前後のタイヤサイズを変える理由、ご存じですか?

ポルシェ 911

※この記事には広告が含まれます

普通の車両は、前後のタイヤサイズは同じですよね。しかしスポーツカーなどには、ノーマルでも前後のタイヤサイズが違う車種が存在します。なぜでしょう?
Chapter
タイヤを太くするメリットとは?
走りとの関係性は?
ローテーションという課題

タイヤを太くするメリットとは?

タイヤサイズを変えるということは、多くの場合、タイヤを太くすることを意味します。そしてタイヤを太くする車は、スーパーカー、スポーツカーに限定します。

これは、走行性能をアップさせるモディファイなのです。

そもそもタイヤを太くするのは、グリップ力や、トラクションの向上といったメリットを目的とした行為です。コーナリング時の安定感も増すので、良いこと尽くしのようですね。

4輪とも太くするのはもちろんですが、駆動輪だけ太くするという選択肢も存在します。どういうことでしょうか?

走りとの関係性は?

リアタイヤを太くするのは、主にMR、RR、そしてFRで見かけるモディファイです。共通するのは、後輪駆動ということ。太いタイヤを履かせるとトラクションが掛かった際に、細いタイヤよりも安定するからです。

ではFFのフロントタイヤを太くすることはあるのでしょうか?

答えはYES。モータースポーツにおいて、FF車では当たり前のモディファイです。

つまり、タイヤサイズを太くする行為は、トラクションを確実に得たい場合などに有効なのです。

ただし、タイヤの路面接地面積は大きくなるため、その分だけ摩擦による抵抗が生まれます。

もしも、パワーの少ないエンジンなら、タイヤのグリップにパワーが負けるということも起こりますし、FFならハンドルが重くなるというデメリットも生まれますので、闇雲にタイヤを太くするのはお薦めできません。

ローテーションという課題

タイヤサイズが前後で違うということは、多くの方が行っているタイヤのローテーションが前後でできなくなるということでもあります。タイヤが減ったら、その都度買い替えなければならなくなります。

また、そもそも街中をメインで走られる方にとっては、タイヤを前後で違うサイズとするのはあまり意味がありません。

街乗り、たまのスポーツ走行しかしない方は、費用対効果の面からみても、前後のサイズは同じにする方が何かと好ましい結果を得ることができそうです。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細