駐車場トラブルの対処法は?|ポルシェが急発進してスイフトに衝突した事例動画あり

ポルシェ981 ボクスター

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停まっていたポルシェがいきなりバックで急発進。そのまま後ろのクルマに衝突!詳細を見るまでも無く、後ろのクルマはペチャンコになっていそうです。このようなトラブルが起きないために、原因や対処法を考えてみましょう。
Chapter
駐車場でポルシェが硬いリアから衝突!
事故トラブルはどのようにして起きたのか?
駐車場トラブルの防止策はブレーキで動かす!?
バックする時に駐車場での運転以外に気を取られないことが大切

駐車場でポルシェが硬いリアから衝突!

これは、とあるドライブレコーダーの記録です。

駐車場でポルシェの発進を待っていたところ、なぜかポルシェは勢いよくバック!後ろにいたスズキ スイフトらしきクルマは、あっという間に見えなくなり、ポルシェは駐車スペースにリア部分を突っ込んでいます。その姿から、前後を挟まれたクルマの惨状は想像するだに悲惨そうです。

911とおぼしきポルシェはリアエンジン、突っ込まれたクルマはフロントエンジンのようです。一般的に、エンジンを載せている部分はそれを支えるため十分な強度を持っているため、そうそう容易に潰れたりしません。

硬いもので硬いものに突っ込んでしまったのですから、突っ込まれたクルマのキャビンから後ろは、かなり無残な姿になっているでしょう。

さて、どうしてこのようなことが起きたのでしょうか?

事故トラブルはどのようにして起きたのか?

詳しい事故原因は動画だけではわかりませんが、見ているとブレーキランプが消えた瞬間にゆっくりと動き出していますから、ポルシェはどうやらAT車のようです。

ポルシェ自慢のセミAT、PDK(ポルシェ・ドッペル・クップルング)でしょうか。

問題はその後で、そのまま急加速してズドン!

クリープ現象で動き出したポルシェを止めようとブレーキを踏んだつもりが、アクセルを豪快に踏んでしまったようです。

駐車場トラブルの防止策はブレーキで動かす!?

このような痛ましい事故はAT車で多いことが問題になっています。

今回のように、後方のクルマに突っ込んだというのはまだ良いほうで、最悪の場合は、車止めを乗り越え、フェンスを突き破り、パーキングの外に転落するような事故すらあります。

そのような事故を避けるにはどうしたらいいのか…。答えは簡単で「とにかくブレーキは踏み続けること」です。

今回の動画では、撮影車がバックしてポルシェの後方を避けるまで、ポルシェはバックギアに入れつつもブレーキを踏んで待っています。バックランプとブレーキランプが同時に点灯していることからそれがわかります。

その後、ブレーキランプが消えた瞬間動き出し、急発進していますから、ドライバーはブレーキを踏み直そうとして間違えてアクセルを踏んだとしか思えません。

ブレーキから足を離して、そのままクリープを使ってバックしていれば問題は無かったのです。

バックする時に駐車場での運転以外に気を取られないことが大切

ただ、この動画でのポルシェは曲がる様子も無く、真っ直ぐ後ろのクルマに突っ込んでいます。もし曲がろうとハンドルを少しでも切っていれば、隣の柱か、その隣のクルマに突っ込んでいた可能性が高いはず。

何かに気を取られているうちにブレーキペダルから足を離したら、気がつかないうちにポルシェが動き出してしまったので、とにかく一旦止めようと慌ててペダルを踏んだらそれがブレーキではなくアクセルだった!どうもその可能性が高そうです。

そうなるとテクニックや運転の上手さ下手さの話ではなく、単純に「運転に集中していなかった」ということになります。

バックする時は単純に前進する時より視界が悪く、操作もやや複雑になるので、よほど集中していなければなりません。この事故は、散漫なまま適当にクルマを動かしたらこうなった、という典型的な例でしょう。

現在はバックでも作動する自動ブレーキなどもありますが、一瞬の気の緩みがこうした大きな事故につながります。仮に安全装備があっても気を緩めず、クルマを1mmでも動かす時は、細心の注意を払いましょう。

気楽に動かして良いクルマなど、この世には存在しないのですから。
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