ジュークの皮をかぶったGT-R!!「ジュークR」とは?

日産 ジュークR

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コンパクトSUVのジュークをベースに、欧州日産が独自にチューニングした超モンスターマシン「ジュークR」。見た目からかなりの迫力ですが、中身はもっとぶっ飛んでいます。なぜなら積まれているパワートレインは日本の誇り、日産GT-Rそのもの。このジュークRは、2015年バージョンアップした「ジュークR 2.0」として再登場。その性能を探ってみましょう。
Chapter
ジュークRってどんな車?
驚きのスペックに注目!
2015年にさらにパワーアップした「ジュークR 2.0」を発表
日産ジュークR 2.0のスペック

ジュークRってどんな車?

初代ジュークRのコンセプトが発表されたのは2010年のことでした。

GT-Rのエンジンを、コンパクトSUVであるジュークに搭載。世界でも数台のみの生産で、お値段は発表当時の価格で5,000万円以上という、ランボルギーニ・ウラカンが2台買える価格でした。

制作したのはBTCCやル・マンをはじめ、世界トップレベルのレースシーンで豊富な経験と確かな技術を持つRMLことレイ・マロック社。NTCE(日産ヨーロッパ・テクニカルセンター)とNDE(英国日産デザインセンター)のサポートを得て,製作されました。

当初は欧州日産のワンオフプロジェクトとしてお披露目されたジュークRですが、実際に数台が生産、販売されています。


驚きのスペックに注目!

ジュークRに搭載されるエンジンはGT-R用のVR38DETT型3.8リットルV型6気筒ツインターボエンジン(プロトタイプの最大出力はGT-Rデビュー当初の480ps)です。

独立型トランスアクスル4WDや6速デュアルクラッチトランスミッションは、ドライブトレインを250mm短縮して移植。まさにジュークの皮をかぶったGT-Rといった趣です。

そして市販版のジュークRはなんとそのプロトタイプよりもさらにパワーアップ。最大出力は+65psとなり、545psを発生、最高速は250km/hオーバーというとんでもない性能です。

ボディは剛性を増すために、ロールケージが溶接されています。


2015年にさらにパワーアップした「ジュークR 2.0」を発表

ジュークRの進化はまだまだ止まりませんでした。

初代が発表された約4年後の2015年6月、「ジュークR 2.0」の概要が明らかになり、イギリスの「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で初公開されました。そう!この2.0は、進化を意味する数字です。

パワーは599psとさらなる出力アップを実現。エクステリアは、ウインカーがフェンダー部分からドアミラーに移動。サイドスカートの形状はさらに凹凸のついたアグレッシブなものに。ライトまわりのデザインも一新され、ジュークNISMOと同形状のリアウイングも装着されています。

さらにホイールのデザインも新しくなり、リアのアンダーフロアにはカーボンファイバー製のディフューザーが付き、フロントバンパーには冷却効果を向上する目的で開口部を広くしたエアインテークを設けるなどの修正が加えられています。

室内も多少の快適さアップのための仕様変更が行われています。シートはより上質なものとなり、遮音性向上のためのカーペットを採用。ロールケージでボディの補強はされていますが、リアシートも残され日常的な?使い勝手も保たれています。

日産ジュークR 2.0のスペック

価格:30-50万ユーロ(仕様により異なる)
最高速度:266km/h
0-100km/h加速:3.0秒
乾燥重量:1806kg
エンジン:V型6気筒3799ccツイン・ターボ
最高出力:599ps/6800rpm
最大トルク:66.5kg-m/3200rpm
ギアボックス:6速デュアル・クラッチ

とんでもないスーパーモンスターSUV、ジュークR。2.0が発表されて1年半が過ぎましたが、今後さらなる進化を遂げて、再び私たちの度肝を抜く仕様となって再登場するのでしょうか?
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