シートについたペットのおしっこ!この臭いってどうすれば落ちる?

現在、日本は空前のペットブームと言われており、愛車に愛犬や愛猫を乗せてドライブに行く方も多いでしょう。そんなドライブ中に、シートの上でペットがおしっこをしてしまったら、あの嫌な臭いは、どうしたら取れるのでしょうか?
犬や猫を車に乗せるには?
愛車に愛犬や愛猫を乗せるときは、急ブレーキや急発進、コーナリングなどで起こるペットの体勢崩れとそれにともなう車酔い、粗相など、ドライバーには普段以上に慎重な運転が求められます。
対策として、キャリーバッグやケージ、ペット用シートマット、車内用リードなどがあり、キャリーバッグやケージ内に吸水性の高いペット用トイレを置いたり、撥水性の高いペット用マットをシート上に敷いておくと、臭いや抜け毛、汚れに防止になります。
しかし、どんなに対策をしても、相手は生き物。こちらの想像を上回る行為をしないとも限らず、対策を施していないシートにおしっこをすることもあるでしょう。
ペットがシートにおしっこをしてしまった場合、簡単な清掃では臭いが取れません。どうしたら良いのでしょうか?
シートでおしっこ!臭いの対処法は?
絶対ダメ!人間用の消臭剤を使用
臭いの対処を説明する前に、絶対にやってはいけないことを紹介しましょう。それは人用の消臭スプレーを使用することです。
衣服の臭いを消す商品は、人間の皮脂や加齢臭対策の商品であって、ペットのおしっこに含まれるアンモニア対策にはなりません。無臭タイプならアンモニア臭が残るだけですが、匂いでごまかすタイプの消臭剤では、かえって悪臭になることもあります。
かといってトイレ用消臭剤では、愛車が爽やかなフローラルの香りになります。やめておきましょう。
出来ることならシート丸洗い
ペットのおしっこ消臭で一番確実なのは、シートを取り外して丸ごと洗ってしまうこと。手間と時間はかかりますが、確実です。
ほぼすべての自動車では、工具を使用すれば車体からシートを取り外すことができます。ただし、シートは最低でも20kg程度はあるためます。成人男性でも単独での作業は困難です。
また、電動アジャスト機能やセンサーが内蔵されているシートの場合、素人が取り外して丸洗いをすると、故障の原因になることもありますので、不安な方はプロの業者にお願いしましょう。
室内クリーニングの相場は2~4万円程度。痛い出費ですが、いたしかたないことかもしれません。
手軽でカンタン!ペット用おしっこ消臭スプレー
ペットのおしっこ臭い対策は、かなり困難なのでしょうか?いいえ、じつはカンタンです。
通常のシート清掃の後、ペット用おしっこ消臭スプレーを吹きかければ良いだけです。自動車用として販売されておらず、室内用なので、灯台下暗しですね。
消臭スプレーは、犬用、猫用があります。ペットに合わせて使い分けましょう。
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