高速道路で多く見かけるボルボのトラック、実の価格は2,000万円もしていた!?
更新日:2024.09.09
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普段、何気なく見ているものの、その値段を考えてみたことはあるでしょうか。知っているようで、意外と知らないのがモノの価格かもしれません。今回は、2,000万円近くする、普段よく目にするクルマのお話しです。
ボルボのトラックは日本でも走っている
物流で欠かせないのが大型トラック。もしこれがなければ、街のコンビニやスーパー、ショッピングモール等から商品が充分に供給されないわけです。それだけに、クルマで幹線道路などを走っていると、大型トラックを多く見かけますよね。
トラックといえば、いすゞ、日野自動車、またUDトラックス(旧日産ディーゼル)、なんてところが浮かぶでしょう。
しかし、北欧デザインと環境性能で人気のボルボが作る大型トラックが、ここ日本にも進出して活躍しているのをご存じでしょうか。
トラックといえば、いすゞ、日野自動車、またUDトラックス(旧日産ディーゼル)、なんてところが浮かぶでしょう。
しかし、北欧デザインと環境性能で人気のボルボが作る大型トラックが、ここ日本にも進出して活躍しているのをご存じでしょうか。
ボルボの大型トラック(トラクター)の値段
ボルボは商用車分野での評価が世界中で高く、ボルボ・トラックは2017年現在、ダイムラーグループに次ぐ世界2番手のポジションについているメーカーです。
そんなボルボが日本でも展開をしている大型トラック(トラクター)を紹介しましょう。(※価格は2017年6月時点)
■FH 4x2 トラクター
仕様=リアエアサス、グローブトロッタ―キャブ、I-shift(AMT)、ホイールベース 3,500mm
エンジン: 直列6気筒ターボ インタークーラー(D13H440) 324kW(440ps)
希望小売価格: 19,536,000円
■FH 6x4 トラクター
仕様=リアエアサス、スリーパーキャブ、I-shift(AMT)、ホイールベース 4370(3000+1370)mm
エンジン: 直列6気筒ターボ インタークーラー(D13H520) 382kW(520ps)
希望小売価格: 21,175,000円
主に2グレードが基本となっていますが、キャブの形状、ホイールベース、連結器(カプラ)が支えることのできる第5輪荷重、カプラーオフセット、安全装備など、使用用途、環境によってさまざまに変化します。
その仕様の数は、日本国内のFH 4×2にカタログに記載されているだけでも40以上!ここでの、価格はあくまでも基準であり、これもよりもはるかに高価な仕様も存在するわけです。
もちろん、これだけの巨躯を誇るトラックを個人で購入するというケースはほぼないでしょう。当然、法人向けということになりますから、この価格は高いのか安いのか、なんとも相場感がわかりませんよね。
参考までに、同サイズの国産トラック、日野 プロフィア(25tトラック)の価格は、16,697,000円となっていますから、概ねこのカテゴリーのモデルは、基本が2,000万円前後という価格帯ということになるのでしょう。決してボルボのトラックが、飛びぬけて高いというわけでもないようです。
そんなボルボが日本でも展開をしている大型トラック(トラクター)を紹介しましょう。(※価格は2017年6月時点)
■FH 4x2 トラクター
仕様=リアエアサス、グローブトロッタ―キャブ、I-shift(AMT)、ホイールベース 3,500mm
エンジン: 直列6気筒ターボ インタークーラー(D13H440) 324kW(440ps)
希望小売価格: 19,536,000円
■FH 6x4 トラクター
仕様=リアエアサス、スリーパーキャブ、I-shift(AMT)、ホイールベース 4370(3000+1370)mm
エンジン: 直列6気筒ターボ インタークーラー(D13H520) 382kW(520ps)
希望小売価格: 21,175,000円
主に2グレードが基本となっていますが、キャブの形状、ホイールベース、連結器(カプラ)が支えることのできる第5輪荷重、カプラーオフセット、安全装備など、使用用途、環境によってさまざまに変化します。
その仕様の数は、日本国内のFH 4×2にカタログに記載されているだけでも40以上!ここでの、価格はあくまでも基準であり、これもよりもはるかに高価な仕様も存在するわけです。
もちろん、これだけの巨躯を誇るトラックを個人で購入するというケースはほぼないでしょう。当然、法人向けということになりますから、この価格は高いのか安いのか、なんとも相場感がわかりませんよね。
参考までに、同サイズの国産トラック、日野 プロフィア(25tトラック)の価格は、16,697,000円となっていますから、概ねこのカテゴリーのモデルは、基本が2,000万円前後という価格帯ということになるのでしょう。決してボルボのトラックが、飛びぬけて高いというわけでもないようです。
ボルボの大型トラックが日本で展開されている理由
乗用車はともかく、商用車というイメージがここ日本で根付いていないボルボ。しかし他の海外メーカーよりも先んじてここ日本で展開しているのには理由がありました。
実はボルボの日本法人と、UDトラックスは合併会社となっていたのです。
UDトラックスの歴史を少し紐解くと、1950年に民生デイゼル株式会社として大型商用車を生産するメーカーとしてスタートしています。その後日産自動車が資本参加し、1960年に日産ディーゼル工業株式会社と社名が変更になります。
日産のディーゼル部門としてその後活動するわけですが、2006年にボルボが日産ディーゼルの筆頭株主となります。そして2010年、日本ボルボ株式会社と吸収合併し、現在のUDトラックスとなりました。ここからボルボの大型トラックを、企業に向けて販売することとなったのです。
北欧の厳しい環境で鍛えられた大型トラックですから、その高い信頼性で日本の物流界でも着々とシェアを伸ばしているといった状況のようです。
また興味深いところでは、同じスウェーデンのメーカー、スカニアが、日野自動車との合併を解消し、現在「スカニアジャパン」という日本法人を設立して日本の物流界に本格的に参入してきています。
大型トラック界も北欧勢力の進出によって、群雄割拠の様相!? といえそうです。
実はボルボの日本法人と、UDトラックスは合併会社となっていたのです。
UDトラックスの歴史を少し紐解くと、1950年に民生デイゼル株式会社として大型商用車を生産するメーカーとしてスタートしています。その後日産自動車が資本参加し、1960年に日産ディーゼル工業株式会社と社名が変更になります。
日産のディーゼル部門としてその後活動するわけですが、2006年にボルボが日産ディーゼルの筆頭株主となります。そして2010年、日本ボルボ株式会社と吸収合併し、現在のUDトラックスとなりました。ここからボルボの大型トラックを、企業に向けて販売することとなったのです。
北欧の厳しい環境で鍛えられた大型トラックですから、その高い信頼性で日本の物流界でも着々とシェアを伸ばしているといった状況のようです。
また興味深いところでは、同じスウェーデンのメーカー、スカニアが、日野自動車との合併を解消し、現在「スカニアジャパン」という日本法人を設立して日本の物流界に本格的に参入してきています。
大型トラック界も北欧勢力の進出によって、群雄割拠の様相!? といえそうです。