気候、路面状況、車のパワーなど…車のタイヤの減りは何が原因か?

ポルシェ911 GT3 クムホタイヤ エクスタ

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車は一度購入すれば長く乗ることができますが、そのほとんどが消耗品で出来ています。安全に長く乗ろうと思うのなら、パーツを定期的に交換しなければなりませんが、乗り方次第で消耗を遅らせることはできます。今回は消耗が目に見えやすいタイヤの減りについてご紹介します。車を運転する上でタイヤの消耗は免れません。タイヤを長持ちさせるにはどうすればよいのでしょうか?
Chapter
タイヤの消耗の仕方
路面状況によっても消耗の度合いは変わる?
タイヤを長持ちさせるには?

タイヤの消耗の仕方

車は四輪すべてが均等に減るわけではないことは皆さんなんとなくご存知かと思います。

タイヤは加速によって力がかかりやすい部分から消耗していきます。FF(前輪駆動車)の場合は前輪、FR(後輪駆動車)は後輪の方が消耗しやすいです。ただし、これは一般的な傾向の話で、特にFRの場合だと乗り方によって、消耗の仕方が変わります。FRのセダンやクーペは前後の重量配分が均等に近いモデルが多いので、街中をメインで走ると前輪、高速道路や発進時に吹かし気味に走る人は後輪の方が減りやすい傾向があります。四輪駆動(4WD)の場合は、FFベースかFRベースかで変わってきます。

ちなみに舵を取る前輪はショルダー部分が消耗しやすく、後輪はセンター部分が消耗しやすいです。

また、空気圧によってもタイヤの減り方は変わってきます。空気圧が低いとショルダー部分が減りやすく、空気圧が高いとセンターが減りやすくなります。このように駆動方式や乗り方によって消耗の仕方が変化してくるため、タイヤを長持ちさせようと思うならローテーションは必要不可欠なのです。

路面状況によっても消耗の度合いは変わる?

前項では車側によるタイヤの消耗についてご紹介しましたが、路面の状況によっても左右されます。例えば、路面は濡れていたり、雪道だったりするときは、路面との摩擦係数が低下するため、タイヤの摩耗も少なくなります。

また、高速道路と一般道でも減り方は異なってきます。ただし、乗り方による点も大きいので必ずしもそうはならない場合もあります。市街地と高速道路では信号や渋滞の多い市街地の方がタイヤの摩耗は多い気がしますが、高速道路の方が減りやすいという考え方もあります。高速道路は水はけをよくするために、細かい隙間のある荒い舗装になっているところもあります。そのため摩擦力は大きくなりタイヤは減りやすいと言えます。

ただし、80km/h走行程度なら一般道とさほど変わりないでしょう。

タイヤを長持ちさせるには?

タイヤを長持ちさせるには、急加速、急発進、急ブレーキを避けることです。急のつく運転はタイヤにもやはり負担は大きいです。発進と停止もマイルドになるように心がけるだけでタイヤの寿命は大きく変わります。丁寧な運転は燃費を良くするためという人が多いですが、長期的に見ればタイヤを長持ちさせることに貢献しているのです。

他には、ローテーションをしっかり行い四輪をバランスよく消耗させること。空気圧不足も、路面との摩擦が増えタイヤの消耗に繋がります。保管時も、直射日光が当たるような場所での保管を避けると良いでしょう。

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