扁平率45から35に変えたら速度計が狂う!? ホイールはそのままでタイヤのインチだけをアップさせたい場合は?
更新日:2024.09.09
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昔はスポーツカーでも16インチもあれば立派なホイールでしたが、近年は18インチなんてざらで、20インチを超えるホイールを履いている車も少なくありません。ホイールのインチアップだけであれば、扁平率は変わってもタイヤの外径はほとんど変わらないので、車の定番カスタムとなっています。しかし、ホイールはそのままでタイヤのインチだけをアップさせたいという場合はどうなのでしょうか?
タイヤの外径を変えるとメーターが狂う?
車のスピードメーターは、タイヤの回転数をを基準に速度を割り出しています。この回転数は、ドライブシャフトから計測しています。
ところがタイヤの外径を変えてしまうと、ドライブシャフトの1回転で進む距離が変わってしまいます。そこで速度計に狂いが出てきます。もちろん走行距離にもズレが出てきます。
近年の傾向では扁平率の低いタイヤが人気なので、ホイールをインチアップして、タイヤもインチアップしたいと思う人はそれほど多くないでしょう。
ホイールをインチアップさせると、乗り心地は若干悪くなりますが、グリップ力は増すので、スポーツ走行には適していると言えます。外径を揃えれば、車検的にも問題にはなりません。
では、純正のタイヤサイズをインチアップして外径を大きくした場合には、どんな問題があるのでしょうか。
ところがタイヤの外径を変えてしまうと、ドライブシャフトの1回転で進む距離が変わってしまいます。そこで速度計に狂いが出てきます。もちろん走行距離にもズレが出てきます。
近年の傾向では扁平率の低いタイヤが人気なので、ホイールをインチアップして、タイヤもインチアップしたいと思う人はそれほど多くないでしょう。
ホイールをインチアップさせると、乗り心地は若干悪くなりますが、グリップ力は増すので、スポーツ走行には適していると言えます。外径を揃えれば、車検的にも問題にはなりません。
では、純正のタイヤサイズをインチアップして外径を大きくした場合には、どんな問題があるのでしょうか。
タイヤのインチアップによる弊害
タイヤのインチアップというのは、タイヤだけを換えればいいわけでもありません。
特に純正よりも何インチも大きいタイヤを付けようと思った場合、フェンダーやサスペンションパーツなどとの干渉を考慮しなければなりません。目視ではぎりぎり干渉していなくても、走行中に段差を乗り越え車体が沈むと、タイヤとインナーフェンダーが干渉して、破損につながるということもあります。
その他にもタイヤ自体の重量が増すこと、転がり抵抗が増すことで加速は悪くなり、燃費にも悪影響をおよびします。またタイヤがフェンダーからはみ出してしまえば、その時点で車検には通らなくなってしまいます。
見た目は迫力があって格好良いタイヤの大径化(インチアップ)ですが、それなりの弊害もあるので、安易な気持ちで大幅にインチアップするのは、あまりおすすめできません。
特に純正よりも何インチも大きいタイヤを付けようと思った場合、フェンダーやサスペンションパーツなどとの干渉を考慮しなければなりません。目視ではぎりぎり干渉していなくても、走行中に段差を乗り越え車体が沈むと、タイヤとインナーフェンダーが干渉して、破損につながるということもあります。
その他にもタイヤ自体の重量が増すこと、転がり抵抗が増すことで加速は悪くなり、燃費にも悪影響をおよびします。またタイヤがフェンダーからはみ出してしまえば、その時点で車検には通らなくなってしまいます。
見た目は迫力があって格好良いタイヤの大径化(インチアップ)ですが、それなりの弊害もあるので、安易な気持ちで大幅にインチアップするのは、あまりおすすめできません。
メーターと実測の差はどう埋める?
タイヤをインチアップした際、前述のようにスピードメーターには誤差が生じます。その際、古いケーブル式であればまだしも、現代の車では対処法がありません。スピードメーターの設定変更などは基本的には行うことができないのです。
ただし、一部の車種ではタイヤをインチアップした際の誤差を考慮して、設計されたメーターパネルが販売されていることもありますので、そういった車種の場合はメーターパネル交換で対処できる場合があります。
メーカーや車種によってメーターの誤差は少なからずあるもので、車検でも定められた誤差の範囲内であれば車検はパスできるようになっています。大まかにですが、タイヤの外径差で±2%~3%程度までは許容されていますので、実際のところ純正のタイヤサイズを基準にカスタムを行うのが基本ということになります。
それでも大きいタイヤを履きたいという場合は、プロショップに相談&依頼するのが手っ取り早い方法といえそうです。
ただし、一部の車種ではタイヤをインチアップした際の誤差を考慮して、設計されたメーターパネルが販売されていることもありますので、そういった車種の場合はメーターパネル交換で対処できる場合があります。
メーカーや車種によってメーターの誤差は少なからずあるもので、車検でも定められた誤差の範囲内であれば車検はパスできるようになっています。大まかにですが、タイヤの外径差で±2%~3%程度までは許容されていますので、実際のところ純正のタイヤサイズを基準にカスタムを行うのが基本ということになります。
それでも大きいタイヤを履きたいという場合は、プロショップに相談&依頼するのが手っ取り早い方法といえそうです。