専用のオプションとして用意。ただし、作動条件が厳しく、それほど効果を得ることができなかったようです。
停止時に無用なエネルギーを使わないようエンジンを切るアイドリングストップですが、その礎を気づいたのは、トヨタだったんですね。
1976年:ダイハツ シャレード|4ストローク直列3気筒エンジン
次に、1970年代に登場した、ダイハツのコンパクトカー、シャレードに搭載された技術は、厳密には世界初と言えないのですが、このシャレードをきっかけに普及したということで、紹介します。
その技術とは、4ストロークの直列3気筒エンジンです!
直列3気筒の歴史は古く、最初に自動車に登場したのは19世紀末のことでした。しかし振動が多く、20世紀はじめには見捨てられた技術になっていました。
それから約70年後の1977年、ダイハツ シャレードに搭載されるまで、オートバイでの採用例はあったものの、市販車に直列3気筒エンジンを乗せた例はなく、シャレードが世界中のメーカーエンジニアに3気筒の良さを再認識させるきっかけになりました。
直列3気筒は、2気筒的な低燃費と高トルクを保ちながら、4気筒的な回転上昇得られると言われるレイアウトで、現在では世界中の小型車に採用されているエンジンです。
その技術とは、4ストロークの直列3気筒エンジンです!
直列3気筒の歴史は古く、最初に自動車に登場したのは19世紀末のことでした。しかし振動が多く、20世紀はじめには見捨てられた技術になっていました。
それから約70年後の1977年、ダイハツ シャレードに搭載されるまで、オートバイでの採用例はあったものの、市販車に直列3気筒エンジンを乗せた例はなく、シャレードが世界中のメーカーエンジニアに3気筒の良さを再認識させるきっかけになりました。
直列3気筒は、2気筒的な低燃費と高トルクを保ちながら、4気筒的な回転上昇得られると言われるレイアウトで、現在では世界中の小型車に採用されているエンジンです。
1997年:トヨタ プリウス|ハイブリッドシステム
ガソリンとモーターを使うハイブリッドシステムを積んだ専用車として、量産された車が、トヨタ プリウスです。
VVRT-i 1.5L直4ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムは、それぞれの駆動力を走行状況に応じて最適に組み合わせていました。
電気自動車のデメリットとして充電する場が限られていることがあげられますが、ハイブリッドシステムだとガソリンスタンドでの燃料補給のみでエネルギーをまかなうことができるという高効率性があります。
環境に良いという点が人気になり、瞬く間に世界中に浸透しました。
VVRT-i 1.5L直4ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムは、それぞれの駆動力を走行状況に応じて最適に組み合わせていました。
電気自動車のデメリットとして充電する場が限られていることがあげられますが、ハイブリッドシステムだとガソリンスタンドでの燃料補給のみでエネルギーをまかなうことができるという高効率性があります。
環境に良いという点が人気になり、瞬く間に世界中に浸透しました。
その他の日本発・世界初の自動車システム
1989年:日産インフィニティQ45|油圧アクティブサスペンション
油圧アクティブサスペンションとは、電子制御によってサスペンションダンパーの減衰力を制御するもので、Gセンサーや車高センサー、油圧ユニットなどの情報をもとにコンピュータが各ダンパーの油圧をコントロールしています。
F1レースでは、1980年代はじめに登場したアクティブサスペンションですが、そのシステム自体の価格が高く、市販車への採用は1989年まで待たなければならなかったのです。
F1レースでは、1980年代はじめに登場したアクティブサスペンションですが、そのシステム自体の価格が高く、市販車への採用は1989年まで待たなければならなかったのです。
1990年:ホンダ NSX|オールアルミ・モノコックボディ
初代ホンダ NSXが採用したアールアルミモノコックボディは、とても画期的なものでした。
それまでアルミといえば、スチールに比べて軽量であるものの、強度や加工のしづらさで、車のアウターシェルとして使われることはありましたが、シャシーを含めた箇所にまで使われることはありませんでした。
その問題をクリアするため、ホンダは神戸製鋼所をはじめとする材料メーカーとの協力を得て、専用のアルミ合金を開発。さらにハニカム構造や部位によってアルミ合金を使い分けることで、NSXを完成させたのです。
結果、スチールボディよりもなんと140kgも軽く、総重量で約200kgの軽量に成功した画期的なボディです。
それまでアルミといえば、スチールに比べて軽量であるものの、強度や加工のしづらさで、車のアウターシェルとして使われることはありましたが、シャシーを含めた箇所にまで使われることはありませんでした。
その問題をクリアするため、ホンダは神戸製鋼所をはじめとする材料メーカーとの協力を得て、専用のアルミ合金を開発。さらにハニカム構造や部位によってアルミ合金を使い分けることで、NSXを完成させたのです。
結果、スチールボディよりもなんと140kgも軽く、総重量で約200kgの軽量に成功した画期的なボディです。
また、ホンダは1981年に地図型ナビゲーションを初めて搭載した事も、世界初として知られています。
2008年:スバル アイサイト
2008年:トヨタ ランドクルーザー シグナス|ナイトビューシステム
暗闇の中でも視界を確保するための装置であるナイトビューシステム。近赤外線方式としては世界で初めて、トヨタが市販車のランドクルーザー シグナスに搭載しました。
この他にも、トヨタは音声によってナビゲーションを行う「ボイスナビゲーションシステム」や、超音波センサーによる「自動駐車システム」等も世界で初めて実用化しました。
この他にも、トヨタは音声によってナビゲーションを行う「ボイスナビゲーションシステム」や、超音波センサーによる「自動駐車システム」等も世界で初めて実用化しました。
世界のスタンダードを創り上げてきた、日本の産業技術。これからも、世界がアッと驚くイノベーションを起こしていってほしいですね!