【プロ徹底解説】新型Aクラスの荷室(ラゲージスペース)は広くて使いやすい?メルセデス・ベンツ流の"おもてなし"で快適に過ごせる?

メルセデス・ベンツ Aクラス A200d

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2018年に登場した、メルセデス・ベンツ Aクラス。メルセデス・ベンツのエントリーモデルとしてラインナップされているAクラスですが、「ハイ、メルセデス」と呼べばクルマ側が反応してくれる最新のインフォテイメントシステム「MBUX」を搭載するなど、従来のエントリーモデルとは比べられないほど先進的なモデルに仕上がっています。

今回は、外装、内装、安全装備、グレード別の違い、人気カラー、座席や荷室(ラゲージスペース)、オプション装備にライバルまで。などあらゆる視点からAクラスをひも解いていきます。

文・鈴木 ケンイチ/写真・萩原 文博

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
新型Aクラスの荷室(ラゲッジスペース)は拡大され、更に間口も大きくなったラゲッジスペース
新型Aクラスの荷室(ラゲッジスペース)は、細かい気配り満載な室内ユーティリティ
新型Aクラスの荷室(ラゲッジスペース)は芸が細かい?シンプルながらユーティリティの高さが光る

新型Aクラスの荷室(ラゲッジスペース)は拡大され、更に間口も大きくなったラゲッジスペース

新型Aクラスは、室内空間の拡大とあわせてラゲッジスペースも大きくなっています。トランクの長さで115mm、幅も225mm拡大しており、容積でいえば29リッターだけ大きくなって、370~1210リッターとなっています。またリヤのドアの開口部も最大で200mm幅が広がっており、荷物の載せ卸が楽になっているのも特徴です。ラゲッジルーム内には12Vの電源ソケットがひとつ用意されているのも嬉しい装備と言えるでしょう。取材した「A200d」のラゲッジルームの床下には、パンク修理キットが備えられていました。

新型Aクラスの荷室(ラゲッジスペース)は、細かい気配り満載な室内ユーティリティ

先進性を売りにする新型Aクラスは、スマートフォン用のインターフェイスが、最新のUSBタイプCになっているのも特徴。運転席と助手席の間のセンターコンソールの中に2つ、後部座席用のエアコン吹き出し口の下の引き出しを開けた中に5VのUSBタイプCのジャックが2つ用意されています。逆に言うと、旧来のUSB端子がないので、USBタイプCに対応する端末しか持っていない人は、変換用のアダプターケーブルが必要になります。

ただし、もともとUSBタイプCに対応するマックブックのオーナーにとっては、この新型Aクラスの仕様は嬉しいものになることでしょう。そして、全部で4つのジャックが用意されていますので、4人乗車で同時に4台のスマートフォンを接続できるというのも、新型Aクラスの特徴となっています。
また、センターコンソールの前方の小物入れは、Qi規格対応のワイヤレスチャージング機能が用意されています。対応するスマートフォンがあれば、そこにスマートフォンを置くだけで充電ができるようになります。

新型Aクラスの荷室(ラゲッジスペース)は芸が細かい?シンプルながらユーティリティの高さが光る

グローブボックス内にはETC車載器がきれいに収まっていました。また、驚いたのは、その奥に取り扱い説明書をいれる専用の収納スペースが用意されていたことです。分厚い取り扱い説明書は、場所をとる厄介な存在でしたが、専用の収納スペースを用意することで、グローブボックスが使いやすくなり、見た目もすっきり。非常にスマートな工夫です。
後席の真ん中には2人分のドリンクカップホルダーを備えたアームレストが用意されています。シンプルなものですが、コンパクト・クラスでも、こうした便利な装備が用意されているのも嬉しいところ。ドライバーの頭上にあるルームライトには、サングラスを収容する小物入れもあります。
新型Aクラスは、コンパクトなクルマではありますが、細やかな工夫をこらした数多くの収納が数多く用意され、ユーティリティ性の高さもしっかりと備わっていました。
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