走行中、背もたれはどこまで倒すと違反になるのか?

シート 運転 ポジション

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タイトな室内空間の2シーター車でなければ、ほとんどの車は仮眠ができるくらいシートをリクライニングさせることが可能です。通常運転する際のシートバック(背もたれ)の角度は、オーナーの体格によりそれぞれだと思いますが、運転時、シートバックはどこまで倒してOKなのでしょうか?
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走行中、シートバックを倒すのは違反なのか?
どこまで倒すと違反になるのか?

走行中、シートバックを倒すのは違反なのか?

ミニバンのなかには、シートバックを倒すことでフラットな空間となるモデルが存在します。しかし、ここで注意したいのはフルフラットの使いどころ。

ドライバー以外の乗員であっても、移動中はシートをフルフラットにして仮眠をとるようなことはできません。また、フラットにしないまでもシートバックを大きく倒していれば、違反となります。これは、運転者への配慮などではなく安全面からの理由です。

シートを大きく倒してしまうと、シートベルトが正しく機能しません。つまり、着用ができていない状態と同じことになるのです。

2017年現在、全席シートベルトの装着が義務付けられており、シートバックを倒して乗員が横になった状態で走行すると前述した理由で違反になります。

とはいえ、ドライバー以外の乗員がシートを倒して仮眠していたからといって、違反金を支払わされることはあまりないようです。しかし、それが原因で事故を起こしたり乗員に重度の障害を負わせたといった場合は、その過失が問われる可能性は十分にあります。

たとえ処罰されなくても違反行為をしているということは充分頭に入れておきましょう。

どこまで倒すと違反になるのか?

では、背もたれは、どこまで倒すと違反になるのか。

それは、シートベルトが正しく機能しなくなるまで。つまり、シートベルトが身体にしっかりとフィットせず、肩や胸位置で宙に浮いている状態からと言えます。

シートベルト未装着時や正しい乗車姿勢でない状態で、車が急ブレーキを掛けた場合、乗員はシートを滑るように前に出ます。これは「サブマリン現象」と呼ばれ、乗員がダッシュボードの下にもぐり込むような状況になります。

そうなるとシートベルトはもちろんダッシュボードに内蔵されているエアバックの効果もなく、さらには室内のパーツに身体を強く打ち重傷を負ってしまう可能性もあります。

ドライバー以外の乗員がシートバックを必要以上に倒しているような場合は、ドライバーのあなたが適切に指導してあげましょう。

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